こんにちは。
今帰ってきました。 緊急入院(新患)などもあり、若干バタバタしましたが・・とりあえず。
けど、気が付いたら17時過ぎなんですね。
さて、今更なんですが、Yahooの記事で医療関係のものを探しながら読んでいたら、こんなのが出てきました。
医学部定員「当面維持を」―日医が改めて見解
7月15日13時29分配信 医療介護CBニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100715-00000002-cbn-soci
日本医師会は7月14日の定例記者会見で、既存の医学部の定員を当面維持して医師数の増加に対応すべきだとの見解を発表した。医学部の定員が今年度、2007年度から1221人増えて8846人になる一方、今後は国内での人口減少が進むため、既存の医学部で「かなりの定員増加に対応できる」とする内容。人口減少などを踏まえて適正な医師数を検討するため、厚生労働省には今後、医師の需給見通しを継続的に分析・公開するよう求めている。
日医ではこれまでにも医学部新設への反対を表明してきたが、中川俊男副会長は会見で、改めて見解を出した理由を「継続的に言わないと、トーンダウンしたと受け止められる」と説明した。
見解では、医学部の定員が今後10年間、現状のまま維持された場合、日本の人口1000人当たり医師数が、25年にはG7諸国の平均(2.9人)に近い2.8人になるとの見通しを示した。
また、39歳以下の医師は減少しているが、50-60歳代の医師が増加していると指摘。「今後、高齢医師が増加し、かつ就業年齢が高くなれば、それだけでも従事医師数が増加する可能性がある」としている。
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あんたら・・・急性期疾患を扱う医師が50代~60代中心でやっていけるのか?
一回、日本医師会の幹部の方々に「医療現場」の最前線を体験していただいてから発言してほしいように思います。
要するに彼らも現場を知らない人たちである…というだけなのだろう。少なくとも昔ではなく、今の「インフォームドコンセント」を取るだけで、家族への説明をするために1時間以上の時間をかける今の医療状況に関して・・・。
現場を知らない人たちが「現場を知っているように話をする」、そして周りの人たちは「現場を知っている人達が話をしている」と思うわけで、たちが悪い(最悪)。
日本医師会という組織が存在するからこそ、今の医療現場の崩壊があると思います。
自分自身の考えですので書かせていただきますが、このような組織は不要と思います。
「医師の需給に関する検討を継続して行うように」とありますが、過去の医師の需給に関してはこのような意見が出ています。俗にいう「医師需給の見直し等に関する検討委員会意見」です
http://www.umin.ac.jp/govreports/jukyuu/
http://www.umin.ac.jp/govreports/jukyuu/jukyuu.txt
一番笑ったのは1.供給・需要の前提条件のなかにある「高齢医師の活動能力」
年齢階級
65-69
70-74
75-79
80-84
85-89
90-
うまく取り込めなかったので、原本をみていただきたいのですが・・・・。 想定の内容はいまいちわかりませんが、何歳まで働かせる・・・もしくは平均余命以上に生きる可能性を高く見積もるのか…と思ってしまいます。
最近、記憶に新しい「医師の需給に関する検討会報告書」
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/07/dl/s0728-9a.pdf
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/07/dl/s0728-9b.pdf
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/07/dl/s0728-9c.pdf
この中にも様々な情報がありますが、僕はやはり「負担は増える」のだと思います。少なくとも勤務医の負担は・・・・。
日本医師会…の幹部というのが、開業医の一部の「安定した状態」にある方々なのだと思いますが、従事医師数は増加しても「前線」を支える医師数は激減して行きます。
やること、できることは今以上に増えるにもかかわらず、医師数を減らすように言うのは「一部の開業医」としての目線で話をしているからであって、日本の医療を考えての話ではない。 先日、街中で聞いた「これ以上医者が増えるとうちの収入は減る一方だ」というのが、どういう立場の方なのかはわかりませんが、医者であったのなら…情けなくなります。
是非とも勤務医の状況も考えたうえで活動してほしいように考えます。そういう意味では勤務医の医師会が大きくなっていくことを望みます。
勤務医の目線で話をすれば、医師数は増やすべきです。開業医の方々と連携していることも多いですので、開業医の方々にも負担が増えていくと思いますので「一部の開業医」の先生方が主張しているのだと思いますが、僕は今後…ますます一人一人が行わなくてはならない「業務」「負担」「専門性」が高くなり、勤務医の不足は増えると思います。
医師が増えて困るとすれば、「あぶれる医師」が出る可能性があること・・・歯科医師のように・・・があるのかもしれませんが、基本的に専門性が高くなっていく状況の中で歯科医師と同じことが生じるとは思えません。
国民の健康のことなどを考えてもいない、自分たちのことを考えているだけの組織にしか見えない「日本医師会」は・・僕は必要のない組織だと思います。
第一、日本医師会に世話になっている記憶はないし・・・・。
日本の医療を後退させるだけの組織、日本国民の健康保持ではなく自分たちのことを考えるだけの組織であればそのような組織は不要である。
http://blog.with2.net/link.php?602868
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繰り返しますが・・・そのように僕は思います。
気がつけば18時を過ぎました。このまま病棟急変に備えて自宅待機しています。
では、また。