新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

ど~でもいい話:僕と同姓患者

2013-09-29 11:20:50 | ど~でもいい話

こんにちは

 

昨日は病棟バックアップをまたやっておりました。まぁ、大きなことはなく終了しました。

で、今日は一日お休みということで、家で論文の整理と学会発表準備をしております。学会発表のスライドはおおむね完成して、明日予演会をする予定です。

 

で、先程息抜きがてら走りに行っておりましたが、オオスズメバチが良く飛ぶようになりましたね。大体この季節になると餌が不足するので、捜索範囲が広がるといわれますが、いつものランニングコースで5回オオスズメバチを見ました。特にこの時期は攻撃性も高まっている時期なので、皆様お気を付けください(といいつつ、蜂の攻撃色の黒を身に着け走っていますが)。

 

さて、本当にど~でもいい話なんですが、先日の外来で初診の患者さんをお呼びしました。

 

「○○さん、○○▽■さん。何番にお入りください」

すると、一人の男性が入ってきてちょっと勢いよく

「○○です。よろしくお願いします。ただ、名前が間違っています。私は☆☆といいます。失礼ですよ」

「血液内科のアンフェタミン(仮)と申します。申し訳ありません。仮名もふってあったのですが、間違えていましたか。この漢字で☆☆と読むんですね」

 

と、カルテを見せたら

 

「あぁ、すいません。間違いでした」

と、出ていきました。

 

そのすぐ後に、別の○○さんがおずおずと

「私、○○です。私でよろしかったでしょうか?」

と顔をのぞかせていました。

 

話をしていれば、おそらく最初にいろいろ言われていなくても、人が違うということには気が付いたと思いますが、人の確認は本当に大事ですね。

初診の患者さんに関わらず、きちんと名前で呼びかけて挨拶をするところから入るのは重要だ(いまさらですが)と思いました。

 

 

ただ、まくしたてられた後に、私が間違ってました~てへっ・・・って感じで帰られても・・・とちょっと思いました(少し笑ってしまいました)。

 

初めての病院を受診される際はお互い姓名を確認して、診療に入りましょう~。

 

ということで、ど~でもいい話でした。

 

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日医の「政治主導で医師偏在解消を」発言:説明義務がどんどん増えているのに気が付いているのかしら?

2013-09-25 23:24:32 | 医療

さて、追加です。

 

先程、自滅さんのコメントにありました話がこちらなのだろうと思います。

 

日医、国家戦略特区の医学部新設に反対表明-「医師不足には政治主導で偏在解消を」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130925-00000006-cbn-soci

医療介護CBニュース 9月25日(水)20時37分配信

 

 日本医師会(日医)は25日、政府が成長戦略で打ち出した「国家戦略特区」構想に対し、規制改革への要望として、医学部新設を求める動きがあることについて、「医学部が新設されれば、教員確保のために医療現場から医師を引き揚げざるを得ず、地域医療の崩壊が加速する」などと、改めて反対する意向を表明した。

 政府は国家戦略特区を推進するために、国家戦略特区ワーキンググループを設置。11日に規制改革についての第1次提案募集を締め切ったが、そこには千葉県成田市と国際医療福祉大(栃木県大田原市)の共同提案による国際医療学園都市構想と、静岡県の医科大誘致などを通じた医学部新設の要望があった。

 日医はこれまでも医学部新設には反対する姿勢を貫いており、医師不足問題に対しては、「今こそ政治主導で医師偏在の解消を強力に推進すべき」と強調している。25日の記者会見で日医の横倉義武会長は、「日医が医学部新設に同意したとの話も出ているようだが、そういうことはない。日医は以前より、医学部新設に明確に反対し、(国家戦略特区にも)同様に対応する」と述べた。【君塚靖】

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この件に関してはコメントにも書かせていただきましたが、教員確保のために現場の医師が不足するというのは事実だと思います。

 

ただ、後半部分の「医師偏在を解消すべき」というのは首尾一貫性がないというか、「医師がどこかで足りているならそちらから人を回して教官として雇えばいいじゃないか」と突っ込みを入れたくなります。

 

恐らく日医の会長さんたちのような「昔、現場の第一線で働いていたパターナリズム時代と方々」には理解できないほど説明する時間や必要な書類が増えており、夢でも見てらっしゃるのではないかと思ったりしてしまいます。

 

政治もそうですが、こういう現場にも若い人間の力が必要なのかもしれませんね。

ちなみにこの話に関してたまたまですが、昨日義父がうちの大学病院を受診してまして「何を言われたか理解できなかった」とうちの嫁さんにいったため、僕がカルテを読んで嫁さんを通じて説明するようなことがありました。そのくらい短期間では説明しても理解できないものだと思います。医学生でも理解できないのに、初めて話を聞く人たちがすべて理解できるとは思っていないので、少しでも理解してもらい、若干こちらが誘導したとしても自分自身で決めていただくことが大事だと思います。その為には時間が必要なのです

 

さらに「疫学研究に関する倫理指針」及び「臨床研究に関する倫理指針」の見直しに関する中間取りまとめに対する意見募集を開始が昨日から始まっておりますが、患者さんへの説明や細々とした書類作成義務はどんどん増えてきております

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/kousei/i-kenkyu/rinsyo/dl/gigisyoukai.pdf

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/kousei/i-kenkyu/rinsyo/dl/shishin.pdf

 

そういうことを考えると、今以上に現場は人手不足になり研究から人は遠ざかっていくでしょう。臨床現場でも人手は不足、研究現場でも書類仕事、そしてそれに少しでも関わる患者さんに対する追加説明義務などが発生するため、絶対に人手不足になります。

 

それを理解できていないのだから性質が悪いとしか言いようがないですね

何をするにしても今は説明、説明です。さらに治療法は「医師が決定」ではなく、少なくとも「患者さんが最終決定する」形になります。そういった様々なことを考えれば「医師偏在」とは僕は口が裂けても言えませんけどね。

 

ただ、医科大学を増やすのは教官不足によりまともな医師が育たなくなったり、医療崩壊の助長につながるかもしれないので、医学部の拡充と教官の待遇改善から始めてじわじわと医師を増員できる体制を作ってほしいと書いているのですが。

 

すでにBlogを書き始めて7年になりましたが、この辺は何ら改善がありません。そこが不思議でならない今日この頃です。

 

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HTLV-1の分布の変化に関して:行動範囲が広がっているから仕方がないですよね

2013-09-25 23:08:31 | 医療

こんばんは

 

昨日は来年3月に行われる造血幹細胞移植学会の演題締切前日だったため、慌てて演題投稿しました。今日は来月の血液学会のスライドづくりなどを行っておりました。

去年も10月に内科学会総会の演題登録終了の3日前くらいに気が付いて慌てて演題出したんですよね。

 

まぁ、そんな毎日です。

 

そうするともう一つくらい解析してあるデータがいるかな・・・?なんか考えないといけないかもなぁ。

 

さて、今日はまずこちらの記事を紹介します。

 

HTLV-1感染、関東などで増加-厚労省協議会で調査報告

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130925-00000002-cbn-soci

医療介護CBニュース 9月25日(水)16時2分配信

 成人T細胞白血病(ATL)や神経難病の関連脊髄症(HAM)などを引き起こすウイルスHTLV-1の感染実態が25日、厚生労働省の「HTLV-1対策推進協議会」(座長=渡邉俊樹・東大大学院教授)で報告された。全国のキャリア数は108万人と推定され、もともと多かった九州・沖縄地方から全国に広がっていることがあらためて明らかになった

 HTLV-1は、主に母乳を介して母子感染し、妊婦健診で抗体検査が行われている。発症率は、ATLが約5.0%、HAMは約0.3%と低いが、感染が全国に拡大している傾向がみられ、国は2010年、感染の予防や医療体制の整備、研究の推進などを盛り込んだ総合対策を策定した。

 この日の会合では、HTLV-1キャリアの全国調査について、研究班の佐竹正博氏(日本赤十字社中央血液研究所)が報告した。調査は、06-07年の全国の初回献血者約120万人を対象に行った。

 報告によると、全国のキャリア数は1988年調査時の120万人から約10%減少した。現在の予防対策を継続した場合、2027年のキャリア数は56万人と、ほぼ半減することが見込まれるという。地域別に見ると、全体が減少傾向の中、関東・中部地方では増加しており、人口の移動とともにキャリアの分布が拡散していることが示された。また、88年当時の20代と今回調査の40代、同じように30代と50代、40代と60代を比較すると、いずれもキャリア率が上昇しており、母子感染だけでなく、成人後の水平感染の影響がうかがえた。【烏美紀子】

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実際、HTLV-1はまだ九州が中心というのは変わりはないと思いますが、年に1人くらいは新規のATL患者が受診するので昔よりは多いのかもしれません。

 

この関東などで増えているというのは人の移動や行動範囲の拡大を考えれば当然の話で実は大騒ぎする話ではないのだと思います。

ただ、垂直感染防止の観点から多くの人が知っておくほうが良い話だと思いましたので、改めて記事に取り上げさせていただきました。

 

ちなみにHTLV-1に関してHTLV-1キャリアの方(もしくは調べに来た方)への説明(アンフェタミン版)という記事もあります。

 

関東などで増加と書かれるとびっくりするかもしれませんが、そういうものなんだくらいに考えていただければと存じます。

 

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神奈川県立がんセンターの麻酔事故:システムエラーかどうか?

2013-09-23 11:41:17 | 医療

こんにちは。

 

この1週間は夏休みということで、のんびりさせていただきました。

平日はディズニーランドやディズニーシーを楽しませていただきました。絶叫系は苦手だったのですが、妻に引きずられて乗ることになりました。うちの妻からは「そんなにぐったりしているように見えない」といわれましたが、個人的にはぐったりでした。

 

また、昨日は久しぶりに釣りに行きました。釣果はあまりありませんでしたが、日光浴+αという感じでのんびり過ごしておりました。

 

さて、本日は先ほど確認したコメントに次の記事の話が描かれておりました。

 

乳がん手術で脳障害 元麻酔科医に無罪判決

http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130917152301266

(2013年9月17日) 【中日新聞】【夕刊】【その他】

 神奈川県立がんセンター(横浜市旭区)で2008年、乳がん手術を受けた40代の女性患者に医療ミスで脳障害などを負わせたとして、業務上過失傷害の罪に問われた当時の麻酔科医籾山幸紀被告(44)に、横浜地裁(毛利晴光裁判長)は17日、無罪判決(求刑罰金50万円)を言い渡した

 検察側は論告で「全身麻酔中の患者を常時監視する注意義務は初歩的なもので、過失は重大だ」と指摘。弁護側は、常時監視は麻酔科学会の指針で、目標にすぎないとして無罪を主張していた。

 起訴状によると、籾山被告は08年4月、女性患者の乳がん手術で、全身麻酔をした後に適切な管理をせずに放置、高次脳機能障害と手足のまひを負わせたとしている。

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元麻酔科医に無罪判決 横浜地裁

2013/9/17 11:37
ニュースソース
日本経済新聞 電子版

 神奈川県立がんセンター(横浜市旭区)で2008年、乳がん手術を受けた40代の女性患者に医療ミスで脳障害などを負わせたとして、業務上過失傷害罪に問われた当時の麻酔科医の男性被告(44)に、横浜地裁は17日、無罪判決(求刑罰金50万円)を言い渡した。

 判決理由で、毛利晴光裁判長は被告が全身麻酔の患者を常時監視する注意義務を怠った、との検察側主張について「国内の麻酔担当医が常時監視しているとは必ずしも言えない」と指摘。「不十分な捜査のまま起訴したという疑問がある」と述べた。

 弁護側は、常時監視は麻酔科学会の指針で、目標にすぎないとして無罪を主張していた。

 起訴状によると、被告は08年4月、女性患者の乳がん手術で、全身麻酔をした後に適切な引き継ぎをしないまま退室。麻酔器の管が外れたため約18分間にわたり酸素供給が止まり、患者に高次脳機能障害と手足のまひを負わせたとした。〔共同〕

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がん手術で医療事故、麻酔科医に無罪判決

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130917-OYT1T00411.htm 

 神奈川県立がんセンター(横浜市旭区)で2008年4月、乳がん手術を受けた女性患者の麻酔器具が外れて脳障害などの後遺症を負った医療事故を巡り、業務上過失傷害罪に問われた麻酔科医(44)に対し、横浜地裁は17日、無罪判決を言い渡した。

 

 毛利晴光裁判長は、言い渡しの後、「捜査が十分ではないのに起訴した疑いが残る。このような捜査処理がないことを望む」と検察側に注文をつけた。

 麻酔科医は女性に全身麻酔をかけた後、別の手術に立ち会うために手術室を退出。その後、酸素を送る管が外れたまま約18分間放置された結果、女性に脳障害や手足のまひなどの後遺症を負わせたとして起訴され、検察側は罰金50万円を求刑していた。

 判決では「麻酔科医は患者の状態が安定していることを確認して手術室を離れており、何かあったら連絡するよう看護師にも伝えていた」と指摘。「麻酔科医の行動に許容されない問題性があったとは言えない」とした。

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先程、コメントではこれは麻酔科医の責任ではないのか。そうでなければ担当医(麻酔の専門医ではなくて研修医とかのこと?)か看護師の責任ではないのか・・・ということでした。

単純に事実関係だけをみていると麻酔科医が現場を離れて、患者さんが心肺停止し、脳に重大な障害を負うことになったという話です。

 

僕がコメントを読んで、この記事を見て思ったことは3つあります。

まず、麻酔科医が常時いなくてはいけないということであれば、日本の手術件数は大幅に減るでしょうし、現実的には難しいだろうと思います。それを希望するのであれば、麻酔科医の数を大幅に増やす政策をとらなくてはならないでしょう。

恐らく、これを立件してしまうと多くの患者さんが手術を受けられずに死んでいくことになります。

そしてここで行われたことは一般的な病院で行われていることで、神奈川県立がんセンターが特別というわけではないです。そこが一つ目の問題点です。

 

2つ目に麻酔をかけているときは急変の可能性がありますので麻酔科医が必ずいますが、安定し始めたらうちの大学だと研修医の先生を残していなくなります。

ここで何かあればモニター(SpO2モニターやEtCO2モニターなど)でわかると思います。モニターがどうなっていたのか、確認していないのか…といわれると、それは大きな問題だと思いますがアラームはならなかったのだろうか?

2つ目の問題点はそこにあります。

もし、モニターで異常・・・例えばSpO2モニターだけではなく、全身麻酔であればEtCO2モニターがついているので、これが0になれば管がはずれているというのは医療従事者ならわかります。そのアラームが鳴らなかったのか。

例えば導入時に人工呼吸器に挿管チューブはついていませんので、導入時にピーピーなっていたら気になって仕方がありません。それゆえアラームはならないかもしれません。

僕も月1回くらいしか手術室にはいきませんが(骨髄採取のため)、EtCO2モニターでアラームが鳴っているところはみたことがないです。もしかすると食道挿管していないことの確認程度の存在で、最初しか見ていないものなのかもしれません。それが普通ならば今後こういうことを繰り返さないように注意するべきかもしれないと思います。

ただ、SpO2モニターはなっていただろうと思うのですが・・・。個人的には緩和ケアの患者さんたちをみているとSpO2 50%くらいまでは普通にお話していたりするので、心停止になったのが脳への障害のきっかけだと思いますが、心肺停止のきっかけは無呼吸が関連しているかもしれませんしね。

もしかすると機械の根元でとれていたということは死腔の増大につながるから・・・。

モニターのアラーム音などの関連が2つ目です。

 

3つ目はこういう場合にどこに責任が行くのか…ということです。

多分、起訴された麻酔科医は自分の仕事をこなしたのだと思います。かといって、オペ室担当の看護師さんやそこにいた医師たちが何か仕事をこなしていなかったのかといえばそうでもないような気がします。明らかな過失があれば、そこに行きつくと思うのですが・・・アラームがきちんとなっていれば、手術をしている医師だって気が付くでしょうし、誰かしら気が付くと思います

 

アラームとかならなくても僕なんかはよく

「血圧とかちょっと下がってきている。骨髄採取は脱血術みたいなものだから輸血を開始してください」

とか、余計なことを言ったりします。ちなみに、こんな余計なことを言えるのは骨髄採取術だからです。もし、普通の外科医が手術中にそんなことまで気にしていて、余計な血管を切ったり縛ったりしたら行けませんので、当然手術に集中されていると思います

 

それ故に「アラームがきちんとなっていたのだろうか」「麻酔科医が足りていないというのだろうか?」ということから、システムエラーの要素が大きいと思いますし、改善が必要だと思います。

 

その責任を1人に持っていくのはどうかと思いますし、僕が記事を読んで2~3分で考えられるような内容を医療事故を調査した方々も考えたはず・・・とも思います

以上3つの問題点を考えました。

 

皆様はいかがお考えになりましたでしょうか?

 

 

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追伸:

最近、数件プライベートな情報を質問されている方がいらっしゃいますが、Blogのコメント欄ではお答えしかねます。理由はこのBlogで様々な人のご質問に答えられるのは自分の個人情報を限定させていただいているからです。

 

実名でBlogをされている先生の中には、Blogに意見を書いてそのことに関して病院に文句が言ったりということもあるようです。

 

また、医療関係の質問に関して相手の先生を悪く言うつもりはないですが、余計な衝突の原因にもなりかねませんのでプライベートな情報は伏せさせていただいております。

ご理解のほどをよろしくお願いいたします。

 

 

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夏休みに突入です

2013-09-16 12:00:34 | Weblog

こんにちは

 

久しぶりに病棟のバックアップを行っておりました。最後に担当した患者さんたちに挨拶をした時、2人の患者さんが「先生の患者さんになる人は幸せだと思います」といってくださいました。非常にうれしく思いました。

 

その後土曜日は後輩の学会発表の方についていきました。学会発表は初めての発表としては堂々としていましたし、よかったのではないかと思います。あとは質問に答えられるだけの知識の補充ですね(僕が答えればよかったかもしれませんが、答えていたので任せてしまいましたw)。

 

その後、キリンが後援している「レジデント移植勉強会」という年に1回(14時くらいから20時くらいまでやっていたみたいです)やっているものに他の若手先生方と一緒に訊きに行ってきました。僕も5年前に聞きに行って、非常に勉強になりましたし、今回も面白い話がきけました。

 

一応、昨日から夏休みですが、台風のため自宅でのんびりしております。本当は釣りに行きたかったのですが・・・。

明日からは旅行に行ってきます。

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東京オリンピック開催決定

2013-09-08 09:30:01 | Weblog

おはようございます。

 

後輩の夏休みに合わせて病棟で働いております。性格的に「患者さん優先」のため、一日2食くらいのペースでやっております。

 

おなかはすくんですけどね。おかげさまで若干ダイエットできています(必要かはわかりませんが)。

 

昨日も早朝から病棟でドタバタしておりましたが、その後「ポテリジオ」の会に行っておりました。会の直前(ちょっと始まってましたが)に研修医の先生から電話があり、患者さんの家族が説明してほしいといわれてきているといわれ(朝もしたんですけどね)、後輩にお願いをしました。これをすべて聞いていると身動きが取れませんので。

ポテリジオ(モガムリズマブ)はATLの新規治療薬として日本で開発された抗体医薬で、急性型を中心に良い効果を上げています。昨日の話だと名古屋市立大学の成績が異様に良かったので、ポテ+mLSG15というのはよいレジメンなんだろうなぁと思いました。

僕も昔担当していた人に使いたくて、治験薬だけど何とかならないかとキリンのMRさんに聞いたことがありますが・・・いまさらですね。

 

さて、医療の話から離れますが東京オリンピックが決まったようですね。

 

<20年五輪>東京開催が決定 56年ぶり2回目

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130908-00000013-mai-spo

毎日新聞 9月8日(日)5時21分配信

 【ブエノスアイレス藤野智成】国際オリンピック委員会(IOC)は7日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで総会を開き、2020年夏季五輪・パラリンピックの開催都市に東京を選んだ。東京では1964年以来56年ぶり2回目の五輪開催。72年札幌、98年長野の冬季五輪を含めれば、日本で4回目の五輪開催となる。

【写真ドキュメント】東京五輪が決まった日

 20年五輪の開催には東京、マドリード(スペイン)、イスタンブール(トルコ)の3都市が立候補。7日の総会では、各都市がプレゼンテーション(最終演説)を行った後、約100人のIOC委員による投票が行われた。1回目の投票では東京が42票で1位通過。マドリードとイスタンブールが26票で最下位に並び、再投票でイスタンブール49票、マドリード45票でマドリードが脱落した。続いて東京とイスタンブールによる決選投票が行われ、東京は60票、イスタンブールは36票で午後5時(日本時間8日午前5時)からの発表セレモニーで、ジャック・ロゲ会長が「東京」の名を告げた。

 大会の会期は20年7月24日から8月9日。パラリンピックは8月25日から9月6日まで。新たに建て替えられる国立競技場をメインスタジアムとし、大半の競技施設が中央区晴海に造られる選手村から8キロ以内に配置される。日本武道館など64年五輪と同じ会場で行う競技もある。

 東京は前回の16年五輪招致にも立候補していたが落選。当時の石原慎太郎・東京都知事が20年五輪への再挑戦を決め、後任の猪瀬直樹知事が引き続き招致活動をリードした。各界の連携が希薄だった前回の反省から、都とスポーツ界だけでなく国や経済界も早くから招致活動に加わり、各界が連携して東京をアピールしていた。

 ◇安倍晋三首相の談話

 本当にドキドキした。本当にうれしい。国民の皆さんと喜びを分かち合いたい。東京がオリンピック精神を広げ、伝えていけるということを訴えて、IOC委員の心を打つことができた。東京は安全で確実なオリンピックを開催できる。

 ◇投票の結果◇

【1回目】

東   京   42

イスタンブール 26

マドリード   26

【最下位決定の投票】

イスタンブール 49

マドリード   45

→マドリードが除外に

【決選投票】

東   京   60

イスタンブール 36

 

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2020年の東京オリンピックは自分の目で見に行ってみたいとちょっと思っています。

 

その頃、日本の医療はどうなっているかなぁ。。。

 

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臍帯血移植1万例突破

2013-09-02 23:07:27 | 医療

こんばんは

 

今日は朝からやることが多く、予定外に朝食も食べ損ねました。本当は回診してから食事をするつもりでしたが、末梢血幹細胞採取(医師サイドでやっています)を行う予定になっていたので、血液内科志望の研修医の先生に回路を組んでもらって(指導しながら)、いろいろやっているうちに時間が過ぎていきました。

 

採取は滞りなく終わりましたが、できることなら明日までで終わりたいところです。

 

さて、本日はこちらの記事を紹介します。

 

「さい帯血移植」世界で初めて1万例超える

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130902-00000940-yom-soci

読売新聞 9月2日(月)18時18分配信

 日本さい帯血バンクネットワークは2日、白血病などの患者に対して行う「さい帯血移植」の治療数が先月、世界で初めて1万例を超えたと発表した。

 さい帯血とは、へその緒(さい帯)や胎盤に含まれる血液。白血球や赤血球、血小板など様々な血液の成分を生み出す「造血幹細胞」が含まれており、白血病など重い血液の病気の治療に使われる。

 国内では1997年2月に始まり、現在は年間約1000例が行われている。先月29日、移植の累計数が1万例を突破した。

 同ネットワークは今月28日、東京・田町で医師や患者を交えた記念のイベントを行う。

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臍帯血移植は「すでに保存されており、すぐに使用できる」というメリットがありますが、免疫系としては若干弱く「HHV-6」などの再活性化が起きやすいといわれています。造血回復は若干遅いですし。

 

デメリットはありますが、本当に保存されているというメリットは大きく・・・適切なドナーが得られなかった場合や原疾患の病勢コントロールが長期的に難しい場合などで使われます。一部の施設では臍帯血の方が良いという施設もありますが、管理能力が高い施設である(自分たちのラボで、そういったウイルスも側的できるなど)などすべての施設でまねできるとは言えません。

 

しかし、やはり「すぐに使用できる」というメリットは本当に重要で、生着不全(運悪く移植したドナーさんの細胞が増えてこなかった)などでも使われます。僕たちもいざというときに「臍帯血を・・・」と思ったりしますので、本当に重要な造血幹細胞源です。

 

臍帯血移植が日本で1万例も行われたというのは素晴らしい話なのだろうと思います。

 

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