こんばんは
最近、ちょっと体調不良の状態ですw
今日も朝食は摂りましたが、食欲がなく昼は食べず(というか実験で2時くらいになっていて…というのもありますが)。夜も食欲はなかったのですが、「疲れた」といっていた後輩を誘って焼肉でも行こうかと思ったところ、「ここ最近忙しかったので、眠りたい」と・・・それどころではなく疲れているようなので・・・僕も疲れているし・・・と帰ってきましたw
といっても、たぶん普通の人から見ると元気なんですよw たぶん。
同じことをやるのにいつもの倍疲れている感じというだけで・・・。たぶん、内因性のエネルギーが50%くらい減少しているのではw
まぁ、少し回復待ちですね
さて、今日は久しぶりに記事の紹介を・・・。
昨年暮れの総選挙は、誰もが驚くほどの自民党の圧勝だった。公明党と連立した2度目の安倍内閣が発足、世の中は確実に変わりつつある。医療政策は、変化の余地はそう大きいとは思えないものの、影響を受けないではいられない。医療ウオッチャーの立場から私なりに整理し、考えてみたい。
日本の医療のほとんどは、厚生労働省が支配する保険医療制度で動いている。いつでも好きに医療を受けられる国民だけでなく、実は病院や医師もその恩恵を受けている。安めとはいえ、請求通りに対価が支払われる分野はそんなに多くはない。
最大の問題は、「国民皆保険」と呼ばれるその制度が崩れ始めていることだ。支払い元の保険者(国民健康保険、協会けんぽ、組合健保など)の一部は経営難に陥っている。また、保険料を払えない国民も増えている。市町村国保では既に2割、500 万世帯が保険料を滞納、懲罰的な無保険者が数十万人にも達している。
■社会保障費の削減は?
医療費の増加に拍車が掛かる。国民の高齢化、医療技術の進歩で少しずつ増えるのはやむを得ないとしても、国民医療費が年間1兆円ペースで増えるとなると驚きだ。
最も強力だった旧自公政権の小泉内閣は財政再建の旗印の下、この増加分を認めず、増加想定分として医療・年金部分から毎年2200億円の削減を要求した。当然ながら診療報酬が大幅マイナス、介護保険支出を大幅抑制する結果となり、医療崩壊、介護者の低賃金に拍車を掛けた。
しかし、3年半前に発足した民主党政権は政策を一変させ、医療費の「自然増」分を丸ごと容認した。診療報酬・医療費は、厚労省と財務省の綱引きで、政権がどう仲裁するかで決まる。医系議員が積極的に動いた効果もあって、多少とも診療報酬は上がり、国民医療費は再び増加傾向に転じた。仮に民主党政権が続いていたとしても、いつまでもこのような流れでいけるとは思えない。まして、自公政権に復帰すれば見直しは必然だろう。
医療費が無制限に増加するのは、病気が減らない、いやむしろ増え続けているから、と私は考えている。医療界の外から見ると、日本の医師は病気を治そうとしていない、あるいは治したくないとの空気が感じられる。
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この続きがどうなるのかわかりませんが、「医療界の外から見ると医師は病気を治そうとしていない、治したくない空気が感じられる」というのはどういう意味で書いたのかと・・・・(汗。
文字通りです・・・と言われると、医師が医師としての職責を果たしていないということなのでしょうか?
それとも患者数が増えていくからこういう表現になったのでしょうか?
例えばもっとも劇的に改善したのは慢性骨髄性白血病。2000年以前はイマチニブが使用できず、骨髄移植を受けられない人は3年前後で死亡する人が多かった。現在、5年生存率は90%前後になり・・・薬剤が効かない変異(遺伝子の異常)だったりしなければ長期生存するようになった。
ただし、薬剤費は高い。新規治療薬(現在は最初の選択肢にこちらの第2世代が使用されることが多い)での治療は月に50万からかかってしまう。
多発性骨髄腫も2006年より前は「自家移植」ができない場合、延命自体が困難なものであった(MP療法はQOLを改善するのみで、延命はしない)。しかし、現在ではボルテゾミブ・レナリドマイドなどの登場で延命効果が認められている(登場以前と以後で生存率に差が出ている)。それぞれ治療の仕方にもよるが…50~80万/月程度必要となる。
と、これは医師側から見た感覚ですが・・・この方の真意はどこにあるのだろうと思っています。
また、終末期医療に関して麻生副総理の人生観(らしいです)がこんな発言もありました。
麻生太郎副総理兼財務相は21日、首相官邸で開かれた社会保障制度改革国民会議で、終末期医療に関連し「チューブの人間だって、私は遺書を書いて『そういう必要はない。さっさと死ぬから』と手渡しているが、そういうことができないと死にませんもんね、なかなか」と述べた。延命治療の否定とも受け取られかねない発言で、麻生氏はこの後コメントを発表し、「適当でない面もあった」と撤回した。
麻生氏は、同会議のメンバーである有識者が年金や医療に関する考えを述べた後、発言したもので「いいかげんに死にたいと思っても生きられる。しかも、政府のお金で(終末期医療を)やってもらうのは、ますます寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしないと」とも語った。
発言を受け、菅義偉官房長官は麻生氏から電話で真意を確認。記者会見で「個人の人生観を述べたということだ」と述べ、問題ないとの認識を示した。
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実際のところ、延命治療をする、しないと決めている方がどれほどの数いらっしゃるのでしょうか。僕は医師という立場上「人の死」をよく見てきました。僕自身、「思いもよらないところで死ぬかもなぁ・・・」と、よく思っていますが誰かに伝えたり、書き残したりはしていません。
思っていてもどうしても「まだ先」と考えてしまう。
確かに、意識のない状況で「患者さんにどういうメリットがあるのだろう。患者さんのご家族は…少しでも長生きしてほしと思っているかもしれないが」というようなことがあります。しかし、患者さんにはそういうことは・・・もう聞けません
大病を患われた場合、そういう話も家族内でされることもあると思いますが、急な病気や怪我では意思表示ができていないかもしれません。
そういう意味では「死」を認識しながら生きることは大事だと思います。
しかし、終末期医療・・・という書き方だと「緩和ケア」などの否定にも聞こえます。緩和ケアなどは今後必要な領域ですし、(おそらく麻生さんが言っている)病院でのケアではないものを作っていくためにも必要(そういう方が身近にいれば、死というものを認識できるようになると思います)だと考えています。
まぁ、何よりも田辺さんのこの記事が一番気になるところですが…(続きはどうなる?)
田辺さんのHP
http://www.cocoknots.co.jp/tanabe/
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
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それでは、また。