新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

難病指定拡大:自己負担は発生するも、収入レベルで上限設定

2013-10-30 22:23:07 | 医療

こんばんは

 

この数日、コメントに名詞のみの記入などがありますが、意図が良くわからず(推測は可能ですがw)コメントできずにおります。もし、何らかのコメントなどを期待して書かれているのでしたら、わかるようにコメントを頂けると幸いです。

 

まぁ、以前も書きましたがプライベートに関する記載は公開しませんのであしからず。

 

本日は来年の内科学会総会の演題申し込みの締め切りが迫っていた(明日まで)ので、統計解析と抄録づくりをしていました。それが終わってから、書きかけの論文を手直しして、来週から再開しようと思っている基礎実験の準備をしておりました。

まぁ、細胞を起こしただけですが。

 

帰る前に見たら生きがよさそうだったのと、数がそれなりにいるようだったので明日は細胞株の性質チェックにFACSでもやろうかと思っています。

 

さて、今日はこちらの記事を紹介します。

 

「難病」患者の医療費自己負担割合、2割に引き下げる方針

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20131029-00000785-fnn-soci

フジテレビ系(FNN) 10月29日(火)17時19分配信

症例が少なく、効果的な治療法が見つかっていない、難病患者の医療費の自己負担割合について、厚労省は、現在の3割から、2割に引き下げる方針を示した。
29日の厚労省の難病対策委員会では、難病患者の医療費の負担割合について、現行の3割から2割に引き下げるほか、医療費助成の対象を、現在の56疾患から、およそ300疾患に拡大する方針が示された。
その一方で、助成の対象を一定の症状以上の患者に限定するほか、これまで自己負担のなかった重症患者にも、収入に応じて負担を求めるとしていて、医療費負担の月額の上限は、年収570万円以上の世帯で、4万4,400円などとする案が示された。

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難病助成指定対象300疾患に 自己負担免除は廃止

http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20121031082706200 

(2012年10月31日) 【中日新聞】【朝刊】【その他】 この記事を印刷する

厚労省方針 56から拡大

 厚生労働省の難病対策委員会は30日、国が医療費を助成する難病の指定対象を現在の56疾患から300以上に拡大する一方、所得に応じて全員に一定の自己負担を求めるよう給付水準も見直すことを決めた。厚労省はこの方針に沿って新法を制定し、来年度にも制度を改める。

 助成対象でなく、多額の医療費負担を長期間強いられる患者を救済する狙い。給付水準は今後検討するとしており、自己負担がどの程度になるかが焦点の一つとなりそうだ。

 筋萎縮性側索硬化症(ALS)やパーキンソン病、拡張型心筋症など56疾患は、原因不明で効果的な治療法が未確立であることに加え、おおむね5万人未満の患者数の疾患から選んできた。患者数の基準を欧米並みの「人口の0.1%以下」である10万人強程度に緩和することで対象が拡大する。具体的な疾患が明らかになるのは、来年以降になる

 厚労省の改革案では、助成対象の患者は、これまでの指定されている難病患者すべてから、「対象疾患の患者のうち、重症度が一定以上で、日常生活または社会生活に支障がある者」に変更。助成対象疾患の患者の中には助成対象から外れるケースも出る。自己負担が免除されてきた重症患者にも、所得に応じた自己負担を求める。

 現在、医療費助成の対象疾患は「特定疾患」と呼ばれ、受給者は約70万人。対象疾患の医療費は所得に応じて毎月の負担上限額が決められており、自己負担は外来なら最大月額1万1550円、入院は2万3100円で済む。

 対象広がり評価

 難病対策委員で日本難病・疾病団体協議会の伊藤たてお代表理事の話 より広い患者を救済する意味で対象の拡大は評価できる。自己負担が生じる問題はあるが、多くの患者を救うため、ある程度やむを得ないのではないか。医療費だけでなく、難病患者が生きることを広く支援する政策に、対象の拡大をつなげてほしい。

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難病自己負担2割に下げ=重症者は新たに応分負担―厚労省案

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131029-00000031-jij-pol

時事通信 10月29日(火)10時8分配信

 厚生労働省は29日、難病患者の医療費の自己負担割合を現行の3割から2割に引き下げるなどの新たな助成制度案を、厚生科学審議会の難病対策委員会に示した。国が重症と認定し自己負担がゼロの患者には、新たに所得に応じた負担を求める。11月中に取りまとめ、来年の通常国会への法案提出を目指す。
 新制度では、医療費を助成する難病をこれまでの56疾患から300疾患ほどに拡大する。助成対象は一定程度症状が重い人とし、原則2割負担とする。
 軽症者は原則として助成対象外となるが、症状を抑えるために高額な医療を継続して受ける必要がある患者は助成する。
 自己負担限度額は夫婦2人世帯で1カ月当たり、▽生活保護受給世帯は0円▽市町村民税非課税で年収80万円までは3000円▽非課税で年収80万~160万円は6000円▽年収160万~370万円は1万2000円▽同370万~570万円は2万4600円▽同570万円以上は4万4400円。高額療養費制度を参考に算出した。 

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まだ、指定される疾患がわかっていないということですが、対象が拡大されるのはよいことだと思います。

 

実際に高額な薬を使用していると生活が成り立たなくなることも多々あります。高額療養費に引っかかるレベルであればまだよいかもしれませんが、引っかからないレベルで高い医療費を使用し続ける場合、治療の継続ができなくなることもあります。

 

対象の拡大はよいことだと思いますし、その分医療負担が0だった方々に若干の負担が発生してしまうのは仕方がないのだろうとも思います。

 

生活保護の方や低収入の方の自己負担は抑えられているようですし、一定以上の収入のある方に自己負担をお願いする形になっていますので、反対意見があるかもしれませんが、よいように思います

 

ただ、この3つの記事(特に後半の2つ)を全て読まないと情報が偏っていて、判断が間違うような気がします。マスコミ各社がそれを考えて記事にしてもらえるとすごく助かるように思いました。

 

個人的な話ですが、今年の4月から肝酵素がALT優位に上昇したままで、原因が良くわからないですね。個人的に倦怠感は強いのですが、もとが原子炉で動いているといわれる人間なので、あまりパフォーマンスは落ちていないと思っている(思われている?)ような・・・。

 

さてさて、なんで慢性肝炎みたいになっているのやら(酒の飲みすぎではないです)w

 

 

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すごく簡単な治療関連MDSの話:簡単に書きすぎか・・・(汗

2013-10-28 21:55:47 | 医学系

こんばんは

 

先日、骨髄腫の研究会に参加した後、東京に異動してきた知人と飲みに行っておりました。その飲み会が激しくなり、大変でした。飲んでいた店に某有名人がやってきていたみたいです。その知人は知り合いらしく、すぐ気が付いたみたいですが、全然わかりませんでした。

 

ちなみに今職場では「内科学会総会」の演題締切が近づいているので、一生懸命データ解析にいそしんでいます。それが終わったら基礎実験に戻るつもりです。いろいろ試薬も購入しましたので。

 

先程、治療関連骨髄異形成症候群(MDS)に関する質問をいただきました。細かく書けば細かく書けます(染色体異常がどうのとか)が、難しいだけですので・・・簡単に書いていきたいと思います

 

基本的に骨髄異形成症候群に関しては「骨髄異形成症候群の説明(患者さん向き)」をご覧ください。

 

さて、治療関連MDSというのは何かといわれると、抗癌剤治療や放射線治療の後に発症する骨髄異形成症候群のことを言います。特に抗癌剤治療後で有名なものが「アルキル化剤」関連と、「トポイソメラーゼⅡ関連」があります。細かい特徴はいろいろありますが、アルキル化剤関連は血球減少が来やすいといわれ(それ故、先程コメントでアルキル化剤のことを書いてしまいました)発症時期は暴露後5~6年、後者は白血病への進行が多いのが特徴といわれ、発症時期は暴露から3年後くらいといわれています。

治療法は白血病へ進行した場合は抗癌剤治療を行うことになりますが、そうでなければ骨髄移植が基本です。

 

ちなみにほとんどの人は抗癌剤治療を受けたからといってMDSになるわけではないです

 

簡単に書きすぎましたが、こんな感じだと思います。

 

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防風通聖散の肥満に対する効果解明:追加で漢方医学と西洋医学を少し紹介

2013-10-21 21:53:37 | 医学系

こんばんは

 

今日は輸血学会のシンポジウムに参加されている(というか大学の代表者会議ですかね)先生の外来の代診(新患は閉めていたのですけど、来ちゃった人は診ていました)を少しやっておりました。やっている間も思っていたのですが、体がだるい。なんでかしら・・・と思っている今日この頃です。

 

そういう疲れていて頭が回らないときは、単調作業をやることにしています。患者さんのリストの情報収集などですね。なんも考えずに情報を打ち込むだけですので、ずれたりしていなければOK.いつもなら苦痛に感じる単調作業もこういう時は気になりません。

 

で、こういう「疲労感」を感じるときには補中益気湯を飲むんですが、通常数日で回復します。

 

ということで、今日は漢方薬のこんな記事からです。

 

横浜市大が肥満への漢方薬効果を解明/神奈川

2013年10月20日
 横浜市大医学部の研究チームは19日までに、内臓脂肪型肥満に対する漢方薬の改善効果を科学的に解明することに成功した。食欲増進ホルモンを低下させるメカニズムを世界で初めて発見、24日から開催される日本高血圧学会総会で発表する。

 肥満症はメタボリック症候群を経てさまざまな生活習慣病の原因になるが、治療は食事、運動療法による減量が中心で成功例が少ないのが実情。一方、漢方薬は日常診療で広く使用されているが、効能のメカニズムは大部分が不明。今回の研究成果によって、西洋医学の知見と組み合わせた統合医療が前進しそうだ。

 発見したのは田村功一准教授ら循環器・腎臓内科学の研究グループ。肥満症、動悸、肩凝りなど高血圧の随伴症状に効能・効果があり、医師が処方した場合には保険が適用される漢方薬「防風通聖散(つうしょうさん)」を対象に、厚生労働省の助成研究として2010年度から12年度まで効能・効果のメカニズム解明に取り組んできた

 研究グループは、内臓脂肪型肥満、高血圧などの生活習慣病を発症させたマウスに防風通聖散を投与。体重、餌を食べる量、血圧、脂肪組織、糖脂質代謝に対する治療効果を検証した。

 試験観察では、脂肪を燃焼させる基礎代謝を担う褐色脂肪細胞が活性化した一方、皮下脂肪などの白色脂肪細胞の小型化が促進されることが分かった。血液検査では、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の低下、脂肪細胞から分泌される抗動脈硬化ホルモンの上昇も認められた。餌の摂取量が減少したことから、食欲抑制のメカニズムを解析したところ、食欲増進ホルモンのグレリンの血中濃度低下を確認。体重や食事量の増加、血圧上昇が継続して抑えられた。

 漢方薬は日常的な診療でさまざまな疾患に対して処方されており、厚労省が設置した「『統合医療』のあり方に関する検討会」は「食生活やストレスなど複合要因によって起こりうる疾患については、近代西洋医学だけでなく、漢方、健康食品など各種の民間療法が広く患者、国民に利用されている実態がある」との認識を示している。

 田村准教授は「肥満症は、薬品や手術による治療法もあるが、副作用などから適用はごく一部の重症患者に限られている。処方されることが多い漢方薬の作用メカニズムの一端が解明されたことで、西洋医学との併用によって効果的な治療につながる」としている。
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ということで、僕は漢方薬の勉強を少しだけした程度の人間でしかありませんが、少しだけ。
 
まず、漢方医学と西洋医学では大きく異なるのが漢方は治療が優先、西洋医学では病態が優先です。わかりやすいので西洋医学から行きますと、西洋医学は病態を解明(病理診断)して、病気の原因に対して治療を行います。漢方医学は積み重ねてきた治療の歴史が中心で、「こんな人にはこの薬が効く」という経験から始まった治療医学です。
 
X軸とY軸があって、理想が中心だとすると病気はどちらかの方向にずれているので、そのずれを戻してあげる感じでしょうか。すなわち同じ系統の疾患でも、ずれた方向が異なれば違う治療薬が来ます(同病異治)。逆もあるわけですが(異病同治)。
 
 
まぁ、簡単に書きすぎかもしれませんが西洋医学は「病気を中心に患者さんを診る」感じで、漢方は「患者さんに合わせて処方する」感じだと思います。病気の症状や患者さんの状態に合わせて処方する感じでしょうか。
 
さて、ここで出てきた防風通聖散、昔僕も務めていた病院に入れてもらったりしましたw
僕がいなくなった後誰も使わないといわれていたらしいですが・・・。
 
さて、この薬は昔から内服開始後の最初の2ヶ月で基礎代謝が上昇するというのは言われていました。その効果が「褐色肥満細胞の増加」なのかもしれません。
 
他にも機序不明だった漢方薬の機序が有名雑誌に投稿されたりしたものはいくつかあります。僕の大好きな五苓散とか。溢水状態では利尿作用なのに、脱水では水分貯留(尿量減少)に働く機序がわからない・・・と思っていたら、血管内外の水の移動を妨げる効果だったということでしたね。
 
 
さて、防風通聖散の基礎代謝を上げる効果、僕も太った高血圧の患者さんで、若干便秘がちな人には好んで使用していました。ちなみに防風通聖散は一般的に「熱証」で便秘がちな方の下剤です。石膏が入っているから体を冷やす方向に持っていきますので、寒がりな方が飲んでもね・・・という気はします。まぁ、熱証って「熱がりで冷房を入れたがり、赤ら顔で乾燥した舌をしていて、高血圧、高体温の傾向がある便秘がちな人」といわれるんですがね。
 
 
 
ということで、漢方薬は証がありますので全員が同じ効き目ということはないかもしれません。ただ、証を考えて使うと結構いいです。
 
ちなみに実家の犬(先日死にましたが)が僕が研修医終わったくらいの頃(札幌にいたので、実家住まいでした)に腫瘍ができて、食事も食べられなくなりやせ細っていきましたが、先ほど言った補中益気湯を飲んだ後は元気になりました。正直、「動物でも効くんだなぁ」と思ったものです。
 
 
僕は西洋医学中心ですが、二番煎じとして漢方薬を使用できるようにしています。前も書きましたが、そのほうが診察時に2倍楽しめる(と書くと怒られそうですが、西洋医学の診察方法と同時に漢方医学の診察も考えられる)ので、よいと思っています(患者さんにとっても)。
 
 
時間があったらもう一度漢方の本を読み直そう。体調の悪い時は本を読むに限る(考えずに吸収するのみ)。
 
 
さて、明日は少し調子が良くなっているとよいなぁ。
 

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体調不良につき~

2013-10-20 09:20:05 | Weblog

おはようございます

 

先週以降、ずいぶんと寒くなりましたね。

学会から帰ってきて以降、体調不良が続いています。まぁ、ただの疲れだと思いますが・・・(汗

明日以降、調子を上げられるようにゆっくり週末は休みたいと思っています。

 

まぁ、雨で外に出る気にもなりませんが・・・。

 

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明日は台風ですから心配ですね

2013-10-15 23:03:20 | Weblog

こんばんは

 

台風が近づいてきていて、雨がすごいですね。帰ってくる途中で、ズボンがずぶぬれになりました。

さすがに今日は夕食食べてから戻る気は一切ないですね。

 

職場の方の話を聞くと、すでに明日は休校となっている小学校も多いらしく、台風によるいろいろな影響が心配ですね。

 

ARIAの使い方を教えてほしいといっていた友人に、明日あたりどうかというつもりだったのですが・・遠方から来ているし約束すると何かあったときに気を使うかなと思い、明日彼の予定が空いていたら一緒にやってみようかと思っています。

ということで、台風がどうなるか心配ですね。

 

台風、通勤・通学を直撃…16日朝に関東最接近

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131015-00000652-yom-soci&pos=1

読売新聞 10月15日(火)16時14分配信

 

 大型で強い台風26号は15日、日本の南海上を北上した。

 16日朝には関東に最も近づく。上陸の恐れもあり、通勤・通学の時間帯を直撃するとみられる。気象庁は「10年に1度の勢力を保ち、激しい雨風を伴う」として、無理な外出は控えるよう呼びかけている。

 同庁によると、台風26号は15日午後9時現在、和歌山県・潮岬の南約360キロの海上を時速約40キロで北北東に進んだ。中心気圧は955ヘクト・パスカル、最大風速は35メートル。勢力は、2004年10月に関東に上陸し、死者・行方不明者9人を出した台風22号に匹敵するという。1951年の統計開始以降、関東上陸が最も遅かった61年10月10日を更新する可能性がある。

 16日午後6時までに予想される24時間雨量は、多いところで東海400ミリ、東北と関東甲信、北陸が300ミリ、近畿250ミリ、中国200ミリ、四国150ミリ、北海道120ミリ。局地的に1時間に80ミリの猛烈な雨が降る恐れがあり、太平洋側は猛烈なしけとなる見込み。

 最大風速は、関東や北海道で30メートル、東北で25メートル、東海で20メートルの予想。風速30メートルの場合、走行中のトラックが横転する危険性があり、「屋外での行動は極めて危険」という。台風26号は次第に速度を上げるため、急に風雨が強まる可能性がある。同庁は、西日本から北日本の広い範囲で大雨や暴風、高波に厳重な警戒を呼びかけている。

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明日とか休校だけではなくて、職場も休みにならないかしら・・・。

 

まぁ、僕ら医者が休んでしまったら患者さんも困ってしまいますし、患者さんは天気で来なくなるわけでは(まぁ、当直の時間帯に軽い患者が来ることはなくなりますが)ないので出勤するしかないわけですが

 

外の雨風を見ていると何とか出勤時間帯には改善してほしいなぁと思うところです。

 

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35歳になりました

2013-10-14 10:41:49 | Weblog

おはようございます

 

 

金曜日から始まった血液学会も無事に終わり、昨日は同窓会があったので少し早めに帰りました。

学会発表は個人的にはうまくいったのだろうと思っています。

 

同窓会は卒業してからもしかすると初めて会ったかもしれない友人などもおり、非常に楽しく過ごせました。最終的に3次会メンバーにまでなってしまい、若干二日酔い気味で35歳の朝(帰りの電車の中で0時を回りましたが)を迎えました

 

さて35歳になりましたので、今から気持ちも新たに頑張りたいと思います。さしあたり英語と基礎研究を。プライベートも頑張らないとなぁ・・・。

 

というわけで、今日は妻が「謝罪の王様」を見に行きたいといっていたので、映画館などに行ってから夜は近くの店で食事をする予定です。

 

今後も臨床、研究、ブログ、その他に頑張ってまいりますので、応援よろしくお願いいたします。

 

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P.S

さかなのみみさん

コメント拝読いたしました。公開するべきではないのかなと思い、そのままにしております。

お疲れ様でした。

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日本血液学会開催間近:明日から札幌に移動します

2013-10-09 22:42:38 | Weblog

こんばんは

 

明後日から日本血液学会が始まります。明後日の朝に発表があるので、明日から札幌に移動(面倒だったので、朝から休暇を取りました)します。

一応、2演題出していますので頑張ります。

 

ただ、いろいろな人にはそうは思えないといわれますが、あがり症ですので噛んだりしないかは心配ですね(笑

 

わざとスライドとかは少なめにしたので、ゆっくり確実に話そうと思っております。

 

学会期間中は毎日飲み会(日曜日は新宿で同窓会)なので、更新はできませんがよろしくお願いいたします。

 

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高額医療費上限見直し

2013-10-07 23:19:40 | 医療

さて、もう一つ

 

年収770万円以上は負担増へ 高額医療の上限見直し

http://www.47news.jp/CN/201310/CN2013100701002681.html

 厚生労働省は7日、社会保障審議会(厚労相の諮問機関)の医療保険部会を開き、医療費の自己負担に上限を設ける「高額療養費制度」をめぐり、70歳未満の年収770万円以上の高所得者については、月額の上限を現行の約15万円から約17万円以上に引き上げる案を提示した。年収1160万円以上の人はさらに上限を25万円以上にする。

 制度は、医療費が高額になっても家計を守る公的医療保険のセーフティーネットだが、経済力に見合うように上限額をよりきめ細かく変更し、一部の収入の少ない人の負担は軽減する。年末までに正式決定し、2015年1月からの実施を目指す。

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僕は税率などの細かいのはあまり知らないのですが高所得者とはいえ、月額25万円は結構きついだろう・・・と思ったりします。それが一時的なもの(例えば手術や抗癌剤治療も含め、一定期間の治療を完遂すれば終了して、経過観察に移る)なら良いのですが、慢性骨髄性白血病や多発性骨髄腫などの「共存」が現時点では選択肢になっていて、治療で使う薬剤が高い場合は「医療補助」でもない限り「治療を継続するために生活保護を受ける」という患者さんが出てくるのが仕方がないような気がします。

 

そういう金銭的な問題でベストの治療を受けないという選択肢を選ぶかたは結構います。それは大きな問題だと思っています。

 

本当に医療費の問題は大きな問題だと思います。

 

月額の上限を上げたら、民間保険に入る人が増えると思われるので、そちらで対応させるようにしたいのだろうか?

 

いろいろこの記事を読み思いました。

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ノーベル医学・生理学賞発表

2013-10-07 23:05:44 | 医療

さて、もう一つ追加します

2013年のノーベル医学生理学賞が発表されましたね。

米3教授にノーベル医学生理学賞 細胞内の物質輸送を解明

http://www.47news.jp/CN/201310/CN2013100701002424.html 

 【ストックホルム共同】スウェーデンのカロリンスカ研究所は7日、2013年のノーベル医学生理学賞を、ジェームズ・ロスマン米エール大教授(62)ら3人に授与すると発表した。

 授賞理由は、細胞の内部で小器官の「小胞」が、物質を運ぶ仕組みの解明。この仕組みが働かないと糖尿病や免疫疾患などの病気につながる。生存に重要な役割を果たすメカニズムの解明が高く評価された。

 他の2人はランディ・シェクマン米カリフォルニア大バークリー校教授(64)と、ドイツ生まれのトーマス・スードフ米スタンフォード大教授(57)。

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ちなみに細胞内小器官の「小胞体」や「ゴルジ体」を介した膜輸送…とか言ってもわかりにくいですね。

 

体の中にもタンパク質があります。本当に小さなタンパク質がいっぱいあります。それらはいろいろな細胞で作られていますが、その細胞の中で作ったタンパク質をどうやって「血液中」など細胞外に出すか・・・というのを調べた人です。

 

個人的には少し早いかもしれませんが、イマチニブを作った研究者さん(Brian J. Druker)あたりが来てほしいなぁと思ったりしておりました。

 

この方がいて慢性骨髄性白血病の患者さんたちの治療が大きく変わったわけですし、その後の分子標的薬の道筋ができたわけですから医大ですよね。

 

僕も全く違う新しい薬剤を作ってみたいと思いますが、なかなか基礎研究者でなくては作るのは難しいかもしれないですね。ただ、そういうもの(物質X)があるのではないかと考え、その方向に向かうことはできるかもしれませんし、頑張っていきたいものですね。

 

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医学部新設へ動き:医学部を増やさないという慣例を壊す意味ではよいかな

2013-10-07 22:41:33 | 医療

こんばんは

 

先日、うちの妻が体調を崩しまして、今も咳が辛そうです。「薬いる?」と聞きましたが、「別に必要ない。むしろ飲んだ後の副作用の方が気になる」といわれ、役立たずの旦那をしております(汗

 

あとは今週末に始まる血液学会の準備と研究、論文書きに追われております(8月末に投稿して、今月ももう一本何とか・・・)。年度内に4本論文を書くことをとりあえずの目標にしています。

 

さて、医学部新設に関して阿部総理が指示を出したという記事です。

 安倍晋三首相は4日、東北への大学医学部の新設について、正式な検討に入るよう下村博文文部科学相に指示した。要望で首相官邸を訪れた村井嘉浩宮城県知事に意向を伝えた。医学部新設は1979年の琉球大を最後に凍結され、2003年には文科省告示で新設しない方針が明記された。東日本大震災からの復興と被災地・東北の医師不足解消に向け、政府方針を大きく転換する
 村井知事と伊藤信太郎自民党宮城県連会長が安倍首相、加藤勝信官房副長官と面談。東北に医学部新設を訴えた村井知事に対し、安倍首相は「東北の深刻な医師不足は十分認識しており、解消のために医学部新設の必要性を理解している。検討を指示する」と述べた。
 引き続き、村井知事は文科省で下村文科相と会い、下村氏は安倍首相から指示を受けたことを明らかにしたという。
 官邸で報道各社の取材に応じた村井知事は「被災地の医師不足は顕著で、首相自らの検討指示は大変心強い」と話し、「医師が集まらなければ医療スタッフも集まらない。宮城だけでなく、東北全体の自治体病院を支える医師育成を急いでほしい」と強調した。
 文科省は今後、東北への医学部新設を特例的に認めるための必要な環境整備に着手する。立地先は宮城県が最有力とされており、東日本大震災復興特区の活用なども踏まえ、具体的な検討が進む見通しだ。
 東北への医学部新設をめぐっては、自民党の東日本大震災復興加速化本部(本部長・大島理森前副総裁)が9月27日、震災復興の象徴として東北への新設を求める緊急提言を取りまとめている。
 政府は東北のほか、新たな国家戦略特区でもう1校医学部を新設する意向を固めており、海外から患者を受け入れる「医療ツーリズム」構想を掲げる千葉県成田市などが候補に挙がっている。

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いつも書いておりますが、「医学部新設が良い」のか「既存の医学部の補強」が良いのか・・・ということに関しては、僕は最初に後者を行い、次に前者と思っています。

 

ただ、医学部を絶対に増やさない・・・という慣例を壊すことができたのはよいことだと思います。これで体制が整えば医学部新設へ動きやすくなるかもしれませんしね。

 

東大の上先生が書かれた記事も出ています。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/kamimasahiro/20131005-00028669/

 

これは日医の「医大増設反対」に対してのものですが、今回の記事にも参考になりそうなので紹介します。

ちなみに僕が日医の意見に対して書いたのはこっち「日医の「政治主導で医師偏在解消を」発言:説明義務がどんどん増えているのに気が付いているのかしら?

 

今後の動向を見守りつつ、僕は研究(基礎・臨床)を続けていきます。

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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それでは、また。

 

 

コメント (19)
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