おはようございます
来週、再来週は土曜日に出張予定なので、予定がない土日として週末はゆっくり過ごしました。前々から計画していた、職場の医療従事者の方を招いてホームパーティを土曜日にすることが出来ました。
もう少ししたら出勤しますが、その前に一つきになった記事を紹介します。
医師7割、患者から暴力や暴言 院長刺殺1週間
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170127-00003544-gifuweb-l21
岐阜新聞Web 1/27(金) 8:46配信
岐阜市の歯科医院で、男性院長が患者の男に刺殺された事件から27日で1週間。犯行動機は治療を巡る不満とみられている。医療現場では、患者やその家族から暴力を振るわれたり、暴言を吐かれたりする例は少なくなく、「モンスターペイシェント(患者)」に対応した医師は7割に上るとのデータもある。だが警察に届け出られず、院内で問題を抱え解決しようとするケースが多いのが実態だ。
全日本病院協会が2008年4月に発表した調査結果によると、回答した1106病院のうち52.1%が暴力や暴言などを経験。医療従事者向けサイトを運営する「ケアネット」(東京都)の13年2月のサイト会員医師千人への調査でも、7割近くの医師が暴力や暴言、理不尽な要求などを繰り返す「モンスターペイシェント」の対応経験があると答えている。
近年では、13年に北海道三笠市の総合病院の診察室で医師が患者に刺殺された。14年には札幌市で医師が患者に刃物で切り付けられ重傷を負った。
「クレームのようなものはほぼ毎日ある」。岐阜市内の総合病院の男性職員は漏らす。医療結果が意に沿わないとか、医師の態度が気にくわない、待ち時間が長いなど、患者からのクレームはさまざまだ。
暴力にまで発展するケースは少ないというが、万一に備え、この病院では未然の備え、事件発生後の対応マニュアルを独自に作成。発生事案を共有する報告会も行っている。「自分たちの身は自分たちで守るという意識は強い」という。
保安職員として勤務する警察OBの男性は「脅迫や強要など刑事事件に当たるものも多い。現役時代は全く知らず、正直驚いた」と実情を語る。
事案の多さに比べ、警察への届け出が少ない背景には、医療機関特有の理由があるようだ。
病院や歯科医師向け顧問弁護士を務める東京の法律事務所の弁護士などによると、事件化されると捜査期間中は他の患者への診療に支障が出たり、「怖い患者がいる」などの評判が広がり「風評被害」を受けるのを危惧したり、仕返しを恐れたりするからだという。診療は正当な理由がない限り拒むことはできないことも、事態がエスカレートする一因という。
医療機関向けの暴力防止啓発ポスターの制作などに取り組む筑波大医学医療系の三木明子准教授は「病院の規模などによって対策はそれぞれ違う。警察への通報はもちろん、病院や診療所間での横のつながりを生かした連携を取る必要もある」と指摘している。
【岐阜市の歯科院長刺殺事件】
20日、岐阜市黒野南の歯科医院「渕野歯科」で、院長の渕野太賀臣(たかお)さん(50)が、患者の同市折立、無職長浜伸幸容疑者(58)=殺人容疑で送検=に包丁で刺殺された。長浜容疑者は歯槽膿漏(のうろう)の治療で歯を抜かれたことに不満を抱き、医院とトラブルとなっていたとみられる。医院には事件4日前の16日に長浜容疑者から苦情の手紙が届き、2人は17日に院内で話し合ったが、18日にも再び苦情の手紙が届いていた。
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僕はあまり患者さんとは揉めない方だと思いますが、それでもよくわからないことを言う方(家族)はいらっしゃいます。
直接あまり言われたことはないのですが、たまに聞く内容を考えると「脅迫以外の何でもないな」というような話はあります。そういうのに対応するために「警察OB」が色々な病院で常駐しているのだと思いますし、そう言った大きな病院は弁護士などとのやりとりもしやすいのでしょうけど、個人で開業すると大変なことも多いのだろうと思います。
今回の事件も「氷山の一角」なのかもしれないと思いました。
この中で医療連携だけでなく、こう言った問題に関しても横のつながりは重要だろうと。
ただ、その場合「問題を引き起こす患者」さんをどこも引き受けたがらなくなるかもしれないと、別の懸念も生じるなと考えてしまいます。第一、個人情報保護してないし・・・。
そういう意味で、難しい問題だと感じました。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。