小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

せみ

2024-07-23 07:42:10 | 日記

          R、06,07,24    セ   ミ NO,4215

梅雨が明けると猛暑がやって来て、セミがかしましく鳴く。 不思議な昆虫だ。

 あんなに小さい体なのに、あんなに大きな鳴き声を出す。

6年だか7年だか7年だか地中に眠っていて、地中に現れると1週間で死んでしまう。

その間何も食わなくてもいいんだろうか? なにを考え、なにを思っているのだろうか?

昭和20年の8月戦争が終わった時にもセミは鳴いていた。  人間どもの愚かな争いを

悲嘆していたのだろうか?

セミが鳴かなくなって、ちょっと涼しくなった10月にわが父が戦地から帰ってきた。

小さな箱に入っての無言の帰国だった。 あの日から79年経った。

恋に焦がれて 鳴くセミよりも 鳴かぬ蛍が 身を焦がす

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