こんばんは
今日は研究→ちょっと外来→リサーチカンファ→実験をちょっと、当直決め、卒業パーティ後の二次会の設定、移植学会準備などにあたっており、気が付いたら23時過ぎていました。たまたま、Blogのアプリを開いたら、コメントがいくつか載っていたので慌てて帰宅して、コメントの返信をしたというところです。
先週の金曜にあった研究会で「某有名病院」の部長の先生が
「こんなセカンドオピニオンがあった」
という話を少し交えて講演をされ、個人的には「ウソだろ~。そんな医者(血液内科医)いたらいやだよ」と思いましたが、よくよく考えると昔も何名か、ひどい状況(というか、いつの治療しているのか)で紹介されてきたり、「どうしてそういうことができる」と突っ込みたくなるような判断されて、救急搬送されてきた患者さんがいたなと思い、あり得るかもと思ったりしました。
ちょっと情けない話ですが。
そんなわけで、コメントの返信を急いだわけですが、基本的には「性善説」で行きたいと思っておりますので、医者は患者さんのために自己研鑽に努め、日夜忙しく働いていると思っております。
ただ、医療の世界って、縦割り、医局ごとのイメージが強いです。大学病院の医局の垣根をなかなか超えないので、自分たちがやっている治療が正しいと信じています(自分が正しいと思わずに患者さん診られても困りますが)。もちろん、最先端の知識を収集してやっているわけですが(血液内科なんて、特にそうだと思うのですけど)、どうしても村社会になってしまいます。
うちも当然、自分たちのやり方というのがあります(うちは本当にスタンダードな、奇をてらわない病院だと思いますが)。今度の移植学会で発表するのも、今までは(僕や2個下の後輩まで)論文ではあまり根拠がないとされていたので、やっていなかった(ちなみに現状でもデータはない)のだけど、国立がんセンターなどに研修に行った後輩が「がんセンターではこうしていた」という話が出たので、そこからやってみていることを、「やるまえ」と「やりはじめたあと」で解析したというような感じですし。
僕は自分の知識が絶対に正しいかはわからないと思っています。意外と調べたら「こんなこと言われていたのか」というようなこともありますし。
ですから、いろいろ他の施設と異なっているということはあるのだと思います。本当はそういうのを統合して、より良い医療を患者さんに提供できればよいのだけどといつも思っています。
(過去記事)
医局制度改革・医学教育改革(46)
大学病院や地域の病院を改革させる、もしくは改革できるような体制を作らせることが肝要だ
医学部定員国管理見直し論:いずれにせよ、医局改革が先だと思う
僕は横の連携ができるように、お互いの違いを学びあえるようになればよいと思っています。
なかなかうまくは行きませんが(笑
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
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それでは、また。