新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

1つの夢:医局の垣根を超えた人を循環できる新しい病院・血液内科を作る

2020-07-08 05:22:36 | 医療

おはようございます。

 

今日は来月から新しい病院に勤務しますので、最近色々考えていることを書いてみたいと思います。

 

というか、最近ではなく、もう医者になってから10年以上ずっと考えていることです。そしてその状況は今も変わっていないというだけですね。

 

もともと僕は研究に関しては大学病院や研究機関ごとに差がなくてはならないと思っていますが、患者さんを診る診療という面では大きな違いはない方が良いと考えています。

ですので、過去にもこのような記事を書いていました。

医学部の横の連携を

医局は村社会と言いますよね

医療連携:縦と横と心

 

もう5年以上前にうちの後輩が某大学病院のやり方を学んできたとき(母校の大学病院は僕も含めて様々な病院のやり方を学んできますので、違いが良くわかります)、今までの母校のやり方と違うやり方をしていることがありました。

 

「そのやり方をしている理由は何?」

と聞くと、

「僕も知りたいと思って聞いたのですが、『これが標準だろう』と言われました」

と、答えが返ってきて、色々調べたりしたものです。

 

色々な病院のやり方の違いを知り、僕が根拠を調べることで色々な知識が拡充されてきたと思うのですが、この違いを学ぶことは本当に役立ちます。自分たちのやり方が普通と思っていたら、それ以上の発展は見込めません。

 

このブログを介して僕に相談をくださる方(なかにはメールアドレスを書かれて、オープンにできないためメールでやり取りしている方もいますが)からの話でも、色々やり方が違うことは伺えます(たまに僕が引いてしまい、セカンドオピニオンをおすすめした方もいましたが)。

 

血液内科という分野は医師の数が少なく、医局ごとの関係性がやや強いような印象を受けます。なんの分野でもそうかもしれませんが。

 

他の病院のやり方を学ぶことは自分を高めるきっかけになるものです。

 

僕も今の大学病院に来て幾つかの治療法の違いをみにつけ、自分の考え方に取り込んでいます。もちろん、論文で統計学的なものは確認した上でですが。

 

それゆえどこまでできるかはわからないですが、「医局の垣根を超えた連携が取れる病院・血液内科」を目指したいと思っています。少なくとも母校と現所属の2つの大学病院は結べますし、東京都内や自治医大さいたまとも近いですし・・・。

 

僕はいつでも「これより良いやり方があるのではないか」と思いながら診療をしています。

 

例えば標準治療で行くのか、治療反応性をみて個人ごとに対応を変える(遺伝子ではなく、治療反応性をみたオーダーメイド治療)のか・・・ということについては「標準治療で介入を開始し、治療反応性を2コース目までで確認して、このままで良いか、先々のことを見通したときにその後の方針をどうするか」を決めているので、どちらかというとオーダーメイドなのですが、これも病院ごとの考え方があります。

 

本来はガイドラインで「〇〇療法を6コース」と決められているから、その通りにやるというのが標準なんだと思いますが、それを理解した上で1ー2割の患者さんは治療法を途中で変えている、もしくはそのままにはせずに相談していると思います。これは理屈で説明できてしまいますので・・・。

 

そういうことも含めどういうやり方が良さそうか。この情報にさらに他の病院ではこういうことをしている、あそこの医局ではこんなことをしている・・・特に患者管理の面で・・・というのがあれば、どんどん取り入れていきたい。

うちが標準と思っていてはできないので、各病院・各大学・各血液内科医の違いを取り入れてより良い医療を作り出して行く。色々なところの違いを学び、新しいやり方を作り上げて行く(すぐにはできませんが)そんな病院・血液内科を作り上げて行きたい。

(国立がんセンターだと治験が多いでしょうし、第一にがんセンターのやり方を学ぶところだと思っています。それを持ち帰る。そうではなくて多くの医師と作り上げて行く病院にしたい)

 

それには10年以上かかるでしょうし、そこまでの病院を作ることを次に行く病院の管理者の方々が望んでいるかはわかりませんが、分野が限られたとしても「医局の垣根を超えて、より良いものを作り上げて行く病院」を作っていきたい。

 

これが1つ目の目標です。

 

2つ目に今お世話になっている大学病院、母校の大学病院ともに埼玉県内だけでなく全国でも血液疾患の患者さんが多い病院です。そしてそこに患者さんが集まっているわりに医師数は埼玉県は少ないですので、負担が大きくなります。その負担を多少なりとも軽減することです。

 

医療圏がこの2つの病院と重なっているので、そのエリアは対応可能にして両病院と連携しつつ両病院の負担を軽減すること

 

3つ目に埼玉県の血液内科医が大学病院以外で血液内科診療を行える病院は限られています。もし、医師がこの2つの大学病院を含め、全国から集まってくださるような病院にすることができれば、人を循環させることができるかもしれない。これは特に母校の後輩たちや今いる大学病院の若手医師で子供ができたり、大学での医療ではなく一般病院で医療を行いたいと思ったときに勤務しやすい位置にある病院(血液研修施設には早期にしたいところ)で、必要になったら大学に戻れるようにする。関連病院と言われるほど医師数を依存することはなく、色々な意味で循環させることができるような病院

 

そういう病院・血液内科を作ることができればと思っています。

 

それが大学病院というアカデミックなところから出て行き、新しい場所で「医療・教育」に関わる方法だと思いますし、私がお世話になった2つの病院にできることだと思いますし、本当に僕が思い描いているようなことができれば全国区で多くの医師・患者さんに良いことができるようになるかもしれない。

 

今はただの夢ですが、その夢を10年、20年かけて達成することを目標とし、それを成し遂げて、後世にその産物を譲って行くことができれば僕が生きている(先の話ですが、生きた)意味になるかなと思っております。

 

ということで、まずは少しずつ血液内科を作り上げていこうと思っております。

 

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地域医療への貢献を目指して

2020-03-02 23:26:28 | 医療

こんばんは

 

最近、いよいよ調子が悪くなってきました。そこで心配になってきたのは妻や子供達のことです。収入源が僕しかいないので、僕が働けなくなるだけで家族が路頭に迷ってしまいます。

 

それはさすがにまずいので、状況を変えねばならないと思っているところです。

 

今のままでは状況が変わらないので、やはり体調が完全にダメになる前に環境を変えるほかはないのだろうと思っています。

 

僕は主に母校の血液内科で臨床の基礎・応用を、研究については北海道の大学病院で学びました。母校は少し特殊な環境であったため、血液内科の外来抗癌剤治療を行うことができず、卒業生が開いているクリニックで抗がん剤治療が行われてました。そのため母校ではできなかった外来抗癌剤治療の多くを今いる病院で学びました。治験もやっていましたし、なかなかいろいろと違いを学ばせていただきました。

 

これによりさらに僕の幅は広がってきたと思います。

 

それだけでなく、研究会の演者として使っていただいたり、教授からの依頼で原稿を書く機会も与えていただきました。そういう機会も多くいただいたことは本当に感謝しております。

さらにもともと教育者としてよりより医師を育てたいと思っておりましたので、教育の機会を与えていただいたことにも感謝しております

 

しかし、体調がなかなか厳しく、このまま続けてもどこかで倒れそうな気がします。仮に倒れた場合は上司・同僚や患者さんに迷惑をかけますし、何よりも家族が路頭に迷いかねません。

 

そういう意味では環境を変えないといけないと思っております。

 

今いる施設も母校もいろいろ学ばせていただいた病院で、この2つの病院はともに日本全国でも有数の血液疾患患者を抱えています。すなわち患者数に対して医療施設も医師数も少ないことになります。

 

医療過疎の埼玉ですから仕方がないかもしれませんが。

 

その大学病院2つが同種移植や白血病、自家移植などマンパワーと設備がそれなりに必要な患者に集中するためには、高齢者などの診療を頼める血液内科のある施設があれば地域医療にも貢献できますし、現在の施設や母校にも少しは貢献できるのではないかと思っています。

 

可能であれば、1人ではなく2、3人でやりたいところですが、そういうことができないかなと思っています。

 

今はそんなことを考えながら、過ごしております。

 

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新型コロナウイルス:国内アウトブレイクの対策を考える必要がある

2020-02-15 19:55:55 | 医療

こんばんは

 

さて、先ほどインターネットを見たら新型コロナウイルスの話題で持ちきりですね。外来でもよくウイルスに関してのことを聞かれます。

 

僕は自分の外来の患者さんには次のように伝えております。

 

1、基本的に風邪のウイルスです

2、おそらくマスクと手洗いをきちんとすることである程度防げます

3、人混みとかで感染している人と2−3mとかで接するとか、密閉空間の中でウイルスが高濃度になっているとかでなければそれほど感染するリスクが高いとは言えないと思います。

4、ただし、皆さんは(だいたいなんかの治療をしている、抗癌剤治療後の患者さんが多いので)普通の人より抵抗力が低いです。よって、人混みは避けてマスクと手洗いはきちんと行うようにしてください。

 

そんな感じです。で、流行り出した時に看護師さんとかには言っていましたが、「症状が軽い人がかなりいるので、もうすでに広まっているかもしれないよ」「多分、風邪だと思ってそのままにしている人の方が多いのではないか」というような話をしていました。

 

で、実際に多分潜在的な感染者が多いのだろうと思います。

 

鳥インフルエンザもそうですが、普通はウイルスは宿主を選ぶ(鍵と鍵穴の関係で、感染しない動物には感染しない)わけですが、これが人に感染するようになると爆発的に増えるわけですね。理由は人間が免疫を全く持っていないので、みんなが感染する。体に侵入されると基本的に発症するので。

で、今回は発症する人数は多い(多分、把握されているよりは多いのでしょう)のだと思いますが、致死率がそれほど高くないためより広まりやすいわけですね。

致死率が高いウイルスであれば見つかるのも多いですし、そこで感染拡大が途絶える可能性がありますので。

 

感染拡大といえば日本の細かい感染対策を把握しているわけではないのですが、2009年頃の新型インフルエンザは検疫などが主体となっていました。実際に重篤になるケースが少なかったため(それでも200人くらい亡くなられたはずですが)、途中から騒ぎが収束したかと思います。

 

今回はおそらくすでに国内に入っているのだと思いますので、水際対策だけではダメだろうと思います。正直にいうと日本国内でどういう対策が取られるかなと思いながら、様子を見ています。本来、ここでパタパタするのではなく、淡々と予定通りの対応がされていく・・・という感じだと頼もしいなぁと思います。

 

仮ですが「国内でアウトブレイクし始めたウイルス感染」に対する対策が真剣に検討されていない場合(今から検討を始める場合)、それを行う良い機会ではないかと思ったりしています。

 

正直、出血熱クラスのウイルス感染が広がり始めたら、国内は大混乱になります。医療従事者も混乱するでしょう。

 

致死性の高いウイルスであれば隔離するのが基本でしょうが、致死性の低いウイルスだと「ただの風邪」と思って日常生活を続けてしまうかもしれない。仮ですが、ただの風邪と思っていたら重篤化する(今回のウイルスは僕の想定しているものよりは軽い印象です)ウイルスだった場合にどうするか。

 

新型コロナウイルスは感染力が高いため、重症化する患者さんも一定数いらっしゃいます。しかし、出血熱のような致死率が100%に近いウイルスがアウトブレイクするような話ではないので、感染力が高くて致死率が高いウイルス性疾患が万一発生した場合にどうするのか。

その対策を検討する良い機会ではないかと思ってしまいました。

 

このウイルスに対する対策をきちんと検討し、これから実施して行き、どのように抑えられるようにするのか。このウイルスに対する治療法が確立されてしまえば、怖いウイルスではなくなりますので、そういう研究が速やかに出来る体制作り、検査法の確立も早く出来る体制づくりをすることは重要ですよね。

そして実際に多くの患者が発生した時にどこの病院が受け入れるのか(陰圧室などを持つ病院にそれぞれ回していたら、感染拡大の温床になりそうなので、一箇所にまとめるのか。それが都会の病院だと感染が広がりそうだというならば、昔の結核療養所ではないですが山の中にそういう施設を作るのか。病院船をそういう時のために作るのか)

 

色々なことを日常診療の合間に考えています。

 

もちろん、感染力が高くて致死率も高いような病原体が出現しないことを願うばかりですが。

 

世界中でこのウイルスと戦っている患者さんや医療従事者、それをサポートする多くの方々、世界中のすべて人に早く安息の日が訪れるよう祈念しております。

 

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1人、2人で医療を継続するのは無理です:ささやま医療センターの話

2019-08-05 05:06:48 | 医療

おはようございます。

 

7月末にあった日本血液学会の関東地方会は日光で開催されたので、日光への小旅行のような感じになりました。今週末は地域医療の研究会ということで、北海道まで行ってきました。

 

僕の期待していたような発表ではなかったですが、頑張っているなぁと思いました。1人の血液内科医が外来1日40−50人/日×5日間+入院患者40名以上診てるってどういう状況ですかと(汗

本当はどうやって連携しているか・・・という話を聞きたかったのですが、地方でかなり大変ながら頑張っているという内容になっていたような気がします。

 

「こういう合併症は〇〇病院を含めて地域が、あるストラテジーで対応してくれることになっていて、血液専門医でないと対応できないものを我々が診ている」とか「外勤などをして、週に1回北部の患者さんは診療、南部の患者さんも別の曜日に診療」とかやっています・・・というような話だと参考になったかなと。

1人で地域を支えている先生もすごいのですが、こちらも2人体制では無理という話になったわけです。

「緊張感は24時間365日」 分娩休止受け、産科医が実情訴え 検討会で市民から疑問も

兵庫県丹波篠山市黒岡の兵庫医科大学ささやま医療センターが「医師2人体制では安全な分娩ができない」として、産科の分娩休止の方向性を出したことを受けた同市の「ささやま医療センターの産科充実に向けての検討会」(委員長=酒井隆明市長)の2回目の会合がこのほど、同市の丹南健康福祉センターで開かれた。同センター副院長も務める田中宏幸産婦人科部長らが出席。「2人がずっと、いつ呼び出しがあるか分からない緊張感を持って24時間365日を過ごしている。みなさんに期待してもらっている安心・安全な産科医療は困難だ」などと現状を述べた。

(中略)

第2回検討会で、委員からは「医師2人ではなぜ分娩ができないのか」「産科医院では分娩できるのに、医療センターはなぜできないのか」「臨時的にでも助けてくれる医師を探すことはできないのか」などの質問が出た。

(以下略)


基本的に医師がオンコールで待機しているということは、地域に張り付いているということになります。僕も後期研修医の頃は病院から1km圏内にいました。最初の1年間は特に1日除いて病院にいなかった日はないですし。独身だったからやっていましたが、家族持ったら無理だと思います。

 

産婦人科で手術対応ができる病院として存在している(帝王切開とか、リスクの高い分娩の対応)のであれば、いつ何があってもおかしくないため、気が休まるときがありません。せめてもう少し人数がいるのであれば休むこともできると思いますが、1人は完全休暇という制度にして病院周辺にいないときに2人の産科医がいないと対応できない問題があったら困りますよね。

 

お産をしているクリニックと病院の違いはそこらへんにあると思います。

 

2人で今までも精一杯やってこられたのだと思いますが、限界がきて辞められるという話なんだと思います。地域の血液内科を1人で支えている先生も「すごいな」とは思うのですが、それを聞いてそこに行きたいとは思わないです。忙しすぎて2人じゃ足りないし、数人単位で人が増えないとスーパードクターのような方がいなくなったら、根こそぎ倒れてしまいます

(この問題は2人で頑張っていた善良なスーパードクターが根をあげたというだけです)

 

本当はそういう方々が頑張っている間に体制を整えなくてはいけなかったのに「頑張っているから、大丈夫だろう」と行政が遊んでいたから今につながります。継続するシステムが必要なんです。

 

今の日本の医療は一部のスーパーマンのような人の自己犠牲で成り立っています。1人でやっている血液内科の先生も朝から夜中まで働き続けで、北海道まで来たのも指導した若い医師が当直にきてくれたからと言っていました。

一人でやるために、夜中まで様々な指示を出したりして、食事をするのは夜9−10時くらいにと言っていました。

 

この先生が一人で支えている間に、本当はどうにか血液内科医を増やして継続できる体制を作らないといけないのに、完全に「おんぶにだっこ」で行政も病院も遊んでいるということなのだろうと思います(もう無理という話になった時に困るのは住民)。

 

そういうところが山のようにあって、それぞれの医師が根をあげたら「なんでできないんだ」って言っているわけです。今までも頑張って来たのに、「お疲れ様でした。ありがとうございました」ではなく、責めるわけです。責められるべきは行政(この地域の市長さんもアホなこと言っているみたいですね。自分の責任放り投げて)

この医療圏に産婦人科は来ないだろうと思います。

 

基本的に医師を集約化して、休める体制が作れれば医療の継続はできると思います。そういう体制をいかに作るかが課題です。僕は「集約化と時間的距離の改善」が全てだと思っていますので、それをどうするかではないかなと思います。

 

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病院の収益的にギリギリの医師数が一番設けるのだろうな:勤務医には一番きつい人数だけど

2019-06-09 12:32:54 | 医療

こんにちは

 

6月に入って初めての更新です。

5月は先日も書きましたが、比較的忙しく日曜日も休みがなかったので書けませんでした。6月はそういうこともあり娘の希望を聞いて先週の日曜日は越谷レイクタウンのイオンモールへ行きました。

 

それとは別にですが、毎日のように格闘しているのが金魚とメダカです。

 

娘がピンポンパールという金魚が気に入って、ホームセンターで購入しましたがどうしても1週間くらいで死んでしまいます。インターネットで調べてみると、ホームセンターなどのピンポンパールは東南アジアなどで育てられたものでヒーターがないと難しく、さらにウイルスや病気を持っているケースが多いとか。

 

今回はいろいろ調べた上で国産のピンポンパールを購入してみました。今のところは元気です。

 

 

さて、最近は医師不足の話がいろいろ再燃してきております。

総務省は7日、長野県大町市の病院事業会計に関する経営健全化計画の概要を公表した。看護師や診療技術員などの医療スタッフを増員し、病院機能の向上を図り、収益の増加を目指してきた市立大町総合病院(一般147床、療養48床、感染症4床)に関して、「医師確保が進まず患者数が減少し、収益増には至らず、人件費の増高を招いた」などと説明。計画期間中、救急患者の積極的な受け入れや診療報酬上の機能評価係数向上に伴う入院収益の増加などによって収益を確保する方向性を示している。

(以下略)


 大津市の地方独立行政法人・市立大津市民病院で、救急医療に携わる医師の大半が一斉に退職することが、滋賀県幹部らへの取材でわかった。院内の救急以外の医師で対応する一方、近接する複数の病院に応援を打診している。しかし医師不足を解消し、診療体制を維持できるかは不透明な状況だ。

(以下略)


MBSニュース

 大阪府高槻市の三島救命救急センターが医師不足を解消するため、クラウドファンディングを使って資金調達を行うと発表しました。クラウドファンディングで病院が運営資金を募るのは全国初だということです。

大阪府三島救命救急センターは緊急性の高い患者を24時間体制で受け入れていますが、10年前と比べると医師の数が半減するなど近年医師不足が深刻で、患者の受け入れを制限せざるを得ない状況が続いています。

(以下略)


正直、医師が余っているとは思えないのが本音です。医師が不足すると対応できる患者数の限界があるので収益は下がる。かといって医師が余るほどいても仕方がないということでしょうか

 

多分、病院的にはギリギリ支えられる医師数が一番収益的に良いのでしょうけど・・・。医師的には一番きついんですよね。全く手が抜けなくなるから・・・(汗

 

 

最近は働き方改革の関係もあり、休みなどをとるタイミングを考えたりしておりますが・・・。

「う〜ん。まともに連続して休めるタイミングがない」

とか思っていたりしております。支え合っているもののそれほど余裕があるわけではないので、休むタイミングも考える必要があります。特に外来とかかなり早めに調整しておかなかったら難しいですね。

 

外来を代わりにやってもらう医師を探したら、その分病棟や他に歪みが来ますので無理ですし・・・。

 

 

救急を含め臨床現場で忙しくやっている施設は概ねギリギリで対応していると思いますので、給与がどうのという問題よりは「人並みに家族と生活がしたい。少しは休みが欲しい」と思ってやめているのではないかなと思います。

 

診療体制の維持のためにも集約化を進めていく必要があるだろうなと思っています。その上で必要な病院と不要な病院を分け、役割分担を決めて大きく地域としてどう医療を支えるかを検討する(うちの病院が残るように・・・ではなく、本当にどうするべきかを考える必要がある)必要があるような気がします。

 

 

なんかいろいろ書いておりますが、僕はとりあえずは目の前の山積みされている仕事を1つ1つ片付けて行きます・・・。本当に余裕がなくて・・・(汗

自分の本の仕事を最後に後回しにしているため、全く進んでいない(笑

 

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まさかの急性前骨髄球性白血病:勉強になりました・・・(汗

2019-03-30 10:32:57 | 医療
こんにちは

今日は後輩の結婚式があり、おやすみをいただきました。もう少ししてから出発する予定です。

先日の外来でどう見ても別の病気だと思った患者さんが、転院先で急性前骨髄球性白血病(APL)だったと連絡を受け、こういう症例もあるかと勉強になったところです。

確かにFDPが11くらいだけど少し上がっていた。転院調整先の先生方にも少し上がっているとは伝えていたが・・・感染の影響か、糖尿病があるから血栓でもあるのかと思っていました。あの微妙な上昇はAPLの兆候だったのか。ついでにLDHも正常上限だったし・・・。てっきり脂肪肝の肝酵素の影響とばかり思っていました。ついでに血球減少から1ヶ月の時間があるので・・ますますAPLではないだろうと思ったり(汗

転院調整をした先の医師がみんな「〇〇だと思いますので、移植も含めてという判断になりますが、現在当院では受け入れができません」と言っていた中で、まさかのAPL。

今更ですがAPLなら亜ヒ酸+ATRAで対応できたか・・・と結果論的には思ってしまいましたが、仕方がないかなと・・・(汗

末梢血は好中球がなくてリンパ球ばかりで芽球も前骨髄球もないんだもの・・・。

もし、一冊めの本を改訂する機会があれば、「FDPが軽度上昇している汎血球減少の鑑別に必ずAPLも入れること」という一文を加えることにしよう・・・。

その後の当直は1時間くらいしか眠れない忙しい当直で、そのまま翌日の研究会終了まで頑張っておりました。おかげさまでアラームの音に気がつかないくらいぐっすり眠っておりました。


ということで、そろそろ式場に向けて出発いたします。


いつも読んでいただいてありがとうございます。



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看護師が一斉に妊娠:日本もカバーしあえる環境整備が必要ですね

2019-03-28 05:20:44 | 医療

おはようございます。

 

昨日は結構頭痛がひどくて、18時くらいに上がらせていただきました。

早く帰ってきたので、娘が喜んでくれました。夕食を家族でして、子供の相手をして、風呂に入って・・・21時半に就寝。

 

しっかり寝たおかげか頭痛が良くなって、今に至る感じです。

 

僕らも体調が悪い方とか、産休・育休とかはカバーしあって対応しているわけですが、アメリカのすごいところを見たようなニュースが載っていましたので、紹介します。 


産科の看護師9人が一斉に妊娠 米メーン州の病院
3/26(火) 17:18配信


同じ病院の産科で働く看護師が一斉に妊娠 
(CNN) 米北東部メーン州ポートランドの病院で産科の看護師9人が一斉に妊娠し、まもなく出産を迎えることが分かった。病院は25日、ソーシャルメディアを通して「ベビーブーム」の到来を発表した。

看護師らは4~7月に出産する予定。病院が投稿した写真には、9人のうち8人の妊婦が笑顔で登場している。

(中略)

出産が重なる時期の人手不足を懸念するコメントも寄せられたが、病院側は「ご心配なく!対応策はできています」と答えている。

日本だったらなかなか言えない返事かもしれないですね。

本当はお祝いごとなのに、「タイミングを考えろ」とか、「全員が妊娠なんてありえない」とか言われそうな気がします。

日本という国ももう少し良いシステムを作って、相互にカバーしやすい体制を作り上げていかなくては、国が先細りしていくだけのような気がします。

このニュースにこんなことを感じました。

Gooブログの編集画面も新しいものに更新されておりました。いろいろ慣れないところもありますが、引き続き更新し続けていきますので、よろしくお願いいたします。

いつも読んでいただいてありがとうございます。

 
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特定行為研修施設の増加:少しずつ医療体制の整備につなげていけると良いですね

2019-03-03 11:13:10 | 医療

こんにちは

 

今、当直明けで帰ってきました。昨日はOSCE関係で評価者をさせていただいておりました。

僕が学生時代はOSCEはなかったので、非常に新鮮でした。思うところもありましたが、勉強になりました。

 

そのあと勤務先の病院に戻って、当直して・・・という感じです。

さて、先日メディ・ウォッチで次のような記事が出ていました。

 

相澤病院など26機関を「看護師に特定行為研修を実施する機関」に追加、39都道府県で113機関が指定済―厚労省

https://www.medwatch.jp/?p=25158

 厚生労働省は2月21日に、▼日産厚生会玉川病院(東京都)▼労働者健康安全機構(神奈川県)▼富山県立中央病院(富山県)▼慈泉会相澤病院(長野県)▼浜松医科大学医学部附属病院(静岡県)▼名古屋大学医学部附属病院(愛知県)▼済生会泉南医療福祉センター(大阪府)▼鳥取赤十字病院(鳥取県)▼広島大学病院(広島県)▼国立病院機構熊本医療センター(熊本県)―など26機関を、新たに「看護師の特定行為研修を行う指定研修機関」として指定しました(厚労省のサイトはこちら(新規指定、新規の行為追加に関する資料)こちら(研修機関全体に関する資料))。

 これにより、39都道府県113機関(1年前に比べて5県・44医療機関増加)が指定された格好です。

26機関を指定研修施設に新指定、青森県、長崎県など8県で未整備

 一定の研修(特定行為に係る研修、以下、特定行為研修)を受けた看護師は、医師または歯科医師の包括的指示の下で、手順書(プロトコル)に基づいて38の診療上の補助(特定行為)を実施することが可能になります(関連記事はこちらこちら)。看護・医療の質向上や、キャリアアップに資することはもちろん、医師の働き方改革の中で「看護師など、他職種へのタスク・シフティング(業務移管)」が求められており、業務移管先として「特定行為研修を修了した看護師」の存在もクローズアップされています(関連記事はこちらこちらこちらこちら)。

 今般、次の26機関が「特定行為研修を行う指定研修機関」として新たに指定されました。機関によって、履修可能な特定行為の範囲が異なります。

(以下略)


医師の仕事を少しでも減らすということもありますし、看護師さんのできることを増やして医療の質の向上に資するという意味で重要だと思います。

 

まだまだ始まったばかりで認定看護師さんも多くはないと思いますが、少しずつ広まって医療体制の整備がされていくと良いと思います。

 

この後、住宅の火災保険関係の打ち合わせ(?)の約束があるので行ってまいります。いろいろやることが多いですよね。

 

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病院に人を集めるならば、待遇改善からというのは普通の考えだと思う

2019-02-24 22:28:43 | 医療

こんばんは

 

本日は確定申告に行ってまいりました。まだ、住宅ローン関係の手続きはしていない(来年です)のですが、あまりやっていないため税務署にまず行ってきました。

 

7時半・・・少し早めにきたつもりでしたが。

 

なんじゃこの長蛇の列はーーーorz

 

そう思いました。1時間外で待って、2時間かけて手続きをして戻ってきました。

 

さて、今日はメディ・ウォッチから医師の働き方改革の話です。

 

救急病院などの時間外労働上限、厚労省が「年間1860時間以内」の新提案―医師働き方改革検討会(1)

https://www.medwatch.jp/?p=24990

 2024年4月から適用する「勤務医の時間外労働上限」について、▼原則として年960時間以内・月100時間未満▼救急医療機関など地域医療確保のために必要な特例水準として年1860時間以内―としてはどうか―。

厚生労働省は2月20日の「医師の働き方改革に関する検討会」(以下、検討会)に、新たにこういった提案を行いました。

 

(中略)

【原則(A水準)】
年間960時間以下・月100時間未満(やむを得ず月100時間を超える場合には「産業医等による面接に基づく必要な措置(就労制限など)をとる」ことを義務化し、あわせて連続勤務28時間以内・勤務間インターバル9時間以内などの努力義務を課す)

【地域医療を確保するための特例(B水準)】(地域医療確保暫定特例水準、救急医療機関など)
年間1900-2000時間以内(やむを得ず月100時間を超える場合には「産業医等による面接に基づく必要な措置(就労制限など)をとる」こと、連続勤務28時間以内・勤務間インターバル9時間以内などを義務化する)

【技能向上のための特例(C水準)】(研修医や専攻医など)
A水準よりも長い上限を設定する(やむを得ず月100時間を超える場合には「産業医等による面接に基づく必要な措置(就労制限など)をとる」こと、連続勤務28時間以内・勤務間インターバル9時間以内などを義務化する)

 

(中略)

検討会では、このデータについて「労働時間の中に、労働に該当しない研鑽などが含まれているのではないか」との指摘があり(関連記事はこちら)、厚労省で精査。具体的には、これまでの議論で「労働は管理者や上席の指示を受けるもの、研鑽は指示なしに行うもの」という一定のラインが引かれつつあることを踏まえ、「時間外のうち、指示のない時間」を削除しています。この結果、勤務医の労働時間はわずかながら「短い」方向にシフトしました(上位10%の時間外労働は、旧データでは1944時間、精査後の新データでは1904時間)。

(中略)

当該病院において、例えば「救急医療に従事する医師を対象として、年間●●時間の時間外労働が可能」という協定(36協定)を結ぶことになり、その●●時間の上限が「1860時間」となるのです(病院によって「1500時間」のことも、「1000時間」のこともある)。

 なお、B水準の対象医療機関は、都道府県で特定することになりますが、その目安として、厚労省は、(1)3次救急医療機関(2)2次救急医療機関かつ「年間救急車受入台数1000台以上」かつ「医療計画で5疾病5事業確保のために必要と位置付けられた医療機関」(3)在宅医療で特に積極的な役割を担う医療機関(4)都道府県知事が地域医療の確保のために必要と認める医療機関(小児救急医療機関や、へき地の中核医療機関など)(5)特に専門的な知識・技術や高度かつ継続的な疾病治療・管理が求められ、代替することが困難な医療を提供する医療機関(高度がん治療、移植医療等極めて高度な手術・病棟管理、児童精神科等)―というより詳しい例示を行いました(案)。(1)から(4)で約1400施設が該当する((5)は推計が困難)とみられます。

(中略)

他方、病院経営者でもある馬場武彦構成員(社会医療法人ペガサス理事長)は、大阪府で実施した独自調査結果(救急搬送の4割程度は、大学病院等からのアルバイト医師がいることで対応できている)も踏まえ、「地域医療を守るためには、旧提案である1900-2000時間程度の上限設定が必要である」と強く訴えました。

(中略)

さらに、時間外労働上限の設定をめぐって渋谷健司副座長(東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教室教授)は、「病院経営者サイドは『地域医療を守る』と言うが、それは患者を人質にとって、若手医師に苛酷な労働を強いているだけではないか」「そもそも、なぜ『上位10%』ラインを上限に設定するのか、その根拠が明確でない」「若手勤務医がこの上限をどう捉えているのか、きちんと検討すべきだ」と強い口調で指摘しました。

(中略)

ところで、勤務時間の長い医師が多く在籍している医療機関として「大学病院」があげられます。大学病院長である山本修一構成員(千葉大学医学部附属病院院長)は、「これまで大学病院では労務管理の意識が薄かった。現在、個々の病院でも、大学病院の集まり(医学部長病院長会議など)でも労務管理に努めている」ことを説明しています。

ただし、大学病院で徹底した労務管理を行うとすれば、「大学病院本院において、より多くの医師が必要となり、地域の病院から派遣医師を引き揚げる」ことにつながるのではないか、との懸念もあります(検討会では今村聡構成員(日本医師会副会長)が指摘)。そうした場合、「医師偏在が助長されないか」という別の問題も出てくるため、地域医療への影響を十分に見ていく必要があるでしょう。この点、地域の病院の合併・統合が極めて重要な選択肢となります。

また、中井修参考人(日本病院会常任理事、岡留健一郎構成員(日本病院会副会長)の代理出席)は、「勤務医の労働時間が長くなる背景には、医師不足があり。この一因として、勤務医でいるよりも、診療所を開業したほうが、収入が良くなることがあげられると思う。病院への診療報酬財源を手厚くし、勤務医の処遇改善を図る必要がある」と述べ、医師の働き方改革は、▼医師需給▼診療報酬―とも関連する問題であると指摘しています。

たしかに、医師の働き方改革論議が決した後には、「上限を守りながら(つまり医師の健康を確保しながら)、地域医療を守るためには、医師の増員が必要である」といった方向が示される可能性もあるかもしれません。


今更ではありますが、当たり前の議論が展開されております。

多分2000時間くらい病院にいて、事実上のオンコールを3年くらい続けると原子力で生きているとか言われていた僕でさえ、結構辛くなります(体重は65~67kg→53kg と結構減りました)。それをやれと言われたら、結構倒れる人が出る気がしますね(笑

 

医師の待遇改善や大学病院の待遇改善などに関しては、いろいろ記事を書きました。

無給医の話:大学病院の状況の改善と合わせて勤務医の待遇改善が必要

医師の残業規制:最初にやるべきなのは大学病院の待遇改善だと思う

医学教育の質の改善が必要:教育提供体制の改革が必要・・・全く同意見です

医学部定員国管理見直し論:いずれにせよ、医局改革が先だと思う

医師教育制度はどうするべきか?

大学病院の待遇改善が最重要だと思う

医学部新設問題:医学教育の質の問題

医局の役割は?

 

なんとなくですが・・・書かれている内容を読むと・・・ここで話し合われたことは10年以上前に一部のブロガー医師の間で話し合ったことと同レベルの話で終わっているのではないかなと思います。


とりあえず、人を集めるならばいろいろな面で待遇改善を図るべきで、その上で人を増やす方策は取る必要があると思います。それと同時に繰り返しになりますが、時間的距離を縮めること病院ごとにできる範囲を規制するとか(医師個人個人もそうですが、できることはここまでと制限してしまえば、むしろ制限内で自由にやれるはずなんですけど)・・・できそうなことはいろいろあるんですけどね。

 

そんなことを思って読ませていただきました。

 

さて、明日からはまたいろいろやることがあるので頑張ります。僕の計算では3月末まではかなり忙しいはず。

健康を害さない程度に頑張りますw

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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それでは、また

 

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2036年も医師不足:それはそうだろうなと思います

2019-02-17 20:04:51 | 医療

こんばんは

 

今週は外来→当直の流れから新専門医制度のいろいろで相談(担当指導医になっておりまして)→飲みに行く・・・という流れのため、ブログをあまり見ておりませんでした。

 

週に2、3回くらいしか見ていない(暇があまりない)ので、返信が遅くなり申し訳ないです。

 

さて、昨日こんな記事が出ていました。毎日新聞です。

 

2036年の医師不足2.4万人 厚労省試算 「偏在解消」達成できず

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190216-00000008-mai-soci

2/16(土) 6:31配信

 

 厚生労働省が将来の地域の医師数を新たに試算した結果、医師の偏在を解消する目標年としている2036年でも全国335地域のうち約220地域で約2万4000人の医師不足が見込まれることが、関係者への取材で判明した。厚労省は試算に基づき青森、千葉、静岡、山口など15県を「医師少数区域」と定め、地元で一定期間働くことを義務付ける大学医学部の「地域枠」を重点的に配分するなど対策を加速させる。

【4.5%が月200時間超】病院勤務医の残業時間

 (中略)

 36年の試算では、2次医療圏で見ると奈良県を除く46都道府県で医師不足の地域があり、不足分を積み上げると約2万4000人に上る。3次医療圏全体で見ても、新潟、埼玉、福島など12道県で計約5320人が不足する。

 厚労省の有識者検討会が昨年4月にまとめた医師需給推計では、医師の残業時間の上限を過労死認定の目安の月80時間(休日労働を含む)とすると、28年ごろにその時点で必要な医師数34万9000人を満たすとしていた。今回の試算は、全体数を増やすだけではなく偏在の解消が急務であることを示す。【酒井雅浩】


まぁ、それはそうだろうなぁと思います。

 

休暇を取って外勤に行くわけですが(仕事の時間でない建前)、それも含んで残業時間になるということで・・・。残業制限が入ったらさらに足りなくなるのではないかな・・・(汗

 

そんなことを思ったりしております。

 

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それでは、また

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