新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

昨日は血液内科関連の研究会がいくつもありました

2015-06-28 14:17:14 | Weblog

こんにちは

 

先程、病棟のバックアップから帰りました。まぁ、今日は一日拘束、自宅待機状態ですが…たぶん、電話対応で行けるだろうと思っております。

 

先週は講演会やウェブカンファのような催し物が多数ありました。特に昨日は全国規模の大きな講演会がいくつもあって・・・

 

日本全国の血液内科医はどこかの会に参加してたんだろうなぁ、留守番残して…と思っております。僕もそのうちの一つに参加していましたが、さりげなく質問をして、情報交換会でその先生といろいろ話をし、研究に関しても相談をし・・・としていたところ、僕らの周りに大御所の先生方が集まってきたため、撤収いたしました

 

流石にあのメンバーの中では平静を保てませんので…(汗

 

ただ、おかげさまで人脈も広がりましたし、勉強になりましたしよい講演会でした。

 

来月は大きなものはありませんが、ちょこちょことありますので、勉強してきたいと思います。

 

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もうすぐコメント件数が6000になります

2015-06-20 14:29:46 | Weblog

こんにちは

 

今週は研究に臨床にといろいろ忙しく過ごしておりました。そういうこともあり、また妻が実家に戻ってしまったので、今日は一人でのんびりしております。まぁ、戻った理由は明日もICLSのインストラクターとして一日拘束されるので、そこまでは実家にいるということでした。

 

先程コメントの返信をしていて気が付いたのですが、もうすぐコメントの数が6000件になります。ずいぶんコメントが増えたなぁと自分でも感心しております。その期間ずっとやってきたんだなぁと。

 

今朝は久しぶりに晴れていたこともあり、今朝はランニングをして今から筋トレをしてプロテインを飲んで…という計画でおります。

 

また、風呂掃除(防カビ燻煙+風呂釜掃除)や洗濯器の掃除などをうちの妻や子供がいないうちにやってしまおうと思っております。

 

今日は一気に進めてしまおうかと思っていた実験があったのですが、トラブルがあったときに機械の会社の人が電話対応などができないということで、月曜日まで待つことにしました。来週には様々なデータが出てくることを期待しております。

 

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救急有料化に関して:追加でMERS患者が気が付いたら帰国していたことに関して潜伏期はどうなった…(汗

2015-06-15 22:44:30 | 医療

こんばんは

 

先日、JMECC(内科救急)のコースがありましたが、今度は看護師さん向けのICLSコースがあり、駆り出される予定です。このペースでちょくちょくやる予定みたいですが、今参加しているインストラクターが異動した後は考えているのかしら。

 

前の記事で「急性白血病は救急だ」と書きましたが、また「ぽいっ」と紹介されてきました。病棟がいっぱいであったこと、再発した患者さんが同日入院されたことなどもあり、受け入れ不能ということで転院先を探すことになりました。

急性白血病に関して開業医のかたに「転院先を探せ」とは言いにくいですが、一報いただけると助かるなぁと思うところです。もしかすると、そんなにバタバタ入院するような疾患ではないと思っているのかもしれませんが…バタバタしますので…(汗

 

研究に関しては明日次世代シークエンサーを動かしますが、どうなることやら。うまくいったら他のサンプルも順次投入します。今週、来週が研究の一つの山になりそうです。

 

ということで、忙しくなってきた感じですが、気になる話がありましたので、紹介します。

 

救急車は有料化すべきか…搬送者ほぼ半数は軽症、緊急時の影響懸念

産経新聞 6月15日(月)11時5分配信

 国の財政制度等審議会が救急車の一部有料化を検討するよう財務相に提言した。消防庁によると、平成25年の救急出動件数は過去最多の591万件と10年前に比べ約2割も増えており、さらなる増加が見込まれる。救急搬送者のうちほぼ半数は軽症者で、緊急を要する患者の救命に影響が出る事態も懸念されている。救急車を有料化すべきか否か、帝京大の新見正則准教授と、中央社会保険医療協議会の花井十伍委員に見解を聞いた。(溝上健良)

 ■「性善説」に立つのは限界 帝京大准教授 新見正則氏

 --救急医療の現場の実態は

 「非常識な救急車の使い方をする患者は、どこの病院にも数人はいるようだ。単なる酔っ払いだったり、同じ日に2度、救急車で来る人もいる。タクシーで病院へ行くと待たされるから、という理由で救急車を呼ぶ人もいる。救急搬送されれば待たずに診てもらえる、というわけだ」

 --救急車の絶対数は足りているか

 「不足ということはないが、ギリギリのところで必死にやっているというところだろう。いずれ、救急車が出動できずに何人かが亡くなるような事態が起これば皆、対策を真剣に考えるのではないか

 --有料化の構想をどう評価する

 「限られた資源である救急車を上手に使わないと、重症患者が救われない。有料化には大賛成だ。少数の不届者がいる一方で、まじめな患者が朝まで我慢した末に個人でタクシーを手配して来院するといったケースもあり、なぜ救急車を呼ばなかったのかと感じることも多い」

 --有料化した場合、重症患者が我慢してしまう事態も増えかねない

 「そういう問題は起こりうる。しかし反問したいが、それならなぜ有効であるはずの予防接種は有料なのか。そこで数千円を徴収していて、なぜ救急車が有料ではいけないのか。予防接種で命が救えるのなら、救急車と同様に無料にするのが筋ではないのか、と思う。収入にかかわりなく、一定額を徴収する予防接種のほうがはるかに不公平だ」

 --フランスでは重症患者以外の搬送に約3万円など、海外では有料化している例も多い

 「3万円でもいいと思うが、払い戻す仕組みは作っておいたほうがいい。複数の医師が『この人は救急車が必要だった』と判断すれば無料にする。重症者は無料、というのは大事なことで当たり前だ。そして、救急搬送に疑義を呈する医師がいた場合には、記入に1時間かかる書類を書かせた上で無料にする。こうすれば、高収入の人は素直に払うし、低収入の人は記入して無料になる仕組みだ。まず有料という建前を作っておき、その上で払い戻すシステムにすべきだろう。一律で無償という制度は、これまではよかったかもしれないが、性善説に立つのももはや限界ではないか」

 --無料のままで救急車・救急隊員を増やすという選択肢もありそうだ

 「国民の総意で、新幹線の建設や五輪開催の費用を削って救急車を増やすという判断もあっていい。消費税率を上げる選択肢もある。救急車を増やすためには、何かを犠牲にする必要がある。有料化の議論が、国民が考える材料になればいい。私としては、有料化に賛成しない理由はない

 ◆〈にいみ・まさのり〉昭和34年、京都府生まれ。56歳。慶応大医学部卒。英オックスフォード大留学をへて、平成10年から帝京大医学部外科に勤務。25年、イグ・ノーベル賞を受賞した。

 ■無料が国民の安心支える 中央社会保険医療協議会委員 花井十伍氏

 --救急車を利用した経験は

 「個人的には3回、乗ったことがある。私は生まれつき血友病で、出血が止まらず救急車で運ばれて命を助けられた。隊員の方々には感謝の気持ちでいっぱいだ。119番あるいは110番は無料が根付いており、国民の安全・安心を支えてきた非常にいい制度であることは間違いない。救急車を安易に利用する人が増えたことで、一刻を争う重症者の搬送に支障が出るような事態も懸念されているが、それは有料化で解決するほど簡単な問題ではないはずだ

 --消防庁によると、救急搬送者のうち半分近くは軽症者が占めている

 「必要がない人の救急車利用をどう防ぐかを考えねばならないが、ただちに一律の有料化には反対だ。『基本的に無料』の制度が前提としてあるべきで、搬送後に医師の判断で『救急車が不必要な症状だった』とされた患者に応分の負担をしてもらうことはあっていい。救急車は無料というセーフティーネットが根付いていることは国民皆保険制度に似ている。なぜこうした制度があるかといえば、憲法25条(国民の生存権)に行き着く。軽症者のために重症者を運べないようなら、解決策は2つ。救急車の台数を増やすか、軽症者に遠慮してもらうか、だろう。ただ搬送前に軽症か重症かを判断するのは難しい。事後判断で、軽症者に料金を請求するシステムはあり得るだろう。原則無料に価値があることは強調しておきたい

 --海外では救急車を呼ぶと1回あたり数万円かかる国もある

 「無料である日本の救急車は世界に誇るべき制度だ。タクシー代わりに救急車を使う人が、いったいどれほどいるのか。むしろ、救急車が来て大騒ぎになるのが恥ずかしいと、利用をためらう人のほうが多いだろう。それで手遅れになる人が出ないよう『こういうときには迷わず救急車を呼んで』といった啓発活動こそ、まず行うべきだ。不必要に救急車を利用する人に対しては、他者の命を脅かしていることをきちんと伝える必要がある。有料化の前に、やるべきことはあるはずだ」

 --自身が救急車を利用したときは、迷わず呼んだか

 「やはり目立つので呼びにくい、という思いはあった。主治医に電話して症状を説明したら、『早く救急車を呼びなさい』と怒られたこともあった。救急車を呼ぶのを躊躇(ちゅうちょ)するほうが、より問題ではないか。『手遅れにならないよう、もっと救急車を利用しましょう』というキャンペーンを実施するほうが、逆に軽症者に対して不必要な利用をしないようアピールできる。救急車料金が仮に5千円だとしても、経済的に苦しい人は払えない。弱者ほど有料化の影響は大きく、問題だ」

 ◆〈はない・じゅうご〉昭和37年、長野県生まれ。53歳。京都産業大卒。NPO法人「ネットワーク医療と人権」理事、全国薬害被害者団体連絡協議会代表世話人。平成23年から中央社会保険医療協議会委員。

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7年ほど前にも同じような話がありました。

救急車有料化:問題点を抽出し、しっかり考えていくべき問題!

救急車の適正利用:どうすれば達成できる?

救急車の適正利用:問題提起のみです

 

 

医師のサイドに来ると「軽症患者」が救急車で搬送されてくる(先日、当直帯に4名患者さんが来ましたが、全員軽症でした)ことが多いため、それで救急車が足りないという事態になることの方がおかしいと感じるだろうと思います。

ただ、救急車を呼んだ患者さんや家族は「重症かもしれない」という不安から呼んでいる人が多いので、それを軽症だから有料にするというのは・・・と、僕も考えています。

 

患者さんサイドで考えると花井委員の話のように、無料ゆえにセーフティネットとして役立っているという考え方があります。

ただ、本当に一部の不埒な方がいるというのはあるわけで(救急車から普通におりてくるとかですね)

 

ですので、簡易トリアージはしてもよいかなと最近は思っています。すなわち立って歩ける、しゃべれるなど災害現場でのTriageに近い簡単なやり方である程度の判断をするような(ちなみにTriageは有限の資源をどう使うかという考えですので、結局ここに行きつくのかなと)。もちろん、このやり方でも重症患者が混じってくることはあります。むかし、地方の医務室で歩いてきた患者さんが緊張性気胸の一歩手前(左から縦隔を押していた・・・汗)というのがありました。しゃべって、歩いてきたから気胸(診察だけで分かります)だとは分かっても、緊張性気胸の一歩手前位だとは…(汗

 

右側だったら静脈つぶして終わってただろうな・・・・

 

というような患者さんが見逃される可能性もあるわけですが・・・

 

完全なシステムを作るのはなかなか難しいです。それでも何もしないわけにはいかないだろうと思っています

まぁ、きっと今回も流れていくだけだとは思いますが

 

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追記

韓国のMERSに関して大変だとは思っていましたが、さすがにこれは問題ではないか・・・せめて

 

韓国MERS感染 自宅隔離対象の日本人、すでに日本に帰国

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150615-00000918-fnn-int

フジテレビ系(FNN) 6月15日(月)21時29分配信

韓国で感染が広がっている「MERSコロナウイルス」で、自宅隔離の対象となっている日本人が、すでに日本に帰国していたことがわかった
韓国の保健福祉省は15日、感染者と接触した可能性のある外国人20~30人が、自宅隔離の対象となっていて、この中に、日本人が含まれていることを明らかにした。
いずれも病院内での接触とみられ、これまでの検査では、全員「陰性」だとしている。
日本政府関係者によると、この日本人について、韓国の保健当局から先週、情報提供があり、確認したところ、家族と日本に帰国していたことが判明した。
日本の保健当局などが連絡を取っていて、今のところ、感染を示す症状は出ていないという。

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感染研のHPから

http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/alphabet/mers/2186-idsc/3631-mers-riskassessment.html

 

潜伏期間は中央値5.2日(95%信頼区間: 1.9-14.7日)、世代間隔(感染源の発症から二次感染者の発症までの期間)は、中央値7.6日(95%信頼区間:2.5-23.1日)と推定されている

 

サウジアラビアで2012年10-11月に発生した家族内集積事例の報告では、同居家族のうち男性のみに感染伝播が起こり(確定例2名、可能性例1名)、入院前のみに濃厚接触があったこれらの症例の配偶者は感染していないことから、病初期においては感染性が低い可能性が推察されている[5]。英国において2013年2月に発生した二次感染者2名の家族集積例における潜伏期間は1-9日と推定されている[6]。フランスではドバイから帰国して発症した1例とこの患者から院内感染した1例の計2例が報告された。本事例では、下気道検体のウイルス量は高濃度であったのに対し、上気道検体ではウイルスはほとんど検出できなかったことから、ウイルス検出のためには下気道からの検体が必要であることが指摘され、また潜伏期間は9-12日と推定されている[7]。

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潜伏期間を考えていたのかよくわからないですが、気が付いたら帰っていたことがわかっていたというのは(汗

 

韓国という国は…(汗

 

 

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急性白血病は救急みたいなものです

2015-06-05 00:15:13 | Weblog

こんばんは

 

先日、当直をしている際にいろいろな患者さんが来たのですが、診療を忙しくやっておりました。当直というのを忘れて実験系を組んでいたため、患者診たり実験したり・・・終わったのが1時過ぎくらいで・・・(汗

 

その為か、翌日の実験で最後に大ポカを・・・

 

エマルジョンPCRにかける最後の検体を・・・・

 

ぽてっ

 

うわーーーー

 

倒れたーー

 

PCRかけて今日は終わりという段階で・・・。

明日は次世代シーケンサーという状況で…(汗

 

全てが泡沫とかした・・・・orz

 

流石に今日は疲れて、実験をする気が起きませんでした。そこで週末にまたJMECCのインストラクターをすることになっているので、それの予習を少ししながら過ごしていたところ・・・

 

「すいません、先生の外来の予約を取ってほしいとFaxが昨夜来ておりまして・・・・。」

 

Faxは簡単な要件と予約の日時を記載するようになっていますが・・・。

 

白血病疑いです。当院は今日・明日は臨時休業ですので患者本人に連絡をお願いします

 

思わず、いらっときまして・・・・

 

慌てて患者さんのところに電話して、今日すぐに来てもらいました。紹介状見たら採血日時5月末だし…(汗

 

急性白血病の進行速度や放置した時のリスク知らないのだろうが…・何とのんびりとしていることか・・・。そして無責任さよ…(汗

 

本来なら昨夜のうちにうちに電話するくらいの対応でもよいのだが。

まぁ、無理か…そこまで期待するのは・・・・。

 

うちの事務方がナイスプレーですかね。まぁ、いつも「急性白血病は一日を争うので、何日か後に紹介とか書いてあったらすぐ連絡して」と言っているから、やるべきことをしてくださっているのだとは思いますが。

 

ということで、明日以降また頑張ります。

明日は研究会の後、大学の同期と飲みに行って・・・明後日はICD講習会、明後日はJMECCと…週末も頑張りますw

 

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