小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

病根

2013-03-06 16:50:38 | 日記
              病      根
癌などの病根は全摘するのが最も効果がある。 しかし、そこにポットあるものをパット取って来れるというような単純なものではない。
ガン細胞がリンパや他の臓器に転移しないように慎重に、あたかも、水を張った金魚鉢の金魚を波を立てないで手つかみするような高度なテクニックが要求される。
デフレという経済の癌だって、ただお札をバンバン印刷してバラ撒けばよいというような単純なものであり得ない。
ガンを摘出して「手術は成功したが、患者は死んだ」というようなことではそれは成功とは言わない。
お金をばら撒いてデフレは脱却したけれど、インフレになったのでは何もならない。
物事を単純に言う人間は信用できないのは、小泉・竹中の失敗例を見るまでもない。

白から黒へ

2013-03-06 14:45:17 | 日記
白 か ら 黒 へ
「白川の 清き流れに 魚棲まず 元の濁りの 田沼恋しき」
堅実経営で名君と言われた松平 定信(白河藩主)の時代は、不景気でもあった。
商人や庶民は多少の難はあっても、世の中景気がいい方が良いと、口利きとワイロが政治を動かす田沼意次の時代の再来を望んだものだ。
ときあたかも平成の御代、日銀の白川総裁(が清廉かどうかは知らない)が、詰め腹を切らされて、代わって何でもありと自賛する黒田総裁となる。
この「白」から「黒」への流れが、日本の国の先行きを暗示している気がしてならない。