病棟から呼ばれ、そちらが落ち着いて帰ろうとしたら、当直から電話。
敗血症性ショックらしい患者さんが搬送されてきました。
初期対応して今、帰っています。
疲れました。
寝て、目が覚めたら当直です。
では、また
さて、追加します。
勤務医の退職金が話題に上っていますが、退職金ってそんなにないでしょう…と思うのは僕だけでしょうか?
たぶん、一つの病院に長く働いている人でない限り、大した退職金や年金とかは出ないと思うけどなぁ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101126-00000005-cbn-soci
医療介護CBニュース 11月26日(金)19時31分配信
勤務医と開業医の所得実態の把握へ、退職引当金のデータを集計する方針が示された中医協の調査実施小委(11月26日、厚労省) |
先日も当直でしたが、明日も当直です
当直中に救急車で搬送されてくる人、確かに軽症の方が多いのは確かです。
軽症でも本人は動けなくなっているようなものもありますので、すべての軽症が駄目だというつもりはないのですが・・・本当にタクシー代わりに救急車を呼んで救急外来とかでもめていく患者さんもいます
僕はどういうわけか、や○ざだから気をつけて、何かあったらすぐに警備の人を・・・と言われて対応した患者さん(×2)にも、普通に診療ができましたが・・・。
ただ、本当に救急車が必要かどうかは判断が難しいところですよね。救急隊としては呼ばれた以上、どこかの病院まで搬送しないといけないですしね。
昨年の救急搬送時間、過去最長の36.1分―消防白書
医療介護CBニュース 11月26日(金)19時52分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101126-00000007-cbn-soci
総務省消防庁は11月26日、2010年版消防白書を公表した。それによると、119番通報から病院収容までの時間は昨年、平均36.1分で過去最長を更新した。全体の約半数は軽症患者だった。
病院収容までの時間は、前年の35.0分から1.1分延びた。最も多いのは「30分以上60分未満」で全体の50.6%。次いで「20分以上30分未満」(32.7%)、「10分以上20分未満」(8.5%)となった。
通報から救急車の現場到着までの時間も、平均7.9分(前年7.7分)で過去最長。「5分以上10分未満」が65.2%で最も多く、以下は「10分以上20分未満」(21.0%)、「3分以上5分未満」(10.8%)と続いた。
全体の救急出動件数は512万5936件で、2万5566件(0.5%)の増。このうち、ヘリコプターの出動件数は3710件(前年3276件)で過去最多となった。救急車は、6.2秒に1回の頻度で出動したことになる。
救急車で搬送された468万2991人を傷病程度別に見ると、入院加療を必要としない軽症者が50.7%を占めた。死亡は1.5%、重症は9.9%、中等症が37.8%だった。
年齢区分別では、高齢者が49.3%で最も多く、以下は成人(40.9%)、乳幼児(5.2%)、少年(4.3%)、新生児(0.3%)と続いた。
-------------------------------------
本当に患者さんとしては「不安」「強い症状」があったりして搬送されてくる方がいるので、一概には軽症は全部だめ…と言えないのですが。
例えば先日救急搬送されてきた患者さんは、診断としては軽症といってよい「頭位性めまい」なんですけど・・・・
回転性めまいでずっと吐いていて、本人は起き上がれないし、家族が「救急車を呼ぼう」と考える気持ちは理解できます。
逆にそう言った患者さん達の中に、小脳出血とか重症の患者さんがいるので何とも言えません。
しかし、本当に救急車の中から「ひょい」っと降りてきて…という方もいます。
ここら辺は取り締まりたいところです。
そこまで元気なら救急隊の方で「軽症すぎる」という理由で断れないものかと思ったりしますが・・・難しいですよね。
この「本当に軽症すぎる」という人を受け入れる病院もなかなかないような気がするし、それで時間がとられると「地域の救急車数」は数が決まっていますので、本当に必要な人に迷惑がかかる。
http://blog.with2.net/link.php?602868
人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします
・・・明日の当直は何もないことを祈ろう・・・。
それでは、また。
こんばんは
今日は一日、風邪でダウンしていました。今も体がだるいのですが…。
朝からティシュを1箱分以上消費し、鼻の下を赤くしております…orz
というわけで、寝込んでおります
こういうときに一人暮らしだと不便ですね。とりあえず近くのコンビニに食事などだけ買いに出かけました。お茶、野菜ジュース、弁当などを買い込み、部屋に戻ってダウン(ど~でもいいのですが、コンビニと家との往復の道でカマキリを見ました)。
しかし、相変わらず病棟から電話は来たりします。
今日のバックアップは僕じゃないのだけどな~~~
http://blog.with2.net/link.php?602868
人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします
僕は風邪をひいたときは葛根湯を主体に用います。あとは症状次第ですが、葛根湯は風邪の初期であれば有用な薬剤だと思っています。
火曜日に当直なので、そこまでには回復させたいところです。
それでは、また。
さて、続けます。
どうも、インフルエンザワクチンの副作用として熱が出ているのか、風邪をひいたのかわかりませんが、熱があるようです。困ったものだ・・。
さて・・・ニーチェの言葉か何かで「エゴイズムは感情の持つ遠近法」というようなことを書いていました。これは一つの本質をさしていると思っていますが、当たり前ですが人は自分と関係するものはクローズアップして考えます。
僕が医師不足の問題を大きく取り上げるのは、当たり前ですが現場でそれを感じているからであり、いずれ成り立たなくなるだろうと思っているからです。
僕らの世代で人手がすでに足りなくなってきている。僕らの先の世代ではどうなるのか・・・。さらに減るかもしれない。そうすると総合的に破綻するのは当然ではないか…と思うわけです。
そういう意味で人は自分に関係ある部分はクローズアップするものだと思います。
いずれ…という意味でクローズアップされてきた分野「介護」 そこにこの国はどう切り込んでいくのかしら…と思っています。
4分の3超「介護必要になるかも」=自分と家族の将来に不安―内閣府調査
時事通信 11月20日(土)17時12分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101120-00000066-jij-pol
内閣府は20日、「介護保険制度に関する世論調査」の結果を発表した。それによると、4人に3人が自分自身が寝たきりや認知症の要介護者になるかもしれないと不安に思っていることが分かった。家族が要介護者となることへの不安も8割近くの人が抱いており、少子高齢化の進行に伴う不安感の拡大がうかがわれる結果となった。
調査は9月16日から10月3日まで、全国の成人男女5000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は65.4%だった。 要介護者となることへの不安は、自分自身について「ある」と答えた人は7年前の前回調査比6.1%増の75.1%で、「ない」は同5.7%減の24.4%。家族について「ある」は同4.1%増の77.6%、「ない」は同7.3%減の18.0%だった。
自分自身に介護が必要となった場合に困ることを聞いた(複数回答)ところ、「家族に肉体的・精神的負担を掛ける」が73.0%で最も多く、「介護費用の負担が大きい」60.1%、「収入がなくなる」32.2%などが続いた。自分が介護を受けたい場所では、「現在の住まい」を挙げた人が37.3%。次いで「特別養護老人ホームなど介護保険施設」が26.3%、「有料老人ホームや高齢者住宅」が18.9%だった。
----------------------------------
介護問題も大きなものだと思います。 今のままでは受け入れ不能となる要介護者が増えるだろうと思うのは、当たり前の話だと思います。
介護関係で「主治医意見書」なるものを書くことがよくあります。65歳以上ならともかく、65歳未満だと介護を受けるのは結構大変です。
本当に自分でベッドから降りることもできない人の要介護認定を受けるのに、「末期癌」以外ではなかなか取れない。
家で介護を受けたいといっても、介護職の人数も足りませんしねぇ。まぁ、そういう意味ではこの分野は「経済」の活性化につながりうるとも思います。
この問題を政治家はどう思っているのでしょうか?
もう、大臣をおやめになられているので良いかなぁ・・・ということで・・・。先日も書きましたが民主党の某国会議員さん、政治家という立場で医療現場に横やりを入れていらっしゃいましたが、そういうことができるえらい立場だと思って気にしていないのでしょうかね?
自分の関係者は医療や介護は問題ないって。
話を脱線させますが、僕は結構いろいろな人と付き合いがあります。それは誰だってそうでしょうけど、ネット上の付き合いもあれば、僕より20歳くらい上の年齢の方々と一緒に、よく酒を飲んで話をしてます。
その時にも話をしましたが、
「医者という職業にプライドは持っていますが、偉いとかは全く思いません。むしろ、僕は自分が医者としては必要なくなるような時代が来て、釣りや読書や本でも書いて過ごしてみたいくらいです。むしろ、他の職業の方々とか、技術者関係の方々とかのことを尊敬します」
という話をしました。
ここで僕が思っているのは、政治家の多くがそんなことを思っているとは思えませんが、こんなことを言う人もいるから、結構「俺は偉いんだぞ」と思っているひとも多いのではないかと・・・。
民主・松崎議員が自衛官を「恫喝」か 「俺を誰だと思っている」
産経新聞 11月18日(木)2時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101118-00000513-san-soci
今月3日に埼玉県の航空自衛隊入間基地で行われた航空祭(写真:産経新聞) 民主党の松崎哲久衆院議員(60)=埼玉10区=が今年7月、航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)で行われた納涼祭で秘書が運転する車を呼び寄せる際、空自側の規則どおりの対応に不満を抱き、隊員に「おれをだれだと思っているのか」と“恫喝(どうかつ)”ともとれる発言をしていたことが17日、分かった。防衛省幹部や、自衛隊を後援する民間団体「航友会」関係者が明らかにした。
入間基地では今月3日の航空祭で、航友会の会長が「民主党政権は早くつぶれてほしい」と発言。これを受け、防衛省は自衛隊施設での民間人による政権批判の封じ込めを求める事務次官通達を出した。松崎氏は会場で会長の発言も聞いており、周囲に強い不快感を示していたため、「納涼祭でのトラブルも遠因になり、異例の通達につながったのでは」(防衛省幹部)との見方も出ている。
松崎氏は7月27日の納涼祭に来賓として出席。帰る際に駐車場から約30メートル離れた場所に自分の車を呼び寄せるよう、車両誘導担当の隊員に要求した。だが、歩行者の安全確保策として片側通行にしていた道路を逆走させることになるため、隊員は松崎氏に駐車場まで歩くよう求めた。
ところが、松崎氏は歩行者はいないとして車を寄せるよう指示。隊員が拒否したところ、 「おれをだれだと思っているのか」「お前では話にならない」 などと発言した。
別の隊員が松崎氏の秘書が運転する車を逆走させる形で寄せると、「やればできるじゃないか」という趣旨の発言もした。誘導担当の隊員が「2度と来るな」とつぶやくと、松崎氏は「もう1度、言ってみろ」と迫ったとされる。こうした過程で、松崎氏が誘導担当の胸をわしづかみにする場面もあったという。
松崎氏は産経新聞の取材に一連の発言をすべて否定し、「(隊員の)体には触れていない」と述べた。一方、「(受付を通り越して)駐車場でしか車を降りられないなど誘導システムが不適切だと指摘はした」と説明し、「隊員に2度と来るなと言われたことも事実。(自分は)何も言っていない」と話している。
---------------------------------
僕は多くの方々が多くの人々に貢献していると思っていますが、政治家は「国民から集めた税金」をどのように分配し、どのように利用するかを決める「国民の代表」でしかなく、彼らは偉いのでもなんでもない。
むしろ、それができないのであれば「誰にも寄与していない」のである。
政治家として会議場にいるだけであれば、一体だれの役に立っているのだろうか?
(現場にすらいないのに・・・)
http://blog.with2.net/link.php?602868
人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします
政治家からの圧力というのがまかり通ると思っている。それは政治家が偉いという錯覚を多くの人がもっているにすぎない。政治家本人も。
そう僕は思います。
話が脱線しましたが、介護の問題も含め政治家の方々が「親身になって」考えていただけることを祈っています。
それでは、また。
こんばんは
今週も大忙しの毎日です。
看護師さんが「病棟の紹介」をするポスターみたいなものが、院内の廊下に貼られているのですが・・・。
○○病棟:~ですが、勤務は平均して17:30頃には終了
と書いてある病棟もあれば、うちの病棟のように
血液・○○病棟
4月~9月の緊急入院患者数110名…
・・・・・また、そんなこと書く。誰も来なくなるぞw
まぁ、昨日も緊急入院2名ありましたよ…。
しょうがないじゃない。内服抗癌剤で緩和ケアまで行えば、緩和ケアしている患者さん達の緊急入院は増えますよ。それ以外にも緊急が多いのに…。
さて、そんなことを思いながら血液診療をやっております。
産科医割増賃金訴訟:「時間外労働」認定判決 県「直ちに実施、不可能」 /奈良
毎日新聞 11月17日(水)16時12分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101117-00000189-mailo-l29
◇産科医師1.5倍必要 国に対策要請へ
県立奈良病院(奈良市)の産婦人科医2人が、夜間や土曜休日の宿日直勤務に対し、割増賃金などの支払いを求めた訴訟の控訴審判決は、昨年4月の1審・奈良地裁判決と同様、勤務を割増賃金の対象となる「時間外労働」と認めた。判決を受けて、県庁で記者会見した武末文男・県医療政策部長は「直ちに(判決内容を)実施することは不可能」とし、国に労働環境の改善と救急医療の継続・維持への対策を要請する意向を明らかにした。【阿部亮介】
現在、同病院には7人の産科医が勤務し、24時間体制で妊婦を受け入れている。県と同病院は今年7月に労使協定を締結。医師の時間外労働は年間1440時間を上限とし、特別な事情があれば協議のうえさらに360時間延長できるとした。
判決によると、2人は1カ月平均9回弱の宿日直勤務をしているが、1回2万円の手当が支給されるだけだった。
同病院はこの宿日直手当と時間外労働手当の併給方式を採用。すべて時間外労働とすると、法定労働時間や労使協定の上限を上回り、武末部長は「(昼夜の)交代制勤務が必要になるが、交代制には現在の医師が1・5倍必要。医師を増やすには10年かかる」と説明した。
県は時間外労働の縮減に努めているが、深刻な医師不足の中で改善の見通しは立っていない。武末部長は「24時間365日急患への対応を求める医療法の宿直と、軽微な作業を前提とした労働基準法の宿日直を明確化することを国に求めたい」と話した。
----------------------------------
まぁ、当たり前の話ですが医師数はシフト勤務をするようになれば、現状でも不足しているのにさらに足りなくなりますよね。
関連した記事でこちらの記事でも気になることを書いています。
「当直医も通常業務」 大阪高裁も労働時間認定 産科医の当直賃金訴訟
産経新聞 11月16日(火)18時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101116-00000607-san-soci
病院の当直勤務を時間外労働と認めず、一律の宿直手当しか支給しないのは不当として、奈良県立奈良病院(奈良市)の男性産科医2人が、県に平成16~17年の時間外手当(割増賃金)の支払いなどを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(紙浦健二裁判長)は16日、県に計約1500万円の支払いを命じた1審奈良地裁判決を支持、「当直勤務の全体が労働時間に当たる」として双方の控訴を棄却した。 原告側代理人によると、医師の当直全般を労働時間と認めた判決は高裁では初めて。多くの公立病院では、業務の一部にしか時間外手当が支給されておらず、1審に続いて労働環境の見直しを迫る司法判断となった。
判決で紙浦裁判長は、奈良病院で行われた16~17年中の分娩(ぶんべん)のうち、6割以上が当直時間帯だったと指摘。周辺の産科医不足から同病院に患者が集中し、土・日曜の当直を続けて担当すると、56時間拘束される場合もあったと述べた。
こうした過酷な労働実態を踏まえ、割増賃金を支払う必要がない「断続的労働」には当たらないと判示。待機中であっても病院の指揮命令下にある労働時間にあたり、「当直全体で、割増賃金を支払う義務がある」と結論づけた。
一方、救急搬送に備えて自宅待機する「宅直勤務」を時間外労働と認めるよう求めた原告側の主張については「医師らの自主的取り組みで、労働時間には当たらない」と退けたが、「現状のままでいいのか、十分検討すべきだ」と付言し、県知事や議会に実態調査と体制の見直しを促した。
判決によると、奈良病院の産婦人科では、夜間や休日の当直を1人で担当。産科医2人は16~17年に、それぞれ約210回の当直についた。手術を含めた分娩への対処に追われ、通常勤務より負担感が重かったが、1回2万円の宿直手当しか支給されなかった。
----------------------------------
僕と後輩の二人で土日のバックアップを交代で行っています(最近そうしました)が、これは確かに自主的と言えば自主的にやっています。
http://blog.with2.net/link.php?602868
人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします
僕が夏までの2年間、ほぼ自主的に毎週末病院に行っていたといわれれば、自主的な行動ですよ。確かに。
若手が僕しかいなければ、自然とそうなりますって…。 バックアップするというのが僕達にどれだけ拘束力があるかと言えば、いつ電話がかかってきても対応できるようにしているので、当たり前ですが行動半径は非常に狭いです。ついでに言うならば僕の場合は、趣味であるランニングなどもできず・・家で待機していることが多いです。
もしくは病棟でそのまま待機か・・・。
当直医に
「先生、病院にいるなら当直代わってください(笑」
などと言われたりします
バックアップも自主的と言われますが、かなり拘束力ありますよ。
それに自主的に行わなかったら、どうなると思っているんでしょうかね・・・?
今日、たまたま他の病院(都内某大学病院)に行っている医師と話をする機会がありましたが、
「血液内科は○○大学病院でも足りないらしいです。特に僕らくらいの年齢の医師が・・・」
と言っていました。
血液内科医が足りなくなるのは「やりがい」や「面白さ」はあると思いますが、やはり休みがなくてきついというのはあるのではないかと思っています。
若手医師が少ない。だから、知っている先生から「うちの大学に来ない?」と言われるのだろうけど・・・少し体制を立て直してほしいと思う次第です。
それでは、また。
こんばんは
今日はバックアップで病棟におりましたが、非常に安定していたので昼過ぎに帰ってきました。
病棟が落ち着いているのをみて…今日僕がやりたかったことは (自分の)陥入爪の処置
周りの人が僕が自分で小外科やっているのをみて(処置室で)
「先生、Mですね」
とか言って通り過ぎていく。
SかMかと言われたら、Sではないと思うが断じてMではない…と思う
http://blog.with2.net/link.php?602868
局所麻酔でブロックをして、止血と局麻の効果を維持するために駆血帯でしばって…。自分でメスなどをもちいてやります。
自分でやるほうが奥の方に刺さっているやつまで攻め込めるので、自分でやっています。
他の先生に頼むとだいたい…もう一歩…というところまではいかないのですよね。たぶん、痛いだろうと思いやってくれているのだと思いますが・・・。
ただ…正直、今日は頑張りすぎたのか・・・・
「あっ・・・・」
奥の方に刺さっていた爪を引き抜いたら、かなり大きな穴ができ・・・血がなかなかとまりませんでした(汗
ちなみにoozing(じわじわ血が出る)は先程まで続いていました。
ここまでやると(爪母ちかくまで攻め込んでいるため)かなり痛いのですが、痛みには耐えられます。
因みに自分でやるので、どうしたら局所麻酔で痛みが少ないか…は何となくわかります。
これでどうにか、明日以降は足の痛みに邪魔されずに済みそうです。(今、痛いですけどw)
明日はDay0(骨髄の輸注を行う日)なので、早めに寝ます。骨髄採取もやらないといけないですしね・・・。
では、また。
さて、続けます
時間外勤務上限・・・。最近僕は結構楽です。
例えば、僕が大学に戻ってきた最初の一年間で・・・病院に一日も行かなかったのはゴールデンウイークのころで(8ヶ月後)・・・某先輩医師(すでに辞められましたが)が
「俺が信用できないのか。休め」
とおっしゃってくださり、しっかり休んだのが最初。
8カ月ぶりに休みを取りました。
初めの1年は今の教授と講師(over fifty)に僕というメンバーだったので、夜中の急変の連絡が僕のところに集中していたので、自分が死にそうなくらいやばかったです。
で、上に書いている先輩ドクターが来てくださって、少し楽になり、後輩も入ってきて…。
後輩が増えてから一応休む時間は少し増えましたが(ほとんど休む時間なしで8カ月勤務していたころに比べると 笑)、それでもこの夏までの2年間で休んだ日数は14日間でした。
まぁ、昨年の1年間で10日くらいは休んだということでしょうか?
なんだかんだ言ってもOn call体制だと休んだ気になりませんが。
この夏からは僕も積極的に休むようにしているので、すでにこの2年間と同じくらいは休んでいるのではないかと思います。夏休みの1週間が大きい。
今までが「よくこんな勤務でやっているな」という状況だったから、すごい改善(笑)です。後輩と連携してなんとか対応できていることが・・最近休めている一番の理由でしょうか。
そんな勤務体制のため、あまり「時間外勤務」というものを認識していないのですが、週に45時間くらい余裕でOcerしてそうですけどねw
もしかするとうちに「労使協定」なんてものが存在しないのかな(笑
県立小児医療センター:医師、「上限超す勤務時間」 労基署が是正勧告 /群馬
毎日新聞 11月6日(土)11時39分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101106-00000046-mailo-l10
県立小児医療センター(渋川市)が09年3月、医師の労働時間が労使協定の上限を超えているなどとして、前橋労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが5日分かった。同センターによると、勧告を受けて常勤医師を2人補充したが、一部診療科では医師確保が依然として追いついていないという。
勧告書などによると、時間外労働は労使協定で月45時間までなどと定めているが、医師35人のうち6人が上限を超す勤務をしていた。 同センターによると勧告後、心臓血管外科の医師を2人から3人に、循環器科の医師を3人から4人に増やしたが、一部診療科は必要な医師数を確保できていないという。松本博崇事務局長は「勧告はもっともだが、医師は簡単には増やせない」と話している。
勧告の背景には慢性的な医師不足があり、厚生労働省の「必要医師数実態調査」によると、県内では6月1日現在、医師469人が不足している。診療科別では▽内科72人▽整形外科51人▽外科34人▽小児科31人--など。県病院局は「医師の絶対数を増やさなければ劇的な改善はのぞめない」と話している。【鳥井真平】
---------------------------------
今までにも書いてきましたが、連続勤務…過労状態の勤務は非常にミスが多くなる可能性を秘めています
24時間覚醒はアルコール0.01%と同レベルの注意力しかないというのは有名な話ですが、これに近しい状況は様々な診療科で起きていると思われます。
その状況でも耐えうる人材が医師になっていると言えば聞こえは良いですけど、状況は変わっており相当な人間でないと耐えられなくなりつつあると思います。
日医の理事さんが
「私たちも勤務医をしていたころもある」
といっても、今と昔は変わったのだ…と言いたい。
実際に「日本の今の医師数」で「インフォームド コンセント」を十分に取り、患者の知る権利を十分に満たしながら診療をやりなさいと言われたら、かなりの過労状態になっていくと思います。
パターナリズムがよいとは僕は全く思わないです。
僕が説明するときに必ず患者さんに言う(言っていると思う)のですけど、あくまで患者さんの時間、自分の時間だから患者さん自身が決める義務と責任と権利がある。
それを決めることができるだけの「情報」を与える義務(説明の義務)が医師にはあると思う。
だからこそ、できるだけきちんと説明をする。
まぁ、外来ではどう頑張っても1時間は時間が取れないですけど。昨日も入院の患者さんの「選択」の説明には1時間半の時間を使って説明をしました。
患者さんによっては「わからないから先生に任せます」というかたもいるのですけど、本当はそうであってほしくないと思っています。
「今の医療体制」と「昔の体制」を比べて、さらにできることが増えた「医療の発展」も考慮して、必要な医師数を出してほしい。
http://blog.with2.net/link.php?602868
さて、少し疲れてきたので休みます。
と・・言うよりはメガネ屋さんから、新しい眼鏡ができたと電話が来たので取りに行ってきます。