新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

6月中は忙しいです:7月から少し更新頻度を上げたいと思います

2016-06-19 16:32:02 | Weblog

こんにちは

 

病棟のバックアップや細々とした仕事をして、本日は帰ってまいりました。6月いっぱい、そして7月上旬まではかなり忙しくなりそうです。

 

あと2週間くらいは寝不足気味かもしれませんが、とりあえず頑張ります。

 

7月以降、時間ができたらもう少し更新頻度を上げたいと思います。

 

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困った患者さん(家族)もいますよね(msnの記事より)

2016-06-12 08:51:51 | 医療

おはようございます。

 

昨日、研究室に向かう途中でカブトムシを見つけました。子供ももうすぐ2歳になりますので、試しに飼ってみようと思いまして・・・。近くのホームセンターでいろいろ虫かごなどを買ってきてみました。

肝心の娘は妻と妻方の両親とディズニーランドに行っていますので、帰ってきたら見せます。

 

昨日の夕方、英語の論文を「英文校正」の会社にだしました。文字数が多いこともありますが・・・10万円(汗

 

ちょっとびっくりした。5万前後だと思っていたが・・・。

 

さて、今日はとりあえずこの記事を読みながら・・・たまにいるよね…と思いましたので、ご紹介します。

 

医者に嫌われる “三流患者”はこんな人

『一流患者と三流患者』(朝日新書)が話題になっている。病気になれば、最良の医療に最短でたどり着きたいものだが、医師から最高の医療を引き出せる一流と、三流の違いは何なのか。そもそも医師は、患者をどのように見ているのだろうか。

 まずは、こんな問題ケースから紹介しよう。

「診察で先生から受けた説明ですが、そのまま文章にして、メールでください」

 女性患者からそんな“お願い”をされたのは、心臓外科医で、昭和大学横浜市北部病院循環器センター教授の南淵明宏医師。数年前のできごとだが、忘れられないという。

 患者は、心臓の弁に異常があり、緊迫した状態。そう病状を説明すると、病気になったのは医師のせいとばかり、攻撃的な態度をとりはじめた。揚げ句の果て、診療の最後に口にしたのが、この要求だった。

「私たち医師は、患者さんには誠実でありたいという思いで接しています。ですが、自分は被害者で医者はそれを治すのが当然と、反抗的な態度をとる患者さんもいる。そういう方は、どんな医師も関わりたくないと思うでしょうね」

(中略)

問題患者の最たるものは、文句しか言わない患者だ。『一流患者と三流患者』には、著者の上野医師が受け持った、抗がん剤治療を受けている進行がん患者のエピソードが紹介されている。

「副作用がつらいので、3週に1回の治療を5週に1回に変えてほしい」

 患者は上野医師に訴えた。だが、3週を5週に延ばした際の治療効果を示す、科学的根拠がなかった。

「調子が悪いなら、薬はやめて様子をみましょう」

 上野医師が提案すると、患者は突然キレた。

「再発するからダメです!」

 5週に一度の治療を言い張るだけで、あとは何を言っても聞く耳を持たない。

「根拠がない治療は勧められない。理解してもらえなければ、それ以上の話はできません」(上野医師)

 このほかにも、診察室で怒鳴る患者、医師の前では従順な態度をとっていたのに、診察室を出たとたん看護師に当たる患者……。上野医師は多くの問題患者を目にしてきた。

「聞きたいことも聞かず、怒ってばかりいたら、医師もほかのメディカルスタッフも、最低限の付き合いしかできなくなってしまう」

(略)

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患者が反抗的とか・・・そういう表現はしないですけど・・・ちょっと困った患者さん(というか家族)がいます。

 

患者さんはもう15年くらいある病気と闘病されている患者さんですが、高齢になり認知症を発症されました。性格変化はなく、体は健康で、問題となっているのは記憶だけ

認知症の患者さんに抗癌剤治療は行うのは「薬のリスクをわかっていない人に毒を与えるようなもの」ですので、通常は治療を中止でもよいのですが、患者さんは「私はまだ生きたいから、副作用がある薬でも飲みたい」と、自分の意思を伝えることはできています。

 

一度治療をやめたために急速に悪化してきた病気に対して「服薬管理者」を置く必要のある薬を使用したところ、薬はよく効いてくれ一気に病勢を押し戻しました。

その際、同居している息子から

「尿酸の薬は飲ませなくてよいだろうと思って飲ませてませんでした」

と言われ、「は?」と言いました。治療が奏功した場合に癌細胞が壊れ、腎臓に負担をかけないために使用するといってるだろうが・・・・。

他にも服薬管理ができなくなってから、胃薬を含めた様々な薬が余っているのでいらないと言われたのですが、もう半年近くになるけどどうなんだと息子を問い詰め・・・。

 

先日は病勢が悪化している…と思ったら、「この薬飲むと調子が悪そうだから、隔日投与にしました」と言われ

「あなたが勝手にいろいろなことをしているから、また病勢が急に悪化している。中途半端に薬を使用すると薬が効きにくい腫瘍細胞が厳選されてしまい、薬が効かなくなってしまう。何故、勝手にそういうことをするのか」

「体調悪そうだし、今まで行っていたジムにも通えなくなって」

「QOLが落ちて今迄通りの生活ができなくなったということであれば、薬をやめて支持療法にしましょう」

「いや、ジムには通っています」

(どっちなんだ・・・)

 

こんなことがおきたりすると、患者さんは悪くないのですけど…治療をしたほうがよいのかどうなのかがわからなくなります。

患者さんには申し訳ないのですが、息子には40分くらい時間をかけて説教(たぶん、年上なんですけど)していました。これで改善がなければ他の家族を呼んで、治療自体から手を引くつもりでいます。流石に僕の責任では治療ができないので・・

 

では、今から研究室にいってきます。

 

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先端血液病学セミナーに参加してきました

2016-06-04 22:14:35 | Weblog

こんばんは

 

現在、博士号の日本語論文、海外の雑誌に投稿するための英語論文、このblogがきっかけでやってきたお仕事などの関係で、時間に追われております。ただ、先週に引き続き、昨日と今日も研究会がありましたので参加してきました

 

今日は「先端血液病学セミナー」というものに参加してきました。いろいろと勉強になりました。

 

最初の話の途中から入りましたが、一番気になったのは2人目の演者の先生が話をされていた内容です。個人的には「わが意を得たり」と思った内容なんですけど、僕の考えていることがつながっていくのか、少し落ち着いたら調べてみようと思っています。

 

海外から来た演者の先生の内容も非常に面白く(骨髄異形成症候群の遺伝子異常を中心にした話です。僕もその辺の研究をしているからかもしれませんが面白かったです)、勉強になりました。

 

ただ、どうもこの数日は疲れが取れないと言いますか、何やらいろいろと調子が悪いです。まぁ、ここが正念場だと思いますので、最後頑張ろうと思います。

今月を切り抜けたら何とかなるだろうと思いますので。

 

ということで、引き続き更新はゆっくりですが、研究などがいろいろ落ち着きましたら、しっかり更新してまいりますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。

 

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