小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

後見人(2)

2021-07-20 19:15:22 | 日記
        R 03.07.21 後見人(2)   NO.3087

 後見人が指定されると、その人を拒否できませんし、被後見人(例えばお爺ちゃん)の預金通帳も印

鑑も、その後見人に預けなければなりません。   お爺ちゃんの貸家収入や年金で生活していた人

が、今まで使っていた金銭のように、お爺ちゃんの預金から引き出すことができません。

後見人は「被後見人の財産を守る」のが職務ですから、親族から生活費を要求されたり、おじいちゃん

が元気な時に約束したこと(例えば孫の学費を出しあげるなど)についても、拒否することができるの

です。 おじいちゃんの財産を減らすことは、後見人の報酬を減らすことになるために、極力減らさな

いようにします。 それが後見人の重要な役割というわけですが、それでは家族が困ります。

また、後見はきめ細かな監護をすることが必要ですが、面倒だからすぐに「施設」入れてしまいます。 

認知症が亢進したり、身体の機能が著しく減退することがあります。

それでも、5000万円以上あるひとの後見人の報酬は、ほとんど仕事をしないのに年間に70万円程になり

ます。  ・・・続く

後見人

2021-07-20 18:56:36 | 日記
     R 03.0 7.20 後 見 人  NO.3086

人が認知症に陥れば、その程度にもよりますが、自分自身の身辺の処理・管理ができなくなりす。

日本古来のしきたりでは、親族が本人に代って必要な処置をしてきましたが、そういうことをきちんと

法律で決めようというのが成年後見人制度です。 認知症になった人の預金を、たとえ家族であっても

引き出すことは出来きませんし、施設に入るために自宅を売却したいと思っても、本人には法律行為能

力 がないためできません。 所要の手続きを取らないと何もできません。 その一つが「成年後見制

度」す。    4親等以内の親族が、家庭裁判所に申し立て、家裁で「後見人」を決めます。

制度の発足当時は、親族が後見人指定されることが多かったのですが、使い込みなどの事例が多く、近

年は家族の措定を申出ても、なかなか認められません(25%くらいです)。

おおむね裁判所が指定する見ず知らずの弁護士又は司法書士なります。 いい人に当たれば良いのです

が、性悪な人に当たると、まさに悲劇です。 ・・・続く