こんばんは
いよいよ今日で27年度も終わりです。新たな年度が始まるので、気分を切り替えてやっていきたいと思います。
実験に関しては年度内で一区切りつけて、あとはまとめようと心に決めておりましたが、何とかデータがある程度集まりました。あとはまとめてみようかと思っています。
他にどういうわけか院内のICLSの指導コンセンサスを作るように言われたので、作成していたり、来年度の初回のICLSのディレクターになりましたので、その準備などもしております。他にもいくつか頼まれごとがあるので、すべてを並走して母校で過ごす最後の半年を勤め上げたいと思います。
今年度はいくつかの目標(輸血認定医、移植認定医、ICD取得など)を達成できましたが、基礎研究に関しては昨年10月で終わらせるつもりがそれを達成することもできず、論文などの目標も達成できず。ふがいなく思っております。
来年度は少し状況を改善させたいと思います。
今日は少し気になるニュースがありましたので、ご紹介します。まぁ、皆さんも読まれているかと思いますが・・・。
救急医9人、一斉退職へ…名大病院、来月に調査委
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160331-00010000-yomidr-soci
読売新聞(ヨミドクター) 3月31日(木)9時38分配信
名古屋大病院(名古屋市昭和区)で救急科の医師21人のうち半数近い9人が3月末で一斉に退職することが、同病院への取材でわかった。名大病院は他の診療科の医師の応援を受けるなどして、救急患者の受け入れ体制を維持し、影響が出ないようにする。病院側は4月中に学外有識者を交えた調査委員会を設置、退職の経緯を調べて対策を検討する。
名大病院によると、研修に来ていた他病院の医師が戻ったり、出身地に帰ったりするほか、1次・2次医療機関へ移る医師がいたため、退職が重なった。また、若手の一部から救急科の職場環境や救急医療の方針に対する不満などを指摘する声もあるという。
救急科には4月に2人の医師が新たに加わる予定で、内科や外科などの医師も応援に入るという。名大病院は「救急患者の受け入れに影響がないようにする」としている。
名古屋市消防局によると、2014年度の救急搬送件数は約10万4400件。名大病院は同年度、約4150件を受け入れた。
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名古屋大学病院の救急部がどのような体制で診療をしているのか存じませんが、21人でやっていた診療体制を12人で行えば、絶対に負担になります。
かりに日中はだいたいの医師がいて、夜間などは5~6名のチームでやっているとします。そうすると3交代制であったものが、2交代・・・もしくはそれ以上厳しいということにもなります。
基本的に大学病院の待遇は良くないです。
仕事として「臨床」「研究」「教育」とあるのに、大学からもらう収入は一般病院の半分くらいだと思います。教授クラスでもたぶん、かなり低いと思います。少し前に京都大学の教授が明細公開をされていましたが、似たり寄ったりだと思います。
ただ、一部の先生は講演だったり、著作だったりで収入があるのだと思いますが。
救急の先生は研究もされるとは思いますが、現場中心になると思いますので、同じだけ働いても収入があまりなかったりしたら不満が出るかなと思います。やりがいはあっても、やりがいだけではなく評価されたいというのが普通の人間の気持ちだと思います。
昔から、新しいブログになる前から(医師3年目、2006年7月から書いていたような)書いていましたが、本気でシステムを少し良くしないとダメだと思います。
大学病院や地域の病院を改革させる、もしくは改革できるような体制を作らせることが肝要だ
医学部定員国管理見直し論:いずれにせよ、医局改革が先だと思う
原因が追究されて、システムがよくなり、それが全国の病院に一つの案として広がることを祈念しております。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
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それでは、また。