さて、続けていきます。
僕はよく説明するときに
「1~3までの選択肢があり、それぞれメリットは○○、デメリットは○▼■。今回は1の選択肢がメリットが大きいと判断しています」
というような説明をしたりしています。
医師の増員、医学部設置に関してメリット、デメリットはいかがなものでしょうか?
医学部設置規制見直しへ=医師不足に対応―文科省
6月24日21時18分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100624-00000217-jij-soci
鈴木寛文部科学副大臣は24日の定例記者会見で、医学部新設を制限している規定の見直しを検討すると話した。厚生労働省が今秋にもまとめる医師不足に関する全国調査の結果に基づき、検討に入る。
鈴木副大臣は「医師が不足している分野や地域がたくさんあり、医師の養成数を増やさなければいけない」とした。
医学部設置認可は1979年の琉球大が最後。82年には医師数抑制が閣議決定され、文科省告示で医学部の定員増加や学部新設が認められない決まりになった。その後医師不足が問題化したため、2008年度から定員増は認めたものの、学部設置はできないままだ。
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実際のところ、仕事量と人数のバランスが悪すぎというところがあります。
あまりにも仕事量が多すぎて寝る暇も食事をする暇も削っているところがあります。
僕は「眠らない医者」を自称する・・・睡眠時間が少ない人間ですし、最低限エネルギーとして不足していなければ・・・食事よりも本を読むほうが好きです。
だから睡眠時間や食事の時間を削っているところもあるのでしょうけど…実際のところ体壊す人も出ますし・・・ 僕もこのままいくとどうなるかはわかりませんが、かなり限界を走っています。
そもそも深睡眠とれればいいのですけど、眠りが浅くて疲れが取れない・・・。
話が脱線して行きましたが、現実問題「医師不足」を実感する病院もあります。うちはその典型かもしれません。
仕事量と医師の数があまりにも違いすぎる。
僕も最近は全く余裕がなくなってきていますし、学生だとか研修医とかに腹を立てることもあります。本当に余裕がない。
この状況だと・・・死にうるな~とか冗談ではなく思っています。まぁ死んだら死んだでそれまでなのですが
僕は本当は「医療」「教育」が好きな人間ですから、本当は「後輩の研修医」や「医大生」を教えるのに自分なりの「ポリシー」があります
そのポリシーすら忘れてしまえるくらい、毎日が忙しく、本当に暇がない。
ですから、現場に人(医師)は必要であると思っています。多少のことは「仕事量を少なくする」でなんとかなるかもしれません。しかし、それでどうなるものではないのです。
今回の「事業仕分け」のようなものかもしれません。結局のところ「雑用が多い」から「雑用を減らす」努力はするべきだと思いますが、それだけでどうにかなるものではないと思っています。
http://blog.with2.net/link.php?602868
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そして、今までも書いてきましたが・・・「教育施設を増やす」ということは「教官」が必要であり、仕事量はその分増えます。それはとても大変なことです。
今、すでに「臨床」「教育」「研究」という分野で「研究」を捨て、教育と臨床に絞り…それでも教育を行うためには、自分の時間を限界まで削るしかない。臨床は削るに削れない…
そういう状況にある大学病院にこれ以上の負担はかけにくいですし、新規大学を設立するとしてどこから人を集めてくるのか?
そういう感じがします。
[////////////自主規制w]
これで僕が死んだら「過労死」ということにしといてください(笑
まぁ、まだいろいろな意味で死ぬに死に切れないので
「まだまだ死なね~(笑」
って、よみがえるかもしれませんけど(w)
では、また。
P.S
そういえば昔「黄泉帰り」って小説ありましたよね・・・。あれみたいに固定範囲内では死なずに生き続けたら、医者はできそうだな~
どうせ、現在の行動範囲はほとんど「家→病院→家」なので・・・・。
笑い話にもならなさそうですね
ふぅ・・・釣りか温泉に行きたい