新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

第4回医療の未来を考える会のご案内:できれば参加しようと思っています

2011-05-29 18:21:35 | 医療

さて、最後にこの記事を書きます。

 

第3回の引き続き、第4回に参加しようかと思っています。

http://mjl2010.jimdo.com/%E3%81%94%E6%A1%88%E5%86%85/

第4回 医療の未来を考える会のご案内

                           2011年5月27日

 

 3月11日の東日本大震災により甚大な被害を受けられた皆様に、心からお見舞いを申し上げます。

 さて、来る6月19日に第4回「医療の未来を考える会」を開催いたしたいと存じ上げます。


==================================
テーマ「医療情報と患者さん Health2.0で医療が変わる」

 これまで医療経営や病院建築、そして在宅医療などでしたが、今回の震災でわかったようツイッターやFacebookのようなソーシャルメディアが役立つことはわかりました。
 では、実際にこれからの患者さんに必要な情報をどう伝えて行くのか?という点からお二人の方にお話いただくことになりました。

日時:2011年6月19日
会場:東京都千代田区神田美土代町7番地住友不動産神田ビル10階
メディカル・データ・ビジョン株式会社 会議室
http://www.mdv.co.jp/company/accessmap.html

時間:午後1時半~午後4時
会費:1500円(資料代込み)

 

<人数>

 先着50名様(医師、看護師、学生のほか、一般の方も歓迎いたします)

 
講演1:DPCデータと情報公開(仮)
演者:株式会社 ケアレビュー 代表取締役:加藤良平氏


http://hospia.jp/
【病院情報局】は、全国の急性期病院の患者数・平均在院日数などの診療実績や、医師数・看護師数・病床数などの基本情報を比較できる医療情報サイトです。
 厚生労働省が集めているDPCデータからわかる手術件数や病院が得意とする診療分野など、これまで患者さんが得られなかった情報は、21世紀の医療に変革をもたらすか?について講演をいただきます。

講演2:「闘病体験の共有と傾聴 ~ソーシャル・リスニングの時代へ~」
演者:株式会社 イニシアティブ 代表 三宅 啓氏
http://www.tobyo.jp/
TOBYO(闘病)とは、ネット上のすべての闘病体験を可視化し検索可能にすることをめざすプロジェクト。うつ病、乳がん、関節リウマチから希少難病まで、1000疾患、28000件の闘病サイトに蓄積された貴重な体験と知識へアクセスできる、最大級の闘病ポータルサイトです。従来の医療では見えなかったこと、そしてこれからの医療について講演をいただきます。


<申し込みは下記のフォームよりお送りください>

医療の未来を考える会事務局 

mjl.lm.net@gmail.com

-------------------------------------

因みに、今申し込みを行いましたw

「注目すべき映像:Health2.0の潮流」

http://bit.ly/czUeJp

ということで、僕もインターネット社会に結構いる(ことができなくなったかw)人間ですが、その有用性に関して学び、また人脈を広げてこようと思っています。

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それでは、また。

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異動の季節:もっと血液内科医がいればねぇ・・・・

2011-05-29 17:55:12 | Weblog

さて、続けます。

 

個人的な話ですが、6月末には僕の人事異動の話が出る予定です。

先日の福島県への被災地派遣の時も思いましたが、僕が動くことに関しては個人的には「後ろは大丈夫か?」という不安の方が大きいです。福島にいる時も思いましたが・・・僕が抜けると「外来」と「病棟」の両方に穴が開くんですよね。外来と病棟を両方やっているのが僕だけだから。

 

どこまで自信過剰なんだこいつは…と思う人もいるかと思いますが、人手不足の診療科であるにもかかわらずかなり積極的に頑張っていますので・・・いろいろと人手がもう少しいないと不安なんですよね。

 

先日、教授が僕を某有名な先生に紹介した時に「3人分働いている」と言っていましたが、そうすると2人分減になりますよw

 

僕個人としては自分自身が調整しているバンクの移植だけでも終わらせてから異動したいものだ…とも思います。

 

うちの血液内科は僕の学年からは人が増えているので…これからは人手が増える可能性もあります。しかし、人事権を教授がもっていないので、人を残しておくことができないのも事実です。

せめて前線に二人という数ではなくて…今の診療状況に合わせた人数を配置できるようにすることが重要だろうと思っても、なかなか達成ができないのはそこらへんに限界があるのでしょう。

 

人事異動の話がそろそろ来るのだと思いますが、去年は大学病院の診療状況が危険にさらされているということで、急遽残留になりました

そのため、解約していた部屋を急遽、再契約したりと大変でした。僕の人生計画も変更を余儀なくされたのですけど、大恩ある当科の教授のためには仕方あるまいと・・・w

まぁここは僕の性格ですし、別に後悔はしてないのですけど。

ただ、僕は今回は僕が納得のいく話でなければ・・・・と考えています。別に人事の人に「残してやった」みたいなことを言われる筋合いはないのと、それを言った場合はもともと人事の担当者と喧嘩するつもりでいたのに、忙しすぎて来れないとかいわれてもねぇ・・・・。

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まぁ、なるようにしかならないだろうし…僕が気に入らなければ、それはそれと思っているけれども・・・一番気になるのは…自信過剰なのかもしれないけど、異動した後病棟と外来は・・・大丈夫かな~ということ。

 

せめて今度の3月には戻ってくるだろうと思われる先輩と交代なら、僕も心安らかに行けるんですけどね。

 

まぁ、異動の話はまだ詳細は来てませんので、これからは最後に論文を仕上げることを考えつつ・・・同種移植を中心とした臨床現場や外来の対応に力を注ぎたいと思います。

 

それでは、また。

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病床数増加抑制などに関して:人材配置まで国が決めないと難しいだろうな・・・と

2011-05-29 14:54:42 | 医療

さて、続けます。

記事を書いていたらPCが落ちました。もうそろそろ・・・このPCも寿命なのかもしれませんが・・・。

引っ越すまで持ってほしいなぁ・・・・。

 

【社会的入院】 病院ベッド170万床超→140万床に抑制 厚労省案、入院日数3分の1削減

病院ベッド140万床に抑制 厚労省案、入院日数3分の1削減  社会保障・税の一体改革 医療費抑制へ2025年メド

 厚生労働省が「社会保障と税の一体改革」に盛り込む病院改革の具体案が明らかになった。機能別に病床を再編するとともに、現在の130万床から2025年に170万床以上に増えるとみられるベッド数を140万床弱におさえる。また平均入院日数を一般的な病床で3分の1程度削減し、医療費を抑制する計画だ。

 日本は欧米などに比べて人口に対する病院ベッド数が多く、入院日数も長い。これが医療費が膨らむ一因になっている。 厚労省は現状で107万床の一般病床を、25年に高度な医療を担う病床約25万床、一般の病床50万床、リハビリ用の病床40万床に分け、それぞれに特化した人材や設備を配置する。主に長期入院用の療養病床は現状の23万床に抑える

 病床を機能別に分けることで、患者のたらい回しなどを防ぐほか、平均入院日数を最大3分の1ほど減らす考え。一般的な救急病床では約13日の平均入院日数を約9日にすることを目指す。病院にいるだけで医療行為が提供されない状態をなくし、集中的に治療をして早期退院を促す。これによって医療費は数兆円単位で抑制されると同省は計算している。

 ただ、医師の数を増やすことによる人件費や、リハビリ設備の充実など機能強化の改革にかかる費用は抑制効果を上回る見込み。機能別再編は病院との調整が難しく実現してこなかった経緯もあり、具体的な成果には不透明な面も残る
 -----------------------------

最近は寝る間も惜しんで臨床、論文、サマリー(内科専門医)に充てていたので、情報に疎くなっていますが・・・基本的には社会保障制度をできるだけ維持拡充し、そのための費用をどこから持ってこようか(というか消費税)の話ですよね。

 

医療分野だけのところで話をすると、箱モノ(病床数)の設定だけを行っても、結局は調整能力の限界が来るのではないかと思ったりしています。

 

何事もやって見なくてはわからないとは考えていますが、これ以上は転院して同じような治療をやってください…という状況になったとしても、基礎疾患によっては専門家が常に目を光らせなくてはならないものもありますし・・・(例えば…血液内科w)。

難しい点が多いと思いますが、その調整面も含めて・・・(人材配置まで国が考えるのか・・・?)達成するためには具体的にどうしていけばよいか…詰めなくては駄目でしょうね。

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先程、PCが落ちて・・・不貞寝してたら病棟から電話がかかってきました。

うちの病院は今研修医の先生が非常に少なくなっているので大変です。

 

まぁ、仕方がないのですけどw

 

それでは、また。

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当直明け:眠らない医者ではなくて、眠れない医者だなぁ(笑

2011-05-29 14:36:28 | Weblog

こんにちは

 

当直明けで帰ってきました。

昨日は病棟内の対応が主で、救急車はあまり来ませんでした。夜中に一台きましたが、2時間くらいで対応終了しました。

まぁ、この電話を救急隊から受けた時は、アドレナリンが「どばーっ」と出てきました。そんなもんです救急が好きな医者は・・・・。

 

まぁ、僕が予測したよりも軽症で(入院させるための準備もしていたのですけど)、終わった後に・・・興奮状態になっているから眠れない。しかも、1時ころ寝て・・・2時に起こされ、4時に当直室に戻り・・・・。

 

目はかなりさえていて・・・・。

 

眠れないw

眠らない医者ではなくて・・眠れない医者になっているw

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なかのひと 

前も書きましたが、通常僕は寝つきはいいのですが、やはり当直の時は無理ですね。

 

そして、先程も当直の先生から一人引き継いで、緊急入院の方の対応をしておりました。さらに予定入院の方も・・・・。

と、いうわけでかなり眠い状況です。

 

まぁ、家に帰ってきても電話対応はしなくてはならないのですが・・・・。

 

それでは、また。

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内科専門医サマリー書き終了

2011-05-26 00:04:42 | Weblog

こんばんは

 

先程、内科専門医のサマリーを書き終え・・・・教授に承認を頂き・・・封筒に封をしたところです。

疲れました。

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また、落ち着いたら論文書きに戻ろうと思います。

 

それでは、また。

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内科(認定医or専門医)試験のサマリーを書く後輩医師の皆さんへ

2011-05-22 16:30:53 | 医療

こんにちは

 

サマリーを今訂正し終えたところです。一部、病棟に行かないとわからないところがありますが、この雨の中に行く気にはなりません。

よく後輩には鎖骨下静脈穿刺は刺す位置取りさえ間違えなければ、そこまで難しい手技ではないと言っているのですが・・・・今回サマリーもよくわかりました

 

もしかするとみんなもっと早く気がつくことなのかもしれませんが、サマリーも書く症例を「できるだけ合併症が少ない」「できるだけシンプルな」症例を選ぶこと。これさえできていれば大したことではないのかもしれません。

 

サマリーを書いていて「どうしてこんな症例を選んだのか?」と不思議に思うほど難かしいのばかり選んでいます。まぁ、おもしろかった症例(すなわち論文や学会発表で使用している症例、使用できそうな症例)を選んでいるからでしょうけど。

 

外科転科症例なんて調べていたら「論文書けるな…この症例」というのがよくわかったり・・・。膠原病の症例も膠原病内科の後輩から

「先生、これ・・・論文書けますよ」

と言われたり・・・。

 

いや、将来的にそこまで考えるならいいかもしれないけど、内科専門医試験のサマリーとしては重厚すぎる・・・。

 

書くならば「診断が確定している」「ガイドラインなどで治療法もはっきりしている」ものがよいと思います。

 

みなさん、サマリーの症例選択に時間をかけましょう・・・。最初が肝心かもしれません・・・orz

 

僕は若干

失敗したねw 症例選択に・・・

と思っています。

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では、また。

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サマリー書きに追われる・・・:忙しい医者の方が不利な気がする(笑

2011-05-22 14:55:26 | Weblog

こんにちは

 

最近、かなり忙しいです。臨床業務の合間に論文を書くのもそうですが、実は5月31日で「内科専門医試験」の受験申し込みの締め切りです。

 

僕は内科認定医と血液専門医を持っていますが、内科専門医を持っておくと・・・まぁいろいろと便利だな…と思って、今年の目標を「内科専門医」+「ICD」と思っているのですが、人事異動で他の場所に行くとICDはとれなくなりそうですね。困ったものですw

 

で、内科専門医試験の受験のためには20症例(剖検を被らせないなら22症例)のサマリー提出が必要なわけですが・・・・基本的に臨床業務に追われて(僕の場合、追加で論文書きに追われて)準備をしておらず・・・今頃必死で書いております

 

そのため、毎日午前様に近い状態でした。昨日も18時くらいまではひたすらサマリーを書き続け・・・・

 

漸く・・書き終えて見なおしていたら、書き間違いやら何やらが見つかり…またなおそうとしているところです。

 

僕は試験はいつも「力試し」+「知識の整理」に使うようにしているので、試験自体に対するプレッシャーはあまりなく(国家試験、内科認定医は退室可能になって、速攻で退室していました。一応8~9割は取っています。血液専門医の方がむしろ焦りましたw)、今回も試験自体は知識の再整理のつもりで行きますので、それで落ちたら仕方がないと思いますけど・・・・。

 

ただ、サマリーとかを書く時間はちょっとなさすぎではないか…と思ったりしています。

 

そんな中、昨日ラーメン屋で外科の同期と一緒になり

「今日は一日内科専門医試験のサマリー書いているよ

と言ったら、

「大変だな」

と言われたので

「外科だって手術のとか、いろいろあるでしょう」

と答えると

「いや、改めて書きなおしてはいないよ。350例という症例数は多いけど、確認されるだけだから

「なるほど・・・・」

 

まぁ、内科の場合はサマリーを書いて相手に病状を説明できるのも大事な仕事だからね・・・。時々わけわからない診療依頼や他院からの紹介状(意味の前に解読できない文字もあるけど)もありますからね・・・。

 

ということで、残った9日間でなんとか内科専門医試験の出願をしたいと思います。

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では、また。

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今更だけど・・・・

2011-05-15 09:04:05 | Blogを書く理由

一つだけ記事を加えます。

 

一昨日、当直体制の変更に関して説明がありました。

僕は正直当直体制の変更が自分にとって楽になるとは思えないし(というか、変わらないw)、全体のメリットが少ないと思ったので反対したつもりですが、言いたいことを言い損ねましたね。

 

一つはERのまねごとをしたいだけならいいけど、それでは結局、一人頭の経験が薄くなりすぎて何もできないような医師だけになりそうだったから。

 

ERのようにがんがん患者を受けるのであれば、経験値は上がると思うので賛成ですが、それをやるには医療従事者の数が足りない。

いつも書いていますが、7:1看護以下では入院患者の死亡率が段階的に上昇します。うちは10:1看護でしかないので、それしか看護師数を集められていない時点で無理です。外来に看護師回す余裕もないし。

 

結局、目的が若手医師の経験をあげることですが、今の体制では経験を薄く全員に分散させるだけでメリットが少ない。それが僕が反対する一番の理由です。

 

ただ、経験を増やそうというのであれば医療従事者の数を増やさないといけない。その余裕はない

 

2つ目に当直チームが病棟もカバーすると言っていますが、どうせカバーできません。やって見なくてはわからないというかもしれませんが、僕に言わせれば「やれるものならやってみろ」と言いたい。

 

結局のところ、当直以外が病棟内にかなりいることで病院が成り立っている(そのくらい医療従事者が少ない)のに、当直医師団だけでどうにかするというのはおそらく、事故が多発するだけでしょう。

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だから、反対です。

 

ただ,言っている内容がそういうふうに伝えられなかったので、ちょっと失敗と思いましたw

 

では、また。

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Medical Oncology Seminarに参加しました

2011-05-15 08:51:25 | Weblog

おはようございます。

 

いま、大阪です。

 

昨日、Medical Oncology Seminarが大阪で開催され、それに参加してきました。今すぐではないですが、数年以内には受けようと思っていますので参考にしたいと思ってきました。

 

いろいろと参考になる話がありましたが、ある意味衝撃だったのは某試験結果で・・・「同じ薬を使用しているのに日本と韓国でこんなに差があるのは…人種差?それとも言っているようにMedical oncologistが足りないから?」と、思ってしまいました。

 

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なかのひと 

あとは久しぶりにのんびりしております。

この後は東京まで新幹線で帰ります。

 

それでは、また。

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高額療養費上限引き下げへ:けど、年収800万以上を引き上げると・・・800万前後の人は大変かも

2011-05-09 22:30:52 | 医療

こんばんは

 

昨日、当直だったのを忘れるほどテンションを上げ気味で働いております。

昨日の当直中、挿管した患者さんがいたのですが、御家族と話をして・・・さぁ、動くぞ・・・というときに

「○○歳 発熱の患者です」

救急隊から電話。

 

症状を聞いていると・・・・

発熱、頭痛、咳、節々の痛み・・・って、風邪のようにしか聞こえないぞ・・・・

 

微妙な・・・・。こういうタイミングで・・・・。

 

さしあたり救急搬送の依頼は受けて、挿管の準備を整え始めてから救急外来におりました。やはり、風邪なんですけど。本人はつらいから救急車呼んでいるので(ぐったりしているし・・・)何とも言えないが・・・・。

 

応急処置と点滴だけして、病棟にとんぼ返り。挿管した後、指示を残してまた救急外来へ

 

そんなこんなで昨日は入院患者さんの対応に追われていました。

 

さて、今日の記事ですが…久しぶりに医療関係の記事で気になるものが出てきたので、紹介します

 

高額療養費 「年間上限額」 負担減へ厚労省が設定検討
拡大写真
高額療養費制度による月額上限(70歳未満の場合)
 厚生労働省は、患者の医療費負担を軽くする高額療養費制度について、年間の自己負担額に上限を設ける検討に入った。現在、月間の負担額に上限を設けているが、がんなどで長期の治療が必要な患者に配慮し、2段階で負担を軽減する。6月末にまとめる税と社会保障の一体改革案に盛り込むことを目指す。

 高額療養費制度は、70歳未満の住民税非課税世帯の保険診療の負担額を月額約3万5000円以内としている。だが、年額には限度がないため、数十万円単位の投薬を要する外来患者にとって、経済的負担の重さが治療継続の壁になっていた。

 そこで厚労省は、低所得者の月々の上限額を引き下げるとともに、年間総額にも上限が必要と判断。いったん窓口で支払いを求めるが、限度額を超過した分を後に払い戻す案を軸に関係省庁と調整を進めている。

 ただ、制度拡充には数千億円かかるため、財務省は強く反発している。厚労省は、高所得者の限度額を現行(年収800万円以上で月額約15万円)より引き上げるなどの財源捻出策も同時に示し、理解を得たい考えだ。

 高額療養費を巡っては昨年秋、社会保障審議会(厚労相の諮問機関)医療保険部会で、年収300万円以下の世帯の負担を軽減し、年収800万円以上の世帯の負担を引き上げる案が検討されたが、2600億円にのぼる財源のメドが立たず、見送られた。【鈴木直】

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年収800万円できると、結構負担が大きいような気がします。

先日もこの年収800万くらいの方が言っていましたが「月額15万を医療費にとられるのはつらい」とのこと。

 

年収800万だと、ボーナス込みででしょうから月収としては50万位?

うち、所得税その他で引かれて、さらに15万円引かれるのは結構しんどいのは確かだと思います。

 

もちろん、さらに所得の低い方は厳しいのは確かだと思いますので、下げることには賛成です

 

ただ、800万円前後の年収の人が月額15万どころか、引き上げられたら治療が受けられなくなるかもしれないですね

 

僕も外来で高い薬を使っていますので、そこら辺は気にしているのですが・・・。

 

例えばレブラミド(レナリドマイド)・・・1日44000円の内服薬・・・。タシグナ(ニロチニブ)なども高い薬です。グリベックもそうですよね。

 

しかも、タシグナやグリベックなんてやめられない薬ですからね。

 

基本的にかなりの高収入(1500万とか、2000万とか以上)の方が引き上げられるのと、800万前後ではかなり違うと思いますし・・・・

 

治療する側としては「こちらの方がよい」と思っていても、この治療費の壁で思うような治療ができないことはありますので・・・・かなり心配です

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なかのひと 

こういう話題は医療従事者もかなり気になるところです。

 

さて、明日もまた忙しくなりそうですが・・・・合間をみて、内科専門医試験のサマリーの準備をしたいと思います。

 

それでは、また。

 

追伸

リンクスタッフから またコメントがあったので、もう一回だけ紹介ます

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東京都港区赤坂4-9-17赤坂第1ビル6F
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