新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

医学部設置見直し:教育システムをどうするか・・・

2010-06-27 20:07:54 | 医療

さて、続けていきます。

 

僕はよく説明するときに

「1~3までの選択肢があり、それぞれメリットは○○、デメリットは○▼■。今回は1の選択肢がメリットが大きいと判断しています」

というような説明をしたりしています。

 

 

医師の増員、医学部設置に関してメリット、デメリットはいかがなものでしょうか?

 

 

医学部設置規制見直しへ=医師不足に対応―文科省

6月24日21時18分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100624-00000217-jij-soci  

鈴木寛文部科学副大臣は24日の定例記者会見で、医学部新設を制限している規定の見直しを検討すると話した。厚生労働省が今秋にもまとめる医師不足に関する全国調査の結果に基づき、検討に入る。 

鈴木副大臣は「医師が不足している分野や地域がたくさんあり、医師の養成数を増やさなければいけない」とした。 

医学部設置認可は1979年の琉球大が最後。82年には医師数抑制が閣議決定され、文科省告示で医学部の定員増加や学部新設が認められない決まりになった。その後医師不足が問題化したため、2008年度から定員増は認めたものの、学部設置はできないままだ。 

------------------------------

実際のところ、仕事量と人数のバランスが悪すぎというところがあります。

 

あまりにも仕事量が多すぎて寝る暇も食事をする暇も削っているところがあります。

 

僕は「眠らない医者」を自称する・・・睡眠時間が少ない人間ですし、最低限エネルギーとして不足していなければ・・・食事よりも本を読むほうが好きです。

だから睡眠時間や食事の時間を削っているところもあるのでしょうけど…実際のところ体壊す人も出ますし・・・ 僕もこのままいくとどうなるかはわかりませんが、かなり限界を走っています。

 

そもそも深睡眠とれればいいのですけど、眠りが浅くて疲れが取れない・・・

 

話が脱線して行きましたが、現実問題「医師不足」を実感する病院もあります。うちはその典型かもしれません。

仕事量と医師の数があまりにも違いすぎる

 

僕も最近は全く余裕がなくなってきていますし、学生だとか研修医とかに腹を立てることもあります。本当に余裕がない。

 

この状況だと・・・死にうるな~とか冗談ではなく思っています。まぁ死んだら死んだでそれまでなのですが

 

僕は本当は「医療」「教育」が好きな人間ですから、本当は「後輩の研修医」や「医大生」を教えるのに自分なりの「ポリシー」があります

 

そのポリシーすら忘れてしまえるくらい、毎日が忙しく、本当に暇がない

 

ですから、現場に人(医師)は必要であると思っています。多少のことは「仕事量を少なくする」でなんとかなるかもしれません。しかし、それでどうなるものではないのです。

 

今回の「事業仕分け」のようなものかもしれません。結局のところ「雑用が多い」から「雑用を減らす」努力はするべきだと思いますが、それだけでどうにかなるものではないと思っています

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そして、今までも書いてきましたが・・・「教育施設を増やす」ということは「教官」が必要であり、仕事量はその分増えます。それはとても大変なことです。

 

今、すでに「臨床」「教育」「研究」という分野で「研究」を捨て、教育と臨床に絞り…それでも教育を行うためには、自分の時間を限界まで削るしかない。臨床は削るに削れない…

 

そういう状況にある大学病院にこれ以上の負担はかけにくいですし、新規大学を設立するとしてどこから人を集めてくるのか?

 

そういう感じがします。

 

[////////////自主規制w]

 

これで僕が死んだら「過労死」ということにしといてください(笑

 

まぁ、まだいろいろな意味で死ぬに死に切れないので

まだまだ死なね~(笑

って、よみがえるかもしれませんけど(w)

 

 

では、また。

 

P.S

そういえば昔「黄泉帰り」って小説ありましたよね・・・。あれみたいに固定範囲内では死なずに生き続けたら、医者はできそうだな~

 

どうせ、現在の行動範囲はほとんど「家→病院→家」なので・・・・。

 

笑い話にもならなさそうですね

ふぅ・・・釣りか温泉に行きたい

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カラータイマー

2010-06-27 19:19:59 | Weblog

こんばんは

ピコーン、ピコン、ピコン…(ジュワッ…飛んでいくな)

 

ちょっとだけカラータイマーが鳴っております

 

先程帰ってきました。

 

 

この週末もバタバタしておりまして、昨日は昨日で朝から食事を忘れて13時半まで仕事をしていました。

11時くらいからは看護師さんの勉強会の最終回分のパワーポイントを作っていました

テーマは「抗癌剤治療と造血幹細胞移植について」

 

 

結構頑張って作りましたよ。本当に・・・・。

 

で、気が付いたら13時半でした。

 

食事をまずとりに行きました。16時から教授が今回の当番である移植の研究会があり、それに参加しなくては・・・と思ったからです。

 

いろいろと気になる話題もありましたので・・・

 

 

会に参加して・・・病院周辺に戻ってくると、早速呼び出しがあり22時ころ病棟に行きました。

バタバタして0時ころになったら、突然患者さんの家族が…。

 

 

「どうされましたか?」

と、聞いたら

「○○です。状態が悪いと聞いてやってきました。お話をうかがってもよろしいでしょうか?」

 

・・・・・。

 

 

0時に普通は当直以外の医者はいないよ・・・・orz

 

 

たまたま別件で僕はいたけど・・・。僕も帰ろうかと思っていたのだけど・・・

 

わざわざ、遠方から大勢でいらっしゃったようだから、夜中ですので帰ってくださいとも言えないし・・・

 

0時に主治医に電話

「僕のほうから簡単に話をして、帰っていただく方向でいいかしら?」

で、お会いいただいた後、説明をして・・・で1時過ぎ。

家に帰ったのは1時半。

 

なんか疲れて、眠ったのだけど4時ころ病棟から電話。

 

「○▼先生には電話したんだけど・・・・」

ぷち~ん

「アラームにもならないか!」

 

研修医が自己の判断で、急変している患者さんの対応を決めるな。ついでに言うなら、最低でも電話をよこせ。

 

実際のところ危ういところで…結局、以前アンギオで止血した人が再出血で、出血性ショックになっていたところをクリアしましたが

 

ビシ、バシ、ビシ

 

と、怒りました。

 

まぁ、疲労のあまり・・・というのは理解できるのですけどね。うちは過労死訴訟になっている某関西のほうの大学の研修医よりも状況は悪いでしょうから・・・。休んでいる時間はほとんどないだろ・・・・。

 

それは僕もですけど・・・

 

 

まぁ・・・・昔から「原子力」で動いている扱いですので・・・。

 

相当酷使しているのか・・原子力(らしい)のに最近はお疲れモードですが・・・。

 

 

う~ん、本当にうちの大学は医者の数増やさなかったら、何が起きるかわかったもんじゃないぞ?

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と、思いながら仕事をしております。

 

どうでもいいけど、流石に眠いですね。疲れたし、結局食事もほとんど食べてないし

 

まぁ、いいのですが・・・・

次の記事に行きます

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父来襲(笑)

2010-06-20 23:12:06 | Weblog

こんばんは

 

少しだけ記事を追加します。大した記事ではないです。

 

先週金曜日に父親が東京に出てきたのです。それで・・・うちの病院に土産などを持ってやってきました。

 

到着するときに連絡すればよかったのでしょうけど、どういうわけか外来に行き

「○○という医師はいますか?」

とたずねたらしく、外来の看護師さんは

 

「おりますが、お約束していらっしゃるのでしょうか?

と聞き

「いや、来ることは知っているはずだが・・・。父です

・・・・・・・・・・・・

「は・・・?」

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なかのひと

・・・・・・・・

外来から電話

「外来○▼です」

「どうかしました?」

お父さん来ています

 

・・・・・・・・・・・

「・・・そ・・・・」

「どうしたらいいですか?」

「・・・・コーヒーショップの前にいてもらってくれます?」

 

その後、仕事を少し片付けてから会いに行き

「じゃぁ、18時半くらいに仕事を終わらせるので・・・それからどこか行きますか」

と言っていたのですが、その後中心静脈カテーテルの挿入の手伝いを他科から依頼され、さらに18時半ころ、挿管・人工呼吸器までを一緒にみていてほしいと言われ付き合っていました。

 

結局僕が入れたのですが・・・。

 

そのため時間オーバーしましたが、久々に父と飲みました。

 

そんなことがありました。

 

では、また。

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ど~でもいい話:僕と血液専門医試験

2010-06-20 18:43:43 | ど~でもいい話

こんにちは

 

先程帰ってきました。

 

今日は血液専門医試験の日でしたので病棟のことが気になりましたが、行くと集中力が奪われること間違いなしのため…あえて朝はバックアップの医師にすべてを任せて試験会場へ向かいました。

 

その時の状況・・・。

 

とりあえず、瞑想。

勉強しろよ

 

「(試験作成委員)相手も同じ人間だ。俺に勝てないわけはない(勝ち負けではないのですけど)」

 

と、強く念じ・・・

 

俺は強~い!俺は勝~つ!!

 

どこぞの戦争映画か・・・・。

 

勉強するよりも試験当日は「出発するときに試験を楽勝するイメージ」を作って家を出ます

 

そうすると・・・勉強する気が起きなくなり…当日今更勉強してもね…という前向きな気持ち(?)で受けられます。

 

 

受験会場に行くと・・・こんなに受けるのか・・・というくらいいましたよ。血液内科って希少価値がある診療科のはずなんだけど・・・。

 

 

うちの大学で専門医試験落ちた人がいない」らしく、大丈夫と言われたが…これは意外と大変な試験では?

 

すごいプレッシャーを感じる・・・(汗

 

 

毎回更新されている合格者数はそんなに多くない気がするぞ?

 

 

そもそも専門医少ないし(笑

 

 

そう思いながら着席・・・。

 

 

試験問題は「文章59問」「検査21問」の80問

 

 

正直に言うと僕の想定よりも1.5倍~2倍は難しかったです。

 

May Hegglin(こないだ診なかったらわからなかった)とか遺伝性ヘモクロマトーシスとかマイナー(なのか?)どころもついてきていたし、凝固系問題とかそういうのが多かったし・・・

 

 

あの微妙な問題(たぶんt(8;21)の髄外腫瘤のことをわかっているか・・なんだろうけど、病歴はこれに典型的で…素直に解けばここに行きつくけど・・・骨髄像では意外と前骨髄球目立つし・・・。

t(8;21)に特徴的という辺縁が青みがかったという特徴もあるけど…分かりにくい!)

とか、結構判断に迷うのが多かったような気がする。

 

 

一応8割くらいは行くと思うのだが…難しかったからな~。

 

落ちているといやなので、これ以上は書きません(笑

 

けど、油断すると落ちる問題ですよ。あれは・・・。

勉強もする暇なかったし・・・・(w

 

 

試験が終わった後病棟に行き、今日の出来事を把握し、Dataを確認し・・・帰ってきました。

 

この後、リハビリ(リハビリに依頼する患者さんが増えてきて、勉強会の依頼が来ていまして・・。僕もリハビリとの連携を強くしたいと思っていましたので・・・)の勉強会資料も作らないと・・・。

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では、また。

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ど~でもいい話:僕と血液専門医試験

2010-06-20 18:40:08 | ど~でもいい話

こんにちは

 

先程帰ってきました。

 

今日は血液専門医試験の日でしたので病棟のことが気になりましたが、行くと集中力が奪われること間違いなしのため…あえて朝はバックアップの医師にすべてを任せて試験会場へ向かいました。

 

その時の状況・・・。

 

とりあえず、瞑想。

勉強しろよ

 

「(試験作成委員)相手も同じ人間だ。俺に勝てないわけはない(勝ち負けではないのですけど)」

 

と、強く念じ・・・

 

俺は強~い!俺は勝~つ!!

 

どこぞの戦争映画か・・・・。

 

勉強するよりも試験当日は「出発するときに試験を楽勝するイメージ」を作って家を出ます

 

そうすると・・・勉強する気が起きなくなり…当日今更勉強してもね…という前向きな気持ち(?)で受けられます。

 

 

受験会場に行くと・・・こんなに受けるのか・・・というくらいいましたよ。血液内科って希少価値がある診療科のはずなんだけど・・・。

 

 

うちの大学で専門医試験落ちた人がいない」らしく、大丈夫と言われたが…これは意外と大変な試験では?

 

すごいプレッシャーを感じる・・・(汗

 

 

毎回更新されている合格者数はそんなに多くない気がするぞ?

 

 

そもそも専門医少ないし(笑

 

 

そう思いながら着席・・・。

 

 

試験問題は「文章59問」「検査21問」の80問

 

 

正直に言うと僕の想定よりも1.5倍~2倍は難しかったです。

 

May Hegglin(こないだ診なかったらわからなかった)とか遺伝性ヘモクロマトーシスとかマイナー(なのか?)どころもついてきていたし、凝固系問題とかそういうのが多かったし・・・

 

 

あの微妙な問題(たぶんt(8;21)の髄外腫瘤のことをわかっているか・・なんだろうけど、病歴はこれに典型的で…素直に解けばここに行きつくけど・・・骨髄像では意外と前骨髄球目立つし・・・。

t(8;21)に特徴的という辺縁が青みがかったという特徴もあるけど…分かりにくい!)

とか、結構判断に迷うのが多かったような気がする。

 

 

一応8割くらいは行くと思うのだが…難しかったからな~。

 

落ちているといやなので、これ以上は書きません(笑

 

けど、油断すると落ちる問題ですよ。あれは・・・。

勉強もする暇なかったし・・・・(w

 

 

試験が終わった後病棟に行き、今日の出来事を把握し、Dataを確認し・・・帰ってきました。

 

この後、リハビリ(リハビリに依頼する患者さんが増えてきて、勉強会の依頼が来ていまして・・。僕もリハビリとの連携を強くしたいと思っていましたので・・・)の勉強会資料も作らないと・・・。

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では、また。

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医療体制維持のために・・・:開業医も勤務医もなく

2010-06-12 22:29:25 | 医療

さて、続きます。

相変わらず食事抜き、休みなしの生活が続いていますが…2年近くそれを維持してきました。

 

それが維持できていたのは、自分で言うのもなんですが「医療に対する向上心」「楽しいという気持ち」「患者さんに対する思い」などがあり、一日一日が楽しかったからだと思います。

 

しかし、今週は週初めから「嫌なこと」が続き・・・。

モチベーション↓

モチベーション↓

 

人が「好意」+「親切」+「サポート」のつもりでやったことが、週明けにはいろいろ「逆」の方向で上司に伝われば、やる気も下がりますわな。

思わず「ど~しろというのか?」と、言ってしまいましたよ。上司に言いましたよ。

 

この状況下で体がもつのは「モチベーション」の高さです。

 

モチベーションだけが「肉体」を支えていると思います。 精神が肉体を支えるとは、本当にこのことだと思います。

 

僕の場合は「場所」を変えてしまえば、患者さんに対する思いは変わりませんので・・・。 どうするかは検討しますが・・・。この1~2週間で「もう無理」というような状況になってきています。

 

目の前の患者さんのためにできることを行う。患者さんのために自分の知識を総動員して、ベストの手段をとる…というスタンスは変わりません

 

けど、改めて実感しました。

 

こういった「肉体の限界」を超えるような勤務体系で生き残っていくためには、「精神力」「モチベーションの高さ」は必要不可欠である。

 

と(笑

 

 

日本の医療体制は本当にこんな「医師」「看護師」「検査技師」などのモチベーションの高さに支えられているような気がします。

 

逆にモチベーションが下がる原因、「人間関係(医師‐患者関係、スタッフ同士の関係)」だったり、「評価(自己評価、他者評価、給与含む)」だったり「待遇(勤務環境、リフレッシュできない勤務体制で一生続ければ、モチベーションを回復させることはできない)」が出現すれば、危ういところでとどまっている人間は一気にそっぽを向くのだろう…と思ったりします。

 

 

如何にモチベーションを高く保てるようにするか…は大きな問題で、その体制を作っていかなくては「医療現場の再生」は不可能なのだろうと思います。

 

 

現在、医療現場・・・。特に勤務医の負担を減らそうとして、様々な施策がとられようとしています。

 

勤務医の…特にシビアな診療科に所属する医師に関しては、数年前に「立ち去り型サボタージュ」と言われた「医師を続けるためには、勤務医をやめるしかない」という問題がクローズアップされました。

 

すなわち

勤務医はやめたけど、開業医として医者を続ける

「医者として患者さんには尽くしたい。しかし、勤務医でいるのは・・・誠心誠意尽くしても、結果が悪い場合に生じてしまう・・様々な現象に気持ちが耐えられなくなってしまった。」

医者にだって家族がいる。家族と過ごす時間も取れない(リスクも高い)勤務医を続けるのは不可能である」

 

勤務医の環境。特にシビアな診療科に関しては、自分たちで言うのもなんですが「家族と共に過ごす時間:0時間」というような状況もあります。

 

実際、僕はこの2年間…年末年始込みで14日しか病棟にいない日はなかった(1日増えましたw)ですし、家には寝に帰っているだけのようなところがあります。

 

沖縄でもこんな報告がされました。

 

医師不足、過労で疲弊 小児救急医療講演会、厳しい実態報告

6月6日10時25分配信 琉球新報

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100606-00000007-ryu-oki

「地域が守る医療」と題し講演する足立智和記者=5日、うるま市民芸術劇場燈ホール  小児救急医療に関する講演会(県、県小児保健協会主催、琉球新報社共催)が5日、うるま市民芸術劇場燈(あかし)ホールで開かれた。約250人が参加した。中部医療圏域の医師が、小児科医が不足し、どの病院でも医師が疲弊している現状を報告。兵庫県丹波新聞社の足立智和記者が地域の取り組みから見える医療再生の可能性について講演した。 

足立記者は医師不足で閉鎖の危機にあった小児科を母親たちの運動で救った「兵庫県立柏原病院の小児科を守る会」発足の仕掛け人。「医療崩壊の根本にあるのは医療の不確実性が忘れられていること。守る会の活動は医療者と患者の間の溝に橋を懸ける作業。互いの歩み寄りが大切」と話した。 

 

中部徳洲会病院小児科の新里勇二医師、中頭病院小児科の砂川信医師、県立中部病院の小濱守安医師は勤務実態を説明。小濱医師は「このような勤務をずっと続ければ、いつか倒れるのではないかと思っているこのような勤務をずっと続ければ、いつか倒れるのではないかと思っている」と懸念した。 

県中部福祉保健所の松野朝之医師は中部圏域の小児科勤務医へのアンケートから、中部地区は小児の軽症での救急外来患者が多いことや、少ない小児科医で対応するため医師の疲労が大きいと報告した。 9カ月の長男と来場した伊波容子さん(32)=うるま市=は「子どもが発熱すると不安を感じるが、すぐに病院に頼るのではなく、状況をよく見てかかりつけ医に行くなどの意識改革が必要だと思った」と話した。

--------------------------------

僕は一生勤務医を続けたいと思っている人(血液臨床、血液研究の第一線で生き続けたい)なので、開業医の先生の気持ちがわからないかもしれません。

 

ただ、こう思っています。

 

最近、病院の負担を如何に「開業医」の先生に負担してもらうようにするか。如何に開業医の先生から病院のほうに資金が行くようにするか…に政策が傾いているような気がする。

 

日本の医療は「崩壊寸前」であり、勤務医の環境だけを変えても仕方がない。開業医の先生の負担を増やしていくだけでは、結局負担に耐えかねて…という状況になるかもしれない。

 

日本の医療の重さが100だとすると、本当は50くらいの重さを支える(もっと少ないか)しかないレベルにもかかわらず、全員が2倍の努力(一部が3倍、4倍かもしれないけど)をして支えているのが現状のような気がします。

 

いや、一人で3倍ではつぶれてしまいます。数名掛かりで3倍を支えていた。

一人では無理です。

 

そこに1人で『1』を支えてくださっている開業医の先生方に「1.5」の重さを一人で支えるように設定すれば、勤務環境の悪化に耐えかねて潰れてしまうかもしれない。

 

4人で「6」を支えることはできたとしても、1人で1.5は意外ときついように思います。支え続けないといけないから。

 

そうすると「日本では医療ができない」という話になるかもしれない。

 

開業医の先生の負担だけ増やすような施策になれば、「勤務医が勤務医を離れる」かのごとく「開業医が勤務医になる」のでは…という思惑があるのかもしれませんが、完全に「日本の医療」から離れたらどうするんだろうと思ったりします。

 

うまくいいたいことが書けているかわかりませんが、結局のところ「地域」全体で支えていくしかないのではないかと思います。

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なかのひと 

当たり前のことなのだろうと思いますが、地域の医療従事者「勤務医も開業医もなく」が協力して、モチベーションを高く保ちながら支えあい、それに住民の皆さんにも協力していただく(何でも病院ではなくて・・・)しかないのだろうな~と思っています。

 

モチベーションの話を書いていたら、脱線して行きました。

 

言いたいことが書けているかはわかりませんが、このあたりで・・・。 漸くお腹がすいてきましたが・・・微妙な時間ですね。

 

明日の当直で…何も起きなければいいけど。

では、また。

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休みが欲しい(かも)

2010-06-12 21:17:02 | Weblog

こんばんは

 

今、帰ってきました。

 

 

今日も朝からたたき起こされ、先程まで…という状況です。特殊な状況下でしたが、出血性ショックの患者さんが出てそれの対応に一日かかりました。

 

 

最終的にAngioで止めていただきました。はい。

 

 

ショック状態の患者さんのバイタルを安定させ、維持させるのはできていたわけですが…出血原に対してのアプローチに時間がかかってしまい…。

 

まぁ、放射線科のIVRチームが必要とされる状況が2件・・・休日に続いたのが痛いのでしょうね…。

 

まぁ、しょうがないです。休日に何件も何件も同時にIVRできる施設じゃないですから。そもそも放射線技師さん、休日に一人だからAngio中は完全に放射線の検査できない状況だったはずだし・・・。

医療従事者不足ですよ・・・orz

 

というわけで、昼飯は食べましたが…朝夕はなしで…今に至っています

 

食欲ないですよ、流石に(笑

 

 

明日は当直なので、それに備えたいところです。

 

来週試験なんですけど、試験勉強できませんね。本当に…。

 

本当に休みがないな~

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では、また。

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夕張市の問題はトリアージだと思う:どこまで求めるのか?

2010-06-05 22:20:35 | 医療

さて、今日は最後の予定です。

 

先程、さらっと流し読みしていたらこのような記事がありました。

 

すでに何人ものブロガー医師が書いていそうな気がしますが、あえて書きます。

 

夕張市立診療所:自殺図った男性の救急受け入れ拒否 「外来に対応」 /北海道

 6月2日11時10分配信 毎日新聞  

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100602-00000033-mailo-hok

夕張市は1日、市立診療所が先月、自殺を図り心肺停止状態になった市内の50代男性の救急受け入れを断っていたと発表した。昨年9月にも同様のケースがあり、市は同診療所の村上智彦医師から事情を聴いた。 

 

市の説明では、5月19日午前8時前、「首をつり、自殺を図った男性がいる」という119番通報があった。救急隊員が駆けつけると、男性は心肺停止状態で、診療所に受け入れ要請したが、外来患者診療のため、対応不可能として断られたという。男性は市内の別の医療機関で死亡が確認されたという。 

 

村上医師は「首つりと聞いて検案(死亡確認)のケースと判断した。緊急性が低く、自分は外来もあったため、他の医療機関で対応してもらいたいと伝えた」と話している。 

 

同診療所は昨年9月27日夜、同様に首をつった状態で見つかった男子中学生の受け入れを断った。市と診療所は、二度と同じような事態が起きないようホットラインを設けるなどしている。藤倉肇市長は「誠に遺憾という思い。市立診療所の開設者として総括が必要だ」と話した。【吉田競】

--------------------------------

首をつり亡くなられた方には申し訳ありませんが、優先順位という話になります。

 

救命救急という形でやるのであれば、スタッフ数もそれなりにいて…受け入れられるところがやるしかないです。

 

ここで村上先生が受け入れれば、村上先生の外来は止まっていたでしょうし、そこに救急対応の必要な患者さんがいたら

 

村上医師は救命の可能性の低い患者さんを受け入れたために、救急対応が必要だった患者さんを死に至らしめた

と書かれるのだと思います。

 

 

僕も先日受け入れを断った患者さんがいます。

90代の認知症で施設に入られている方が「肺炎」のような症状で、救急要請があったものです

 

最初に大学病院から当たっていただいた救急隊の方々にも様々なお考えがあったのだと思いますが、申し訳ありませんが断りました

 

何でも受け入れていたら、ひとつ前の記事にも書きましたが「大学病院で必ず診なくてはならない患者さん」の受け入れが不能になるからです。

 

一応、救急隊の方には

「僕が受け入れてもよいのですが、ここで受け入れるということはその分、大学病院で診なくてはならない状況の患者さんが受け入れられなくなる…ということだけ理解していただければと・・・・」

と言ったら

「夜中にすいませんでした。二次救急を当たります」

と、おっしゃっていました。

 

高齢者の肺炎は死亡率も高い。僕が2次救急の当直医なら診たと思います。何故なら二次救急だからです

 

先日、うちの大学病院の院長先生が「救命救急センター以外は二次救急」とおっしゃったそうですが、それで二次救急並みに何でも受け入れていたら「血液内科」で鉄欠乏性貧血のある肺炎…も診ることになりますし、神経内科では今回の「認知症のある肺炎」を診なくてはならないということになります

 

しかし…それをやっていたら「急性白血病はどうなる?」「ALSなどの診断、MSなどの治療・・・神経内科の専門医が手掛けている分野はどうなる?」ということになります。

 

大学病院と診療所では状況は異なりますが、「どこまで診るの?」ということには共通点があります。

 

「専門医」として動くのであれば、「ここで診なくてはならない患者さんか?」ということが一つのポイントになってきます。そんなことを言っても「一般の方々」に理解してもらうのは大変だと思うのですが、「専門医療機関」であれば・・・・・・それを考えなかったら、ここで必要な患者さんを見捨てなくてはならないことになります。

 

逆に「二次救急の医師」として救急現場に立つのであれば、とりあえず救急要請があればある程度は受け入れますよね。

 

自分の立ち位置でやはり動きは変わってきます。

 

そして・・・一人ですべてを切り盛りする状況であればトリアージするしかないのです。

 

助けられない患者さんは黒

 

そう判断しなくてはならない。

 

それは「医師不足」の状態である夕張ならば、逆に当然の対応でなくてはなりません。

 

何でも受け入れていたら「助けられる可能性のある患者さんを助けられなくなる」からです。

 

医師数が不足しているから「トリアージ」の結果、受け入れは不可能と判断(黒タッグ)した・・・という状況なのだろうと考えています。

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なかのひと 

トリアージをしなくてはならない状況を放置している「夕張市長」に関しては責めを負うのは仕方がないかもしれませんが、状況判断は的確であったと僕は考えます。

 

 

それでは明日もまた忙しくなりそうなのでここらへんで失礼します。

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基本的には絶対的な医師不足

2010-06-05 21:43:26 | 医療

続けていきます。

 

我々血液内科医も絶対的な医師不足にあります。基本的には日本の医師数は「絶対数」として不足です。

 

その状況が分かっていないからなんですかね・今だに「偏在」と書かれてしまうのは

 

“病理医”不足 医療の発展に伴う対策を

5月31日10時26分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100531-00000521-san-soci  

がん治療などで高度な医療が普及するに伴って深刻な医師不足に見舞われながら、その危機的状況があまり知られていない診療科がある。腫瘍(しゅよう)細胞が良性か悪性か見極めるなど治療方針を立てるうえで要になる病理診断科の病理医である。  

 

もともと病理医の絶対数が足らないうえ、画像診断技術の発達などで早期の小さな病巣がみつかるようになり、検体の数が急激に増えて病理診断の手が回りにくい状況になった。3人に1人はがんで死亡するという時代に、病理医をめぐる環境は今後ますます厳しくなるだろう。  

 

最近では小説「チーム・バチスタの栄光」に病理医が登場して臨床現場での存在が認識されはじめたものの、患者と接する機会が少ないことから、この分野での医師不足の問題が表面化しにくかったという事情もある。  

 

病理学は本来、基礎医学の分野で、臨床にかかわるのは昭和30年ごろからと歴史が浅い。病理専門医の数は全国で約1500人。人口比では米国の4分の1以下にすぎない。大学病院などでは、常勤の病理医がいるが、多くても2人という状態。検体の数が毎年20~50%も増加するのに加えて、手術中に採取した細胞を直ちに診断するなど臨床現場に参加することが多くなって拘束時間が長く、土日も休めない。また、小規模な病院では、病理医がおらず、検体は外部の検査機関に委託するので診断に時間がかかる。  

 

日本病理学会理事長の青笹克之・大阪大学教授は「職場環境や待遇の改善に加えて大学教育、臨床研修のさいに魅力的な仕事であることをアピールして病理医を増やすことなどを考えています」と強調する。医学生の教育を含め対応策は小手先では解決できないほど切羽詰まっているのだ。  

 

すでに顕在化している外科、産婦人科、小児科を中心にした医師不足については、平成20年度から医学部の定員増が行われているが、単なる数合わせだけでは解決しない。診療科や地域による偏在は否めず、これを是正するため、厚生労働省は、実態調査に乗り出している。  

 

こうした医師不足解消のための動きについて日本医学会副会長の門田守人・大阪大副学長は「定員増になっても、外科医の養成に10年はかかる。いまこそ医師不足の神髄を見据えた対策が必要です」と提言する。  

 

門田副学長は、19年に行った日本外科学会の会長講演で外科医不足の原因として、「労働時間が長い」「医療事故のリスクが高い」「給与が少ない」などを指摘している。このような状況の改善を進めるべきだとしたうえで「たとえば、医学の各学会は先端的な領域の専門医の養成に力を入れている。そうなれば専門外の患者を診ないという医師が出て、医師不足の一因になる可能性もある」と分析する。このため「病気を部分的にとらえるのではなく、人間を全体的に診て治療に当たる医学教育の徹底など医療の本質的な課題に踏み込んだ論議をつくすべき時期です」と断言する。  

 

医師不足の問題は、今後、医学の発展とともにさまざまな領域から表面化してくるだろう。そのときに患者優先の医療を貫くためにも根底にある課題を解明し、対症療法ではない施策のよりどころとすることが大切だ。(論説委員・坂口至徳)

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病理医の不足も含めて、医師不足は深刻だと思います。

 

どれだけ現場が無理をして、今の状況を支えているかは認識されていないのではないかと思います。

 

僕自身、食事の時間、寝る時間全て削って対応していますが・・・それでも優先順位をつけて対応するしかない状況です。

 

「優先順位をつける」という時点で、すでに不足しているわけです。

 

ついでに言うなら

「患者さん」に対してできることが増えた

=昔なら亡くなっていた人を助けられるようになった

=医師のできることが増えた

=医師の仕事量が増えた

 

 

しかし、医師数は増えない

 

その状況下で専門外の患者を診ないという医師が出て、医師不足の一因になる可能性に関して示唆するなら、最初にやらなくてはならないことは「専門医」と「総合医」をしっかりと国民の皆様に認識していただくことではないかと思います。

 

僕はどちらかというと(血液内科全体がそうでしょうけど)総合医・・としてのレベルを高めに保ちつつ、専門分野を主体に診ているつもりです。しかし・・・申し訳ありませんが、ここで血液疾患に外にまで手を出していたら「専門」分野がおろそかになりすぎます。

 

専門外を見ない医師…ではなくて、専門の分野の対応をするためにいるというのもあるわけです。

 

例をあげると・・・先月、実際にあった話ですが…

 

血液の病気の患者さんが「腰が痛くなって、動けなくなった。それで食事もとれなくなったので診てほしい」と当院の救急外来を3回受診されていました。

 

それぞれ当直の先生は輸液をしたり、痛み止めを出したりして対応され、3回目に診てくれた先生は「入院させろ」という患者に対して

「大学病院で腰痛のためだけに入院していたら、本当に(大学病院に)必要な患者さんが診れなくなるでしょう?」

と言って、近くの病院に入院できるように手はずを整えてくれました。

 

本人が病院に行ったあとで「金がかかりそうだ」と入院を拒否したそうですが・・・。

 

その後、再び外来に来て「入院の手はずを整える」という話をするまで、ずっと30分くらい外来のブース内から動かず、うなだれたままだったのに「入院」と決めたら「朝から食事をしていないので、食事に行っていいですか?」と食べに行ったという・・・。

 

嫌がらせかと思いましたよ…本当に。

 

この患者さん、本当に大学病院に入院が必要かと言ったら「絶対に必要ない」状況です。ただ、食事を作ってくれる方がいてくれたらいいだけです。

 

別に腰痛の患者さんを診てもいいのですが、それを始めたらこの地区の「血液疾患」の患者さんを診る病院はなくなります

 

すでにこのスタッフ数の少なさで26名(病床数の100%超え)をしていますので、ここで「専門外」の患者さんを受け入れたら、「大学病院でしか診れない」患者さんの受け入れを断るしかなく(受け入れ困難)、その患者さんは・・マスコミでいうところの「たらいまわし」にあってしまいます。

 

それが分かっているから、うちなんかは受け入れ可能な分は最大限受け入れているわけですが・・・。というか、オーバーしているけど・・・。

 

総合的に診れないわけではないです。しかし、何でも診ていたら「専門分野」の病気が診れなくなってしまう。その必要がある患者さん達が死んでしまうのが分かっている以上、専門家が診る必要がないと判断した場合、「断る」選択肢が出てくるわけです。

 

 

そのことが分かっていない人が・・・ほとんどです。現実的には医療従事者の一部も分かっていないと思います。

 

専門外の患者さんを診ない・・・という意味がいろいろあるということは、マスコミの方々にも少しだけ認識してほしいように思います。

 

救急隊とかの電話・・・本当は何でも受け入れたほうが楽なんですよ。

 

今日も急変対応してましたが(他の病棟で)、「そのくらいなら落ち着いてやれ」くらいの状態で対応できますので・・・。

 

けど、すべて受け入れてたら「本当に診なくてはならない患者さん」を受け入れられなくなる

 

現実的に「マンパワー」も「病床数」も足りていないわけですから・・・

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なかのひと 

さて、もう一つ書けたら書きます。

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食事のひまもない・・・

2010-06-05 21:03:50 | 医療

こんばんは

 

17時ころ帰ってきました。

 

今日も若干疲れてしまい、「ぽてっ」っと2時間ほど倒れてました(笑

 

 

今週もかなり忙しくバタバタしていました。正確に言うとバタバタしていた日が多かったです。

 

週に21回食事をするのが普通と考えると、食事の回数が12回(?)

 

 

研修医不在、および研修医になりたてが多かったので採血などを手伝ったりして・・・ですね。

 

血液疾患の患者さん、特に抗癌剤治療をしている人は血管のダメージなどもあり、採血難しい人多いんですよね。

「もう、あの先生はいや・・・」

そう言われてしまうと僕がやるしかなく・・・。

 

 

朝、採血の手伝いをしてから患者さんの回診をすると結局9時ころに終わります。時間の余裕がある場合は、この後食事に行けるわけですが・・・

 

 

「先生、外来に患者さんが・・・」

「先生、外来にバンクドナーさんが・・・」

「先生、○○ですけど・・検体上がります」

「先生、病棟で・・・」

 

 

・・・・・・うがぁ・・・・・(笑

 

単細胞生物のように分裂できれば良いのですけど・・・。体が分裂できない限りはどうしようもなく・・・。

 

しかし・・・水飲む暇もないのか(食事のひまはもっとない)

 

 

16時になって今日最初の食事かよ・・・

と話をしていたら、別の医師もそうだったらしく一緒にコンビニへ・・・。

 

そこへ行く途中にまた電話があり・・・。

 

かなり不規則な上、食事すら本当にできない状況でした。

 

 

因みに上記の12回に「ウイダーインゼリー」のみ、「手巻きずし」のみなどを含んでの回数なので、結構全般的に食事はしていないといってよいかもしれません。

 

 

外来に来た患者さん達から

先生、痩せました?

と言われ、痩せたかも…と本当に思いました。

 

 

これで僕がいなくなって大丈夫か?

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なかのひと 

と、残り2カ月の大学勤務期間を考えながら思っています

 

次の記事に行きます。

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