新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

全国会議員への「医療」に関するアンケート調査:全国医師連盟

2008-07-07 19:39:32 | 全国医師連盟

さて、続けていきます

全国医師連盟に新たな動きが・・・

全国会議員に医療に関する考え方を問い、医療に関するスタンスを明らかにすることが目的です。

回答を得られても得られなくても、返事がないのも「そういうスタンス」という事がわかりますし、「HPに載せられる」と思って答えて、実情が異なっていても「信用できない国会議員」ということで名が残りますし、一石二鳥かもしれませんね。

 

ということで、CBからです。

全国会議員に医療に関するアンケート―全医連  

全国医師連盟の黒川衛代表は7月4日、名古屋市内で開かれた日本心血管インターベンション学会で講演し、7月中旬にもすべての国会議員に対し、医療に関するアンケートを行う方針を明らかにした。勤務医の診療環境に関する調査も実施するとした。  

黒川代表はキャリアブレインの取材に対し、「ガソリン税(の暫定税率分)が一般財源化される中、医療費や医師増について今後どうすべきと考えているか、各国会議員のスタンスを明らかにしたい」と述べ、医療費など医療に関する5項目のアンケートを7月中旬に実施し、全医連のホームページ上で結果を発表するとした。  

勤務医の診療環境の調査については、「『名ばかり管理職』になっていないか、三六協定を結んでいるかどうかや、数字だけでは表せない診療現場でのストレスなどを調査したい」と述べた。調査対象は、全医連が行っている労働実態調査の母数を上回る1500人以上が目標で、年度内に実施するが、具体的な時期は未定とした。

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ということで、全医連の活動が活発になってきています。

 

新しい医師組織が「国政」に対してしっかりとしたアプローチを続けていけば、信用と実力、両方が組織に加わると思います

 

僕はBlog上の活動を今現在は基本としていますが、時が来ればこの職場を退職してでも、活動に積極的に加わるときが来ると思っています。

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それでは、また。

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全国医師連盟発足:つくろう医療新時代!

2008-06-09 21:31:54 | 全国医師連盟

こんばんは

 

今日は午前中は某高校へ、大学のアピールに行っておりました。仕事ですので、しっかりアピールもしましたし、ちょっとボケてみたら受けたので良かったとおもいます。

話をする前に

「この中で医師になりたいと思っている人」

と聞くと10名以上の高校生が手を上げました

医師の人気はまだまだ高いようです。彼らが医師になってよかったと思えるようにしておかないといけませんね

 

その後は、実験室へ行きました。実験室へ行き、いくつかの実験をしておりました。ただ、先日も書きましたが・・・時間の関係で現在あるデータで勝負しようとしていますので、僕のやることはここらで一旦終わりかもしれません。

 

ただ、実験助手の子に「マウスの採血」「マウスの静脈注射」などは教えていかないといけないかも・・・・。

一番性質が悪いのは・・・僕ってノートに書いている情報って最低限の情報だけで、ほとんど記憶に頼っているから、引継ぎしにくいんですよね・・・・。

今日質問された事も・・・ノートにはどこにも書いていない・・・・(汗

 

質問があれば答えられるが・・・ノートにやり方を一生懸命まとめてみるかな・・。

 

さて、今日はまず昨日の全医連発足関係のニュースを取り上げていきます。

CBからです。

 

「医療新時代を」全国医師連盟発足  

病院勤務医の疲弊など医療崩壊が叫ばれる中、医師の労働環境改善などを目指す新組織「全国医師連盟」が6月8日に発足した。初代代表に就任した黒川衛氏(長崎県真珠園療養所勤務)は、設立集会の冒頭、「医師会や教授会と異なる新機軸として、医療新時代を築く」とあいさつした。当面は、労働環境改善に向けて、個人加盟制の医師職労働組合「ドクターズユニオン」結成などの課題に取り組むという。  

同連盟は同日開いた総会で、医師の労働環境改善以外の当面の課題として、

医療情報の発信による啓発活動

医療過誤冤罪(えんざい)の防止と事故に遭った患者・家族の救済制度の設立

などに取り組む方針を固めた。また、財務、法務、渉外、広報などを担当する各委員会も設置した。  

 

執行部によると、同連盟にはこの日までに約740人の医師が加入している。内訳は、勤務医75%、開業医15%、研究医3%など。平均年齢は45歳で、日医などに比べて若い。当面は、1万人規模の会員増加を目指す。役員の任期は1年で、年度ごとに総会を開き、会員による全員投票で代表を選出。代表が執行部のメンバーを指名する。  

 

総会後に開いた設立集会には、全国から関係者ら150人が駆け付けた。黒川代表は集会冒頭のあいさつで、「医師に心のゆとりがなければ、患者さんの痛みや苦しみに共感できない」と述べ、勤務環境の改善により、医療の質を向上させる考えを強調した。また、「医療費を無駄金と考えるのは改めるべきだ。わたしたち医学・医療の力を生かせば、患者だけでなく社会を元気にすることもできる」と述べた。  

 

集会後の記者会見では、医師会など既存の組織について、「先輩組織を見習いながらも、変容した医療崩壊といわれる時代に対峙(たいじ)し、解決の旗を掲げているかが疑問」と述べ、是々非々のスタンスで連携する考えを改めて強調した。  ドクターズユニオン設立を担当する執行部の角田鉄太郎氏(クリニック・サザンウィンド所長)は、「現場で最も忙しい医師たちは、こうした集会には来られないし、全医連の存在自体、知らないかもしれない。地道な活動でこうした人たちをどんどん増やしていきたい。この人たちに、自分たちで声を上げてほしい」などと呼び掛けた。

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医師の労働問題の解決に加え、情報発信による啓蒙活動は日本の医療を守るために最も重要な事の一つだと思います

情報発信をマスコミと連携して行う事で、日本の医療の問題を国民が知り、そこから救急医療、産科医療、小児科医療・・・全ての医療が再生していくものと信じます

 

また、医療を通じて社会を元気にすると言う表現、僕は好きですね。僕は理詰めでも「医療・教育」があって初めて、日本の社会が良くなっていくことなどを書いてきたつもりですが、そう・・・医療を通して社会を元気にしていきたいものです。

 

そういう組織になれば本当に良いと思います。

 

そして既存の組織と連携して物事に対処していく事。これも重要です。社会のため、国民のために行動するのであれば目的は一つ。それならば連携して物事に当たるべきでしょう

 

まとめます。

全国医師連盟が発足しました。日本の医療を良くする為、医師の労働環境の整備、日本の医療に関しての啓蒙活動や冤罪の防止、医療事故にあった患者・家族の救済などを行っていきます。

全国医師連盟の活動に共感いただける方は、応援をよろしくお願いいたします

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さて、この他CBには次のような記事もありました

患者側と医療者で「良質な医療」テーマにシンポ http://www.cabrain.net/news/article/newsId/16479.html;jsessionid=45F93BA8FC60FBD811ABDCB270B8D0B1

 「患者と医療者が手をつなぐために」セミナー開催 http://www.cabrain.net/news/article/newsId/16480.html;jsessionid=45F93BA8FC60FBD811ABDCB270B8D0B1

 と言う事で、紹介いたします。

 

では、次に行きます。

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全国医師連盟設立集会:すばらしい内容だったと思います

2008-06-08 22:56:46 | 全国医師連盟

こんばんは

今日は昨日も書きましたが全国医師連盟設立集会へ参加してきました。

東京についてまず一言・・・。

暑い!

札幌に比べると真夏のようだ・・・。

 

 さて、そんな事を思いながら会場に行くと、そこには見知った先生方が大勢いらっしゃいました。挨拶をしながら時間をつぶしていたら、ついに開場。

13時より会が始まりました。

 

黒川代表の挨拶のあと(たぶん、テレビ放送されるでしょうし・・・詳細は書きません)、上先生がスライドを用いながら祝辞を述べられていました。

 

上先生の話の中で「医学会のコンセンサス」「医療界のコンセンサス」「社会的コンセンサス」という話がありました。それぞれの考え方の違い、あり方の違いについて話されていたと思います。

 

祝電披露がそのあとありました。小松先生の祝電が代表で読み上げられておりましたが、他にも本田宏先生、自見参議院議員、鈴木寛参議院議員など多くの方の祝電があったようです

 

そして講演が始まりました

 

詳細については書きませんが、それぞれの講演の感想を書いていきたいと思います。

 

1番最初は佐藤先生の講演でした。

佐藤先生は「東京女子医大心臓手術事件」で業務上過失致死で起訴され、第1審で無罪が確定しています。検察の上告でまだ、継続しておりますが・・・この被告・・・と言う立場での話をされていました。

 

この中で心に残った事は二つあります。

一つ目は「警察・検察」が報告書を作成したときに、重要な事は100%納得できなかったらサインしない事・・と言う話。「概ねあっている」でサインをしてしまうと、「自白」ということで「罪人にされてしまう」

佐藤先生が用意してくださった資料(Blog上に掲載あり「紫色の顔の友達を助けたい」http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/)も、この当たりの話はいろいろ書かれています。

 2つ目は「医局」や「大学病院」が「自分たちの権益」を守るために、トカゲの尻尾きりを行う現実。これは、このあと書く記事にも絡みますが、官僚と同じで「権益を守る」事を重視するようになった組織は変えなくてはならない。日本の限界は官僚システムにあると今日どなたかが言っておられたと思うのですが、まったく同感です。

 

2人目は川嵜先生です。杏林大学割り箸事件の話でした。

川嵜先生の話で心に残っているのは、この事件がいかに難しい症例だったかという事と、事件の内容は正確に世の中には伝わらないものだ・・・と言う事。 他にも思ったことは多々あるのですが、詳細はまた別の機会に・・・(DVDができるはずなのでw)

 

3人目は中原のり子さん。1999年に亡くなられた「中原利郎先生」の奥さんです。 中原さんの話の中で改めて思ったのは

「昔は月に8回くらい当直をした」と言っていても、結局やれることが拡大したため、内容がまったく今と昔では違うと言う事

 

それを考えれば、この話は非常に大きな問題を抱えていると思いました。

すなわち、一部の人は 「仕事量が現代も昔も同じようなものだ」 と思っていると言う事。

それを言うのが中原先生よりも上の世代であれば、すなわち現実を見ていないだけ。今の厚労省と同じでしょう

仕事量が増えた。だから、医師は増えているが過重労働になりつつあるのだ

と言う事がわかっていない(まぁ、逃散している理由もわからないだろうな)。だから、中原先生の過労死認定に文句をつけるような医師がいるのだと思う。

 

 4人目は江原先生です。

江原先生は小児科の労働問題に関して中心的な働きをされている方ですが、非常に講演もうまくて・・・スマートな話でした。 江原先生の話は

 「24時間寝ないで勤務している医師(細切れの睡眠も含む)は自動車免許の免停になるアルコール濃度の3倍の状態で勤務しているようなものである。医師の労働時間を適正に設定する事は、医師のためだけではなく、患者の安全のためにも必要な事である

と言うような話だったと思います

間違っていたらすいません。

 

5人目は澤田石先生です。澤田石先生はリハビリ問題などで「弱者切捨て」「憲法違反」をしている厚労省・国を相手に行政訴訟を起こされました。

患者および医師の医療権を確立するための試み

と言う題でしたが、笑いをとりながらもすごく熱い講演をされていました。

澤田石先生の活動に関してはこちらをご覧ください http://homepage1.nifty.com/jsawa/medical/

 

最後に木田先生が講演されました。

 

木田先生の話は「医療倫理」に関しての話でした。あのお話を聞くと、一部の先生の中には反発する人が出ると思いますが、僕は概ね賛成です。

たぶん、木田先生は

医師の免責を言うためには、医師の自浄組織がきちんと確立していなくてはならない

と言う事をおっしゃっているのだと思います。

 

医局の話をこのあと書くつもりなのですが、過去にも一部の医局は「医局の対面」「医局の権益」を守るために時折、医師として・・・いや人としてやってはいけないことをする事もあります。

 

いや、人間だから・・・悪い事をしたら隠したいという気持ちは出てきても仕方がありません。しかし、そういうことはやってはいけませんし、まして個人どころか組織としてやるのはどうかな・・・とか、いろいろ思うところもあるのです。

 

General Medical Councilの処分行為の中の最も重い処分 「除名」 が下される3つの不正行為は「Sexual misconduct」「Dishonesty」「Failing to provide acceptable level of treatment」とあり、Dishonesty・・・診療録の書き換えだとかそういったことをさしているのだと思う。

 

と言う事で、すばらしい講演が6つもありました。上先生の話を含めれば7つ。

 

これだけでsame day returnでも来た価値があると思いました。

 

最後に航空機の1時間半前だったのでダッシュで羽田に向かったのですが、会場の前で「ねじれ」などの販売をしていました。

「ねじれ」という集英社から出版されている本です。他の本も販売していましたが・・。 「ねじれ」に関してはどこかで聴いた様な気がする・・・と思い、 「すいません、これください」といったら、サインをしてくださいました。

 

サインされるまで著者の志治さんだとは知りませんでした。

 

けど、サイン本いただいてちょっとうれしい。

そしてそれを読みながら札幌まで帰ってきました。札幌到着までに読み終わってしまいました。非常に良い内容で、是非ご一読ください。

 

 と、言う事で本日「全国医師連盟」が正式発足しました。

上先生がおっしゃっていましたが、「6月8日・・・日本の医療があの日から変わった」といわれるような組織になればよいと思います。

 

簡単ではありますが、これで報告に変えさせていただければと思います。

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全国医師連盟総会:6月8日

2008-06-03 00:03:49 | 全国医師連盟

というわけで、最後に宣伝します。

 

 ◆全国医師連盟設立集会を6/8(日)1300時~ 東京FMホールにて開催します。参加の事前登録を開始しました。 

〒102-0080 東京都千代田区麹町1丁目7番 FMセンター 

参加費2000円

定員300名

参加資格は医師新組織の結成に賛同される方。事前登録が必要です(先着順)。 医療関係者以外に一般の方、メディアにも公開します。

■主催者からの挨拶

■来賓挨拶、および挨拶紹介

 ■役員紹介

■設立集会プレゼンテーション(予定)

○佐藤一樹先生 【被告人の立場からみた東京女子医大心臓手術事件の経緯】

○川嵜真先生 【被告人支援者医師の立場からみた杏林大学割り箸事件の経緯】

○中原のり子様 【医師の過労と医療の改善~あなたの子どものいのち、疲れ切った小児科医にまかせますか?~】

○江原朗先生  【医師の長時間勤務で医療安全は低下】

○澤田石順先生 【受診制限問題に関する行政訴訟(仮題)】

○木田博隆先生 【いまこそ医師の自律性が求められているー実践的倫理と作法ー】

-----------------------------

さて、総会には僕も参加します。 非常にプレゼンテーションが楽しみです。

 

先日、JJさんが「全医連」について興味をもたれていらっしゃったようですので、他にも興味のある方はご参加ください。

 

因みに・・・恐らく、参加者の中で最も若い人間のうちの一人が僕だと思います。

全医連を応援してくださる方、ついでにBlogも応援してください(w

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では、また。

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全国医師連盟設立集会:6月8日 東京FMホール

2008-05-01 20:27:15 | 全国医師連盟

こんばんは

今日は実験した後、友人の結婚式の二次会の準備に駆け回っておりました。といっても、そんなにたいした準備はしていませんが・・・

二次会の準備と言うよりは、贈り物に「オールドビンテージ(1977年)」を買ったので、それをセレクトするのに時間が少しかかっただけw

そして先程帰ってきました。

今日はまずこのニュースをお伝えします

全国医師連盟ですが、来る6月8日に設立集会を実施します

◆全国医師連盟設立集会を6/8(日)1300時~1600時東京FMホールにて開催します。参加の事前登録を開始しました。登録はこちら               

                        ↓         

                    http://www.doctor2007.com/

13時から17時までで、定員は300名。入場料は2000円となっております。

 

最寄り駅は 東京メトロ半蔵門線 半蔵門駅1番、2番出口より徒歩3分  

東京メトロ有楽町線 麹町駅1番、2番出口より徒歩6分です

 

僕ですか? 

今の時点では特別な事がない限りは参加する予定です

今は日本の医療の「医療維新」と言ってよいと思います

新しい組織、新しい波に期待をしたいと考えています。

全国医師連盟設立集会。ついに準備委員会から、一歩前進です。

 

全国医師連盟設立集会、私も参加するぞ参加したいぞ、参加できないけど応援するぞ~と言う方、僕も応援お願いいたします

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二次会の準備で「クラッカー」をどうするかと思ったのですが、流石に危険物ということで預けても駄目らしいので、東京にいる友人にお願いしようと思っています。

友達を祝うのに金を惜しまずw(誕生日祝い魔です)

そういいながら、いつも「ひぃひぃ」言っている僕でした。

 

あぁ、いろいろ準備しないと・・・・・

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