R,06,07,05 Nさんの場合 NO,4196仕事を引退してもう16年にもなるし、自分自
身もう半ボケ老人になっていると思っているけれど、いまだに何かと相談に来られる人がいる。
Nさんの場合はこうだった。
父親が借地に建てた家がある。 父親の亡後親族で住む人がいないので他人に貸していた。
築後50年にもなるぼろ家だけれど、改築し今でも住めないことはない。 それでも、人に貸
していると、台風でテラスが飛んだ・風呂の湯器が故障したなどといろんなことを言ってくる
から煩わしいと思っていたところ、賃借人が去すると言って来た。
建物の耐用年数はすでに経過しているし、この際借地を返還したいということだった。