クロサギ２

　　　　　　　　く ろ さ ぎ ２　　　　　　 　NO.290
　不動産というものは、割高・事故物などの誰もが欲しがらない売り物件は掃いて捨てるほどありますが、いつの時代でも駅近・格安・というような良好な物件に関して言えば常に品薄の状態です。
クロサギはそういうところに目をつけます。
１～２回は魅力のある物件を紹介してくれまれますが、３回目くらいが一番危ない。　
「売主に売却のすべてを一任されています」というその手の営業マンの口車に乗せられて、契約手付金２００万円を払いしばらくして「引っ越し先が決まりました」ということで中間金として４００万円支払ったところで、
その男はドロン！　　勤務先あてに送ってきた手紙は「遺書」でした。
「自殺します」「生命保険から４０００万円」入りますから、そのお金で迷惑をかけている人たちに償いをしてください。
気の毒な女性を救うためにどうしてもお金が必要でした・・・。
高速道路の分離帯（擁壁）に激突して自殺。
いろいろ変遷はありましたが、警察で事故と認定されたために無事に保険金が出て、被害金は回収できましたが後味の悪い事件でした。
自殺・放火・相続紛争・土地境界の紛争・離婚後のいがみ合い・夜逃げ・居座り・詐欺、何でもアリのコワイ業界でした。