今は、二日目に入っている、9日の午前、零時半です。下の加筆を終わりました。誤変換が多少残って居るやもしれませんが、一応終わりとさせていただきます。下の文章ですが、7日の6倍に膨らんでいます。途中で、加筆をしたところはアンダーラインをひいておきます。文末に加筆をした蛇足と言う部分には、アンダーラインをひきません。
**********
副題1、『斎入さん、襲名を寿ぎたい』
きょうは歌舞伎座・夜の部を見てきました。斎入さん(二代目)ご襲名は、良かったと思います。祖父の大名跡・右団次を血筋の続いたご自分ではなくて、他の人(旧名・市川右近)がついだので、この人を無視する措置ではないかと、心配していましたが、他の名跡【斎入】を継がれて、それは、良かった事でした。本日は、主役ではないものの、お殿様以上の役(将軍職)を、演じて、ご立派でしたし。
私は、その足利家をモデルにした、東山・義政・将軍と言う人物を、まじかで見て、(一階五列の、16番という、至近距離だったので、くっきりと細部まで、見えましたので。この席が、急に買えたのには、いろいろわけがありそうで、それを語ると、このブログも、また、いつもと同じく、政治問題化するのだけれど、ここは、真央さんと、カンゲン君と、海老蔵ご一家を優先するので、あくまで、歌舞伎に限定して語ります)、『あれ、この人、誰だろう、見たことがない』と、思って、思わず、筋書き(=プログラム)を見たのです。すると斎入でした。今までは、おばあさん役で、知っていた人なので、立ち役、しかも、出番は、少ないものの、トップクラスの、階級の役ですので、お祝いに、寿ぎたい、お姿でした。::::::なお、小さい事ですが、この席だと、舞台の照明が、届くので、筋書きを開演中でも、読むことができます。三階とか四階の席だと、座席周辺が暗いので、筋書きが、開演中は読めません。或る時、長さが9cm、直径が、1.5cm、単4電池一個で、使う、小さな小さな懐中電灯を出して、開演ちゅうに、役者の名前を知りたくて、(特に、下っ端の役者の名前を知りたいので、)筋書きを読んでいたら、お嬢さんスタッフが飛んできて、「駄目です。消してください」と、言いました。だから、一階と、四階だと、お値段に見合う待遇の差があります。「ふむ、ふむ。それが、世の中というものなのでしょうね。知らなかったけれど」と、言っておきましょう。筋書きには、役名と役者名が出てます。家来として、8人の役者名が出ていると、順番にセリフを言うので、だいたい名前と顔が一致します。現代アートの世界でも、新進の人が好きで、応援したいと思って居るわけですから、歌舞伎座でも、新進で、下っ端の若い人を応援したいと思っているわけです。筋書きとは、20日過ぎに買うと舞台写真が入っているので、思い出にはなるのですが、新進の役者の名前と顔を覚えたい私は、月の初めに買います。ロビーにこういう若手の、役と、名前を全員を、出して置いてくれれば、月の終わりに筋書きを買えるのですが。それを、お嬢さんスタッフに言っているけれど、実現をしておりません。
市川右近さんの方が、先代の、右団次と、けれん(派手な、しかも、新機軸がこもっているしぐさを指す)をこなすという意味では、共通項があったものの、斎入さんが、おとなし目だから、置いて行かれたみたいに見えていたのです。しかも、二つの襲名の発表が、半年もずれていたので、私と同じ様な心配をした人は大勢いると思いますよ。
役柄にぴったり合うか合わないかと言う事を歌舞伎界では、ニンが合うとか、合わないというからしいのです。斎入さんは、先代右団次(=血縁上の祖父)とはニンが違うのでした。以前、中村錦之助(二代目)の荒事について、書き始めていますが、途中で、止まってしまっています。だが、あそこで、私が、言いたかったことの一つが、その錦之助は、二枚目の優男がニンで、荒事は、どうも、声と言い、何と言い、あまり、似合わないと、思いますが・・・・・と言う事なのでした。ただ、カンパニーの他の役者との兼ね合いで、荒事を、引き受けることもあるのだと、思います。
~~~~~~~~~~~~~~
副題2、『海老蔵の、坊ちゃんは、端役を含めた舞台上の、役者すべてと、客席すべての、注目と愛情を一身に集めていた』
そして、話題の海老蔵の、坊ちゃま、カンゲン君の白狐の宙乗りも見てきました。あげまくを出てきた時から、大歓声でした。そして、花道を終わる処で、ちょっと、彼の集中力が途切れ、せりふが出てこなかったのです。その時、劇場中が、固唾をのんで、・・・・・カンゲン君がんばれ・・・・・と、声なき声で、祈りました。観客も、それから、舞台上の他の大人の役者たちも、みんな、心配しながら、祈るような思いで、彼から、せりふが出てくるのを待ったと思います。お父さんは、遠い場所(舞台中央のさらに奥)にいますので、助けてもらえません。セリフは、多分ですが、「秋葉権現の、みつかい、白狐、おめみえ(見参)」だったか、な? 正確には覚えていないのですが、だいたい、意味は、そういうセリフでした。
一年前とは、大違いでした。そして、私も今回は、素直に、涙しましたよ。かわいくて、かつ、かわいそうで。
去年の11月、このお坊ちゃまが、初めて舞台に出た時は、端の方で『どうして、この子は、こんなに、ちやほやされるのだろう』と、不満顔の、わき役の人が居ました。先代・猿之助は、歌舞伎界の、改革に取り組み、親が歌舞伎界に居る人、ではなくても、本人に、実力があれば、抜擢して行ったみたいですが、現在の松竹の方針に、そういうものが薄れているので、親が有名な役者ではない、人は、恵まれないという状況が続いているのだと、思います。
特に20代から、40代にかけてが、つらいところでしょう。50代以上は、改革の波が何度もあったみたいで、それゆえに、結構救われているのです。前進座の成立、武智歌舞伎、東宝歌舞伎、東横劇場の歌舞伎公演、国立劇場と、いろいろな、革新の、きっかけがあった模様です。
今は、デジタルを導入するとかいう動きはありますが、歌舞伎界そのものの哲学的と言うか、思想的改革を行う、人材は、居ない模様です。ほかの世界と、潮流が同じみたいですね。
今回は演目の脚本自体が華やかで、動きが大きくて、かつ、多いものだったので、舞台の端で、じっと立っている人など、居なかったのも、幸いでしたが・・・・・
さて、カンゲン君に戻りましょう。彼の最後の晴れ姿についてです。つまり、ブランコ状の小さな椅子に座って、その道具とともに、お父さんに抱かれて、宙乗りを、しました。ここでも、再び、カンゲン君の集中力が、途切れました。小さな両手の、小さな指を、ちらちらと、10本、せわしなく動かしました。3歳の男の子でも、何かを深く考えているのですよ。お母さんのことか、自分が何故、この場に居るのかとか。言葉に表現することはできないけれど、頭脳は、リアルな世界から、夢想の世界へ飛ぶことがあるのです。だけど、誰もそれをとがめることはできないはずです。松竹の上層部だって、怒ったり叱ったりしてはいけませんよ。
しかし、宙乗りのロープが、三分の一ぐらい進んだところで、演技上の決まり事だったのか、それとも、自然な仕草だったか、お父さんと、顔を見合わせて、何か語る様な、場面が訪れたのです。その時、劇場中から拍手とか、歓声が飛びました。かわいい、かわいいと、みんなが思ったのです。そのあとで、カンゲン君は、急にリアルな世界に目覚めて、二階のお客さんか、三階のお客さんに右手を、上げて、振りました。その近所の席のお客さん、特に、三階の東側の席の人など、みんな立って、スタンディングオベーション状態でした。
この、全劇場からの、愛情の集中は、やはり、真央さんの死と、言う状況が招いたものだろうと、思います。死せる〇〇、生ける☐☐を、走らすの典型でした。ただ、あまりに過剰なことは、反動が怖いのです。どうか、無事に、育ってくださいと、祈るしかないのですが・・・・・
なお、このブログの、2010年より数え始めた延べ訪問回数は、4112072です。
2017年7月7日、舞台を見て来たその日に短く書く。雨宮舜 (本名、川崎 千恵子)
蛇足、・・・・・一階の、五列目、16番と言ういい席が、突然に、当日に、しかも午後の4時40分に、買えたことには、上の方でも軽く言っている通り、裏がありそうです。しかし、本日はあくまでも表の世界を貫きますのが、この良い席で、感じたことを申し上げましょう。誰かが言っていましたが、歌舞伎座には、設計上のミスがあるそうで、確かに、その上等の席からは、舞台の、下、三分の一が見えません。床の傾斜の角度の設定が、ちょっとまずいのです。しかし、花道は、・・・・特に見えを切る場所が・・・・・、斜め左横に、とても、よく、見えるので、カンゲン君を見るには、きわめて、良い席でした。
これは、新聞記者とか演劇評論家用に、空けてある席を、突然に、私に、回されたと、感じています。初めて、こういういい席を取って、しかも、少し遅れて入るので、他人様への迷惑を恐れて、地下一階のロッカーに先に寄りました。その上で、15分遅れで、席に案内をされると、座席と座席の間が、広いのです。三階のB席だと、遅れて、はいると、隣の人に、大迷惑ですが、この一階の前の方の席だと、すっと、入れるのでした。階層社会を見せつけられました。(苦笑)
『ええ、是だったら、ロッカーにコロコロ(=アテンダントバッグ)を入れる必要はなかったなあ』と、思いました。私は、remowa の最小のものを愛用しているのです。ドイツ本国では、子供用として売って居るサイズなのだそうです。とても軽いので、130段以上の石段を上下して外出する私には、適切なのでした。ここにたどり着くまでに、6個ぐらい買い換えたものですが。これは、一番軽いうえに、サイズとしても、小さいので、歌舞伎座の小さめのロッカーでも入るし、座席の下にも入るのでした。さて、ここから先、少しだけ、政治の話に入ります。私の全身は、いつも、敵さんたち、鎌倉エージェントの、観察の対象です。それから、どこに寄るかも、クレジットカードを使うと、すべて把握をされて居ます。でね、remowa 銀座店に対して、『彼女に対する意地悪を仕掛けよう』と、言う策略が裏で練られたらしくて、二個目を買おうとすると、「もう製造して居ません」と、スタッフが言います。ここで、政治的な裏を、お嬢さん方に話しても仕方がないので、黙って引き下がります。
しかし、ドイツ人は背が高いでしょうが、フランス人は背が低いです。だから、子供用とされて居る、これを、欲しがる人は世界中で、大勢いるはずで、従って、「もう、製造してません」は、単なる私いじめの口実で、嘘だろうと、判断をしました。で、充分な、時間を空けて、再度、訪問をしてみると、ちゃんと、このサイズのバッグが、置いてあったのです。で、二個目を買ったのですが、その時に、新しい使い方を教えてもらいました。それは、引っ張るのではなくて、押しながら、歩くことができるという使い方です。これは、のこぎりの使い方が、日本と西欧では、正反対だと言うのと似ています。で、二個目を、買う時に、数千円は、値上がりをしているとは、思いました。でもね。おしながら歩くと、本当に軽くて楽なのです。で、また、製造禁止になるといけないと、思って、三個目を買う事に決めました。ところが、二個目と三個目の間には、半年ぐらいの時間差しかないのに、2万円も値上がりして居て、税込みで、5万円払わないといけないのでした。これも完璧に私狙いの意地悪だと思うので、買うのを止めました。(苦笑)
:::::::::::
ここで、本当は、歌舞伎座,地下一階のロッカーのことから、小千谷縮の話に入りたいのです。が、急に他の連想が浮かびました。で、ものの、方向と、値段の方向の、二つに分けて、似た様な問題を語らせてくださいませ。
ドイツ製の、豚毛の、ブラシがあります。大昔は、東急ハンズにしか売って居なくて、600円だった記憶があります。これが、油で、汚れたキッチン用具を、洗浄するのに、大変便利なものです。柄がついていますので、アルカリ系の、強い洗剤を使っても、手が汚れず、痛くなりません。ゴム手袋を付けないで、素手で、作業をする方が、ずっと簡単で、気持ちもよいものです。それが、可能なのが、このブラシなのです。その上、豚毛なので、柔軟で、あり、隅々まで、洗剤が行き渡ります。こする必要はないのです。洗剤を、隅々まで、行き渡らせると、洗剤の力で、汚れが、浮き上がり、後は、キッチンペーパーか、ウエースで、拭いされば、しつこい汚れも落ちます。そのあとで、なべの蓋等なら、水洗いをするのですが、一応、強い洗剤をぬぐいとってあるので、素手で、水洗いをしても手が傷みません。ガスコンロなども同じで、2,3度、水拭きしても、手が、傷まないのです。これを写真入りで、一度ブログで書いたと、思います。すると、鎌倉、大船、横浜、銀座のすべての、東急ハンズ、または、スーパー東急から、姿を消しました。昔は、東急ハンズでしか、売って居なかったのですが、最近10年間は、どんなお店にも置いてあるほど、普及をしていたのに、私が寄るお店では、姿を消したのです。ところが、あるお店だけは売って居たので、買う事ができました。そのお店の名前は、伏せますね。(笑い) さて、これは、モノでしたが、お値段の方に入って行きましょう。
suica を、使って、電車に乗ると、割引になる制度ですが、有楽町・新橋間は、非常に短いのに、7円も割引になります。しかし、新橋・鎌倉間は、とても長いのに、1円しか割引には、成りません。これも私狙いの、いじめであり、JR東日本は、歌舞伎を見に行くときの遅延現象をはじめ、いろいろ、やってくださいます。(苦笑)誰のいう事を聞いて、こういう動作を平気で行うのか、判りませんが、固有名詞が解ったら、やめるでしょうね。ただ、これだから、日本は、法治国家ではないと、言うのです。だって、JR東日本なんて、民営化されたとはいえ、その施設の最初の、投下資本は、ほとんどが税金ですよ。だから、モラールが高くないといけないのに、現在の、JR東日本の社長は、2,3人、連続して、非常に道徳観が低いと、思います。
さてこのブログの世界で、書いても治らないというのは、相当に、したたかなのですが、そういう仕組みと、【京橋に60階建てのビルが建つ】シリーズで、書いて居ることは連動しているので、さらに、恐ろしいと、思いながら、見ています。
さて、おいしい菓子パンを売るお店として、三越・銀座店、地下一階の、join とか、ポンパドールとか、サンジェルマンとかを、愛用している私ですが、最近は、鎌倉ルミネ内にある、delifrance を愛用しています。これは、山崎製パンが経営しているカフェで、しかも、より高いランクらしくて、首都圏だと、丸の内、表参道、新橋、鎌倉の、四店舗しかないのだそうです。
都議選の、応援演説をする安倍総理に渡したいとして、籠池さんが秋葉原に、100万円を持って現れたそうです(苦笑)が、その広場に面して、vie de France というカフェがあります。が、あれも、山崎製パンが経営しているそうで、それよりも、デリフランスの方が、さらにランクが高いのだそうです。菓子パンが、素晴らしいとは言えないのですが、コーフィーがおいしいのです。ルノワール以下のお値段のコーフィーショップだったら、ここを一番に、好んでいます。特に薄いコーフィーが好きな私は、ここのアメリカンだったら、単にブレンドを、薄くするだけだそうですが、本当においしいと、思えます。長居はできないのですよ。本を読むとかパソコンを打つのはだめです。小さすぎるので、すぐ立たないといけません。だけど、ここで、コーフィーいっぱいと、菓子パン、一個を食べると、文字通りのリフレッシュができるのでした。
ところが、私が本当によく、そこに、寄るので、鎌倉店は、コーフィーを値上げしたのでした。新橋店は、以前のままのお値段なので、『あ、是もまた、対、私いじめですね』と、思い当たります。さて、この程度の政治なら、カンゲン君の邪魔にはならないだろうとして書いたのですが、テレビでは完売だと言っていたし、私自身も、一週間前には、完売だと、聞いていたのに、あの上等な席が当日、手に入ったという、謎めいた現象の裏に在るものは、政治そのものであって、語れば、皆様もなるほどと、お思いになると、思いますが、カンゲン君の、現在に対して付記すべきではないと、思いますので、今日は、書きません。いずれ、将来には、書くことになるでしょう。が、今は、駄目ですね。