こんにちは
また、台風が来ていますね。それに伴い、雨で病院への行き帰りで、かなり靴がぬれました(汗
今日は病棟のバックアップをしておりました。もちろん、まだバックアップ中ですが、自宅待機しております。
丁度、帰りがけに他の病院から電話がありましたが、とりあえずその病院で初期対応をしてもらって、必要があれば月曜日に外来受診させるように言いました。まぁ、来たら僕が対応します。
さて、今一番気になる記事はこちらです
診察装い、女性患者にわいせつ行為の疑い 外科医の40歳男逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20160826-00000368-fnn-soci
フジテレビ系(FNN) 8月26日(金)8時38分配信
女性患者に診察を装って、わいせつな行為をした疑いで、外科医が、警視庁に逮捕された。
外科医の関根 進容疑者(40)は、東京・足立区内の病院で、右胸の手術を受け、全身麻酔から目覚めかけていた30代の女性患者に対し、「傷口を見ます」と診察を装って、胸をはだけさせ、わいせつな行為をした準強制わいせつの疑いが持たれている。
関根容疑者は、その場から立ち去っていたが、女性の体から、関根容疑者の唾液が検出されたことから、警視庁は、犯行を特定した。
調べに対し、関根容疑者は、容疑を否認している。
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で、これに対する病院側の反論はこちら
http://yanagihara.kenwa.or.jp/statement.html
一部抜粋します
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(略)
A氏は満床在室の4人部屋におり、術後の経過観察に看護師が頻回に訪床する病床にいた。多くの目がある環境の中でA氏の供述の様な事が誰にも知られず行われたとは考えられない。この様に当院として医学的、客観的に状況や経緯を検討し、その調査結果を警察に提示したにもかかわらず、警察は「A氏の証言に信憑性がある」と判断して非常勤医師の逮捕にまで踏み込んだのである。この様なことが許されれば、今後、施術医師が術後診察に病室を訪れることを躊躇う要因ともなり、正当な医療行為に制約を付すことになりかねない。
以下、略
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僕たちも骨髄採取の際に全身麻酔で手術をします。麻酔から覚めてきて意思の疎通ができるようになれば、人工呼吸器から離脱して病室に戻ります。
完全に麻酔から覚めるのは術後数時間というところだと思います(昼前に病室に帰宅して、しっかりされてくるのはボランティアであるドナーさんでも2時とか3時)。
病院側のコメントを見た限りでは「警視庁は犯行を特定した」と記載がありますが、どうも信用ができないのですよね。
常識的に4人床の病室で、他に3人の患者さんがいる中で麻酔がかかっているからと言って、そのような行為をするとは思えないのですが(汗
病院側のコメントに記載がありますが、かなり大きな問題だと思います。現在フェイスブックなど様々なメディアを通して、この情報が拡散していますが、全国の医師がこの情報に触れていますし、危機感を感じています。
もし、これが病院側のコメント通りであれば、麻酔がかかっている間は「医師」が様子を見に行くことはないかもしれません。大野病院の事件では「産科医」が予測不能の状況に対し、「予測できたはず」と救命できなかったことを問題視したために、全国で産科離れが加速しました。
今回の件がある程度はっきりし、警視庁が全国の医師にわかるように示さなければ、また同じようなことがおこるかもしれません。
女性の体から唾液が検出されたと書いてありますが、どこから検出されたのでしょうか?
この問題に関しては警視庁の動きを常に見ておきたいと思います。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
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それでは、また。
P.S
過去にもわいせつなことを行い逮捕された医師はいましたが、基本的に診察室など他者がいないところなんですんなり受け入れましたが、今回のはどう見てもおかしいような気がします。
たぶん、かなり大きな問題になると思います