R 03.11.15 中山七里 NO.3201
小説家「中山七里」がいま面白い。 推理小説には殺人・不倫・詐欺がつ
きものですが、これらをうまく取り入れて、物語を面白くしている。
かつては、和久峻三が面白かった。 生涯で350冊くらいの小説を書い
た。 全部は読めなかったがそのうち250冊くらい読んだ。
和久の作品の内150作品は、大学で副教本にしたくらい、面白くってためにも
なった。 中山七里には、和久ほどの力量はないが、音楽他いろんなジ
ャンルに造詣が深い。 ちょっと漫画チックなところがあるが、それがか
えって面白い。不動産詐欺をテーマにした作品(再び淑女は嗤う)では、今
どきそんな方法では詐欺なんか出来っこないという方法で、物語を展開して
いる。 ちょっとがっかりです。
でも今、中山七里に及ぶ面白い作家は見当たらない。
当分は、中山七里から目が離せない。