新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

究極の体温計:僕だったら手術への応用かな?

2012-02-29 20:18:42 | 思いつき・ひらめいた!

最後にもう1つ

 

「究極の体温計」開発 細胞内、器官ごとに検温

2012年2月29日 13時27分

写真

 細胞の中身の温度まで細かく測ることができる「究極の体温計」を東京大の内山聖一助教らが開発した。核やミトコンドリアなど器官ごとの温度を測定し、熱っぽい場所や冷たいところが詳しく分かるという。がん診断などに幅広い応用が期待される。29日の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズに成果を発表した。

 内山助教らは、温度が高いほど長く光を放つ物質を「分子の体温計」として開発。細胞に均一に注入し、顕微鏡で各器官が光る時間を調べ、内部の温度を詳細に測ることに成功した。5千分の1ミリの対象も測定できるという。

 サルの腎臓細胞62個を測ると、核の温度が周囲より0・96度高かった。エネルギーをつくるミトコンドリアの一部も熱を出していた。熱を持った器官は活動が盛んだと考えられる

 病気になった細胞に特有な温度の分布を調べることで、がんなどの新しい診断法が開発できる可能性があるという。

 内山助教は「まったく新しい手法なので、さまざまな応用が出てくるのではないか」と話す。現在の分子体温計は細い注射器で細胞に入れる必要がある。今後は細胞が自然に吸収する形にしたいという。

(中日新聞)

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話自体は素晴らしいことだと思います。

新しい何かを作り出せば、それを応用していくことはできるはずです。

 

そして記載してある通り、最初読んでいて「細胞に均一に注入」というところを見て、「自然に取り込まれなければ診断の役には立たないだろう」と思いました。まぁ、最後に書いてありましたけど。

 

ついでに言うと僕が思うに熱を持った期間は活動が盛ん…というのはよく理解できます。ただ、その場合FDG-PETと何が違うのか…と言いたくなります。確かに腎臓など糖を再吸収したり、腸など糖を吸収する臓器、脳など糖の利用率が高い臓器にはFDG-PETは不利だと思いますが・・・

 

僕だったら「顕微鏡を見て判断する」のであれば、手術の際に注入し、大まかな腫瘍を取りきった後の微細な病変を判断するのに使用したいですね。あとはバチスタ手術のようなものであれば、薬を入れると心筋がやられている場所が判断できるのではないでしょうかね。

 

皆さんはどう思われますか?

 

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公務員給与削減法案成立:どうなる議員給与、議員定数、議員歳費?

2012-02-29 20:05:33 | 国会議員・地方議員連盟

さて、続けます

 

公務員給与削減法案が通過したようですが、議員給与や歳費はどうなるのか、議員定数は・・・?

いろいろ思うことがありますよね。

 国家公務員給与を削減する特例法が29日の参院本会議で、民主、自民、公明などの賛成多数で可決、成立した。2011年度人事院勧告(人勧)の0.23%引き下げを昨年4月にさかのぼって実施した上で、12年度から2年間は人勧分も含めて削減幅を計7.8%とする。人勧で示された水準以上に給与を引き下げるのは1948年の人事院発足後初めて。
 給与の削減分は年間約2900億円で、東日本大震災の復興財源に充てられる。ただ、自衛官は震災での活動を考慮して、削減の開始時期を半年間猶予する方向だ。地方公務員の給与については、地方自治体が法の趣旨を踏まえて「自主的かつ適切に対応する」との付則が盛り込まれた。 

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議員歳費を削減=7.8%超を検討-民主方針

 民主党は27日、野田佳彦首相が決意を示す消費増税への環境整備の一環として、月額約130万円の議員歳費を削減する方針を固めた。国家公務員給与を2012年4月から平均7.8%削減する特例法案が29日にも成立することから、これを上回るカット率とする方向。党の政治改革推進本部で具体案を詰めた上で野党に提示、今国会での関連法案の成立を図る。
 民主党の輿石東幹事長は27日の記者会見で「(公務員給与の)次に国会議員はどうするのかという話が出てくる。それにきちんと応えていかなければならない」と表明。城島光力国対委員長は、削減率について「7.8%を下回ることはあり得ない」と述べた。(2012/02/27-19:31)

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早めに決めて、お金の無駄をできるだけなくしてほしいものです。

正直、何名かの国会議員と話をしたり、聞いたりする機会がありましたが…すごい人もいる中で、ただの人数でしかない議員さんもいると感じております。

 

そういった議員さんを減らし、月に130万円もの歳費を減らし・・・ということを早めにやってほしいと思っています。皆様はどう思われますか?

 

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診療科変更に対して暴行:個人の自由を尊重しましょう(汗

2012-02-29 20:04:44 | 医療

こんばんは

 

本日はいろいろ職場の上の方の方々と話をしていたのですが、予定よりすんなりと要望が認められた感じで、拍子抜けしております。まぁ、良い方向に進んでいるので・・・良いのですけど。

あとはさらに計画を練らないといけませんが、かなりいろいろ考えておかないと、今度は内側から引っ張られるかもしれない…と思っています。話し合いが終わった後の会話が…ちょっとそこで終わりそうな感じだったので・・・・。内側から壊れていきそうで不安ですね。

僕の中では今の計画は最低限の中の最低限で、まだまだ発展させるべきなのに…大概、過去にもそうでしたがある一定の成果が出ると、いつもそこで足踏みをする。組織というのはそういうものかもしれませんが・・・。

ただ、一歩一歩前に進めるべきで、急進的過ぎる改革はついていけないという可能性に関しても理解できるのですけど。

 

さて、本日の気になる記事ですが…くだらないところから行きます。

「別の科に入局しようとした」 助教が研修医に約30分間暴力 聖マリ医大が諭旨退職処分

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120228/crm12022814240019-n1.htm

2012.2.28 14:23

 川崎市宮前区の聖マリアンナ医大で、耳鼻咽喉科の男性助教(39)が男性研修医(28)に殴る蹴るなどの暴力を振るったとして諭旨退職の処分を受けていたことが28日、病院への取材で分かった。研修医は全身打撲などで2週間のけがをした。

 助教は「耳鼻咽喉科に入局すると約束していたのに、別の科に入局しようとしたことに腹を立ててやった」と暴行を認めており、27日付で退職した。

 病院によると、助教は6日正午ごろ、耳鼻咽喉科の医局に研修医を呼び出して約30分間、罵声を浴びせて殴る蹴るなどの暴行を加えた。

 研修医がその日のうちに病院側に相談し発覚。その後、教授会はいったん懲戒解雇処分を決めたが、寛大な処分を求める嘆願書などを考慮し、諭旨退職とした。

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聖マリアンナ医科大助教が研修医暴行、諭旨退職処分に/川崎

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1202280039/

2012年2月29日
 男性研修医(28)に暴力を振るってけがをさせたとして、聖マリアンナ医科大学(川崎市宮前区)が耳鼻咽喉科の男性助教(39)を諭旨退職処分にしていたことが28日、分かった。研修医は全身打撲や首をねんざするなど2週間のけがを負ったという。

 同大によると、助教は6日正午ごろ、医学部本館2階の同科医局で、研修医に約30分間にわたり殴る蹴るなどの暴行を加えた。

 2人はともに同大空手部出身で先輩と後輩の関係。研修医が耳鼻咽喉科に入局する意思を示したものの、助教に相談なく別の医局への入局を決めたことに腹を立て、暴行に及んだという。助教は暴行を認めており、27日付で退職した。

 同大は監督が不十分として、助教の上司にあたる耳鼻咽喉科の男性教授(55)を27日、戒告処分にした。同大の薄井隆文総務部長は「社会人としてあるまじき行為をしたことは重大で許し難い」とコメントしている。

 助教の処分をめぐり、同大は今月中旬、「懲戒解雇処分が妥当」との結論を出したが、研修医から嘆願書が出されたことなどから、再度審議。諭旨退職処分が妥当とした。

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昔だと…部活の先輩後輩などのつてで診療科も決まることがあったと思いますが、今はマッチング制度の関係でほとんどなくなったと思っていました
 
そもそも、医局に入るかはいらないかの前に「どこの病院に行くのか」というところから始まりますので。
 
同じ大学の空手部同士で、同じ道を志そうとしたけど…実際に医療に携わったら「この医局に行きたい」「この診療科の方が面白そうだ」と言って診療科を変えることはよくあると思いますけど・・・。
 
来年度大学に戻る二人は…研修医として血液内科を回ってきたときは循環器内科志望だったのを二人とも「Get」しました・・・・。
 
たまたま僕と教授で食事に行ったときに、
「どの研修医が血液内科としてほしいか」
という話になったときに名前が挙がった二人なんですけど。
 
期待に応えてくれるのではないかと信じております
 

それ以外にも研修が始まってから希望する診療科を変えることなんてよくある話で、殴る蹴るの暴行・・という話になると、行き過ぎというか、個人の自由をどう思っているのか・・・と思ってしまいます

 

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医療は死なせないようにするためではなくて、患者さんたちの有意義な時間を作るものだと思う

2012-02-28 20:04:09 | 医療

さて、もうひとつ追加です

 

 
【話の肖像画】老いの現実(上) 人口が3分の2に減り、高齢者はその4割を占める-。厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が推計した50年後の日本社会である。今後、高齢化は急速に進んでいく。そのなかで無駄な延命治療をやめ、自然に任せる高齢者医療が注目されている。(文・木村良一)

 --医師としてのいまの仕事内容は

 久坂部 15年ほど前から老人の自宅を訪問する在宅医療を続けています。

 --今回の診療報酬も在宅医療に重点配分されましたが、肝心の高齢者はどうですか

 久坂部 全く将来に希望が持てない状況でただ生かされている老人が多い。高齢者は喜びや快感を味わう能力が老化で衰える。音楽を聴いたり、おいしいものを食べたりという楽しみがない。趣味があっても老化で楽しみは減っていく。

 --たいへんです

 久坂部 同居している家族には、介護という負担が押し付けられる。自分の親なんだけども子供は負担という現実の方が大きい

 --ここでの高齢者は何歳ぐらいをイメージしていますか

 久坂部 70歳代までは自立できるから80歳以降です。80歳を超えると、認知症や脳梗塞などさまざまな老化現象が出てきてそれが周囲の大きな負担になる。高齢者の方も、世話になることに心苦しさを感じる。私の患者さんもその世代が多いけど、楽しく老いている高齢者は少ない

 --老化はつらい?

 久坂部 病気にならなくとも足が衰えて転ぶ。物忘れが多くなる。思い通りにならない苦しさがある。老後は孫に囲まれ、ひ孫が生まれて…というイメージがある。老いると何か良いことがあるように思う。しかし現実は違う。老化の過酷さを甘くみている。だから実際に自分が年を取ると、イメージと現実とのギャップが大きくて失望する。老いに期待してはならない。

 --楽しく老いている高齢者はいますか

 久坂部 それは家族との人間関係が良い老人です。訪問診療をしながらそんな老人の家族に聞くと、「子供のときにとても世話になった」という答えが返ってくる。好かれているんですね。老いてから良い時間を過ごそうと思えば、大事なのは若いときです。

 --お子さんは

 久坂部 3人ですが、2人は社会人で一番下も今年、社会人になる。

 --子育ては終了ですね

 久坂部 はい。私が長生きした場合、子供たちがどんなふうに私の世話をするのか。自分のまいた種の結果が出る。現在、私自身も80歳代の両親の介護をしていますが、やはり親に対する感謝の気持ちが支えになっています。

 --ところで高齢者医療の問題は

 久坂部 いままでの医療は死なせないようにするものだった。しかし医療が進んでくると、良くない状況が出てきてしまった。

 --どういうことですか

 久坂部 たとえば胃に穴を開けて管で栄養を送る胃ろうや気管切開で装着する人工呼吸器などもいまは在宅医療で可能です。しかしそうした延命治療が、意識がなく、無反応で何の感情も示さない終末期の老人にとって良いのか、悪いのかが問題になっている。

 --日本老年医学会は最近、胃ろうや人工呼吸器の中止を認めました

 久坂部 はい。延命の状態が何年も続くと、看護する家族が経済的にも肉体的にも疲れ果ててしまうという問題もある。

 --なるほど

 久坂部 私は家族の喜びや安心のためにあるのが医療だと思っている。しかし在宅医療の現場で自分が行っている治療が無駄な負担を多くしているのではないかと疑問を持っている。

【プロフィル】久坂部羊

 くさかべ・よう 医師。作家。大阪人間科学大特任教授。本名は久家義之。昭和30年7月3日生まれ、56歳。大阪大医学部卒業後、病院勤務を経て外務医務官となる。平成9年に外務省を辞め、高齢者医療に従事する。小説には『廃用身』『破裂』『無痛』(いずれもベストセラー)のほか、今月出版された『第五番』がある。

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恐らく、まだ続きがあると思うのですが、皆様はどう思いましたでしょうか。

 

無理やり生かそうとする医療というのをやっている医師は…多分一部だと思うけどなぁ。

僕は正直、生きたいけどこれ以上は生きることが難しい・・。どうにかしてある程度「患者の自由」を保ちながら延命することを狙うのが基本だと思っています。延命治療というのは「患者」と「患者の家族」「友人」が共有できる時間を作ることだと思っています。

だから「自分の意識がない」患者の延命治療というのは基本的に行いません。

 

ただ、こんなことはありました。僕がたまたま当直中で、夜中の一時ころに看護師さんから起こされました。

「○○さんの様子がおかしいんです」

病室に行くと心肺停止状態でしたので、蘇生行為を行い心拍は再開しましたが、自発呼吸はありませんでした。悪性腫瘍の治療中であり、その前の日に敗血症性ショックになった患者でした。これ以上の処置(自分で呼吸をしていないので、人工呼吸器を使用しないといけません)を行うことが患者のためになるとは思わなかったのですが、患者さんの家族と話をしても、突然すぎて受け入れられませんでした。

僕はちなみにはっきりと「呼吸を自分でしていない状態であり、今は医師が手で補助している状態。心肺停止になったのは敗血症性ショックに今朝なってしまったこと、もともと心臓が悪かったことの2つが原因で生じたものと思います。今のまま回復する可能性は低く、原疾患(悪性疾患、敗血症)の治療も難しい。これ以上の処置(挿管、人工呼吸管理)は本人がつらいだけかもしれない。ただ、実施することはできますがどうしますか?」と言いました。医療従事者側は「処置」はできます。ただ、決定するのは患者さんサイドです。患者さんや家族の意志を聞くことなく治療をするというのは救急の際くらいでしょうか・・・。

僕の直接の受け持ちではなかったので、家族と話したのはこの時が最初でした。

最初は

「お願いします。人工呼吸でもなんでもいいから、少しでも長く生きさせてください」

とおっしゃられました。おそらくご本人のメリットはなかったと思います。しかし、ご家族には必要な時間だったのだと思います。

 

数日後、患者さんが亡くなられたとき、ご家族は涙を流しながらお礼を言ってくださいました。

「この数日間がなかったら、私たちは気持ちの整理がつけられませんでした」と。

 

だから、すべての延命が無駄だとは思いません。ただ、誰も望んでいない治療であればやる必要はないと思います。それは医師が医師として、患者さんや家族のために尽くすポジションであれば当然だと思います。医師の自己満足ではなく、患者さんや家族、友人が満足した時間を過ごせること。

 

全ての職業は何らかの形で「人生」という時間を「快適」に過ごしたり、使用する時間を減らすことで「有効」な時間を作ったりするのだと思います。医療従事者、特に医師はその知識、技能で患者さんや家族が「有意義」に過ごせる「時間そのもの」を作るのだと思っています。

 

だから、求められていない…有意義に過ごせない時間を作るのは、医師の自己満足にすぎないのだと僕は思います。

しかし、この記事に書かれているように80歳を越えたら満足に動けなくなる、認知症にもなりやすい・・・だからということもないと思います。患者自身が「生きよう」と思い、生きたうえで何かをしよう、何かを残そうと思うのであれば、家族の誰かが生きていてほしいと思うならば治療を行うべきだと思います。

 

もしかすると、久坂部羊氏の書かれている患者層が極端なのかもしれません。親に生きてほしくない子供、そういった家庭を対象にすると不幸な気がします。そうでなければ…僕の知っている高齢の患者はみんな楽しそうでしたよ。

 

僕の外来の最高齢(94歳だったかな)は、僕が大学からいなくなるとき・・・涙を浮かべながら、人の手を握り・・・指をつかんで、両手で

「えいっ」

って、ひねりましたからねw

「お母さん、駄目でしょう」

と、付き添っていた娘さん…といっても60~70代くらいか?がおっしゃっていましたが

けらけら笑い始めましたよ、おばあさん…(汗。一瞬、嫌われているのかと思いましたが、ずっと手を離されませんでしたので・・たぶん好かれているのだと・・・・。

 

何の話だったか・・・。

 

要するに高齢者でも、大きな病気を抱えていても、元気な人は元気・・・ということでしょうか。1日に何回かでも笑うことがあるなら…って思うこともあるし、これ以上は十分だと思うなら、そう書いておけばよい。ただ、誰かが求めているから、医師は治療をするのであって「医師の自己満足」や「治療をして金銭を得る」という感覚で、医療をする人間は少ないのではないかと思っています。いや、そう思いたいですね。

 

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今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会のパブコメ結果発表

2012-02-28 19:33:05 | 医療

こんばんは

 

今日は職場でも医療相談を受けましたが(3件ほど)、基本的に落ち着いた一日でした。明日は「皇国の興廃此一戦に在り、各員一層奮励努力せよ」ではないのですが、現在の職場の医療体制をより良くするための最も重要な一日になると思います。

 

まぁ、絶対に理解してもらえると思いますが…、普通の医療従事者なら・・・w

 

伊達でスライド60枚も作ったわけではないw

 

さて、そんなこんなで明日は忙しくなりそうですが…昨年の年末に「今後の医学部入学定員の在り方等に関する検討会」のパブリックコメント募集というのがありましたが、その結果が発表されたようです。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/043/sonota/1316377.htm

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185000554&Mode=2

 

いろいろ読んでいきましたが、名前が隠してあっても顔がわかる人は…誰かわかってしまうのですが・・・・(汗

匿名になっていないw

 

僕なんてBlogの記事そのままですしねw

ちなみに内訳は以下のようになっております。

(1)都道府県別分類

 宮城県:223件、新潟県:153件、東京都:134件、福岡県:54件、千葉県:52件、その他の地域:330件、未記入・不明:46件

(2)職業

 大学関係者:169件、医師:209件、その他の職業:488件、学生:18件、無職:60件、未記入・不明:48件

(3)年齢

 29歳以下:87件、30代:185件、40代:190件、50代:215件、60代:182件、70代:39件、80歳以上:22件、未記入・不明:72件

(4)性別

 男性:632件、女性:205件、未記入・不明:155件

様々な意見が提出されていますが、今後どうなっていくのやら・・・。

 

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神奈川県、医療ツーリズム推進へ

2012-02-27 20:50:04 | 医療

追加でもうひとつ

 

がん最先端治療・豊富な観光資源県、病院・観光業者と協議へ(神奈川)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20120226-OYT8T00171.htm

 県は、県立がんセンター(横浜市旭区)で2015年12月に稼働予定の最先端のがん治療装置と、県内の豊富な観光資源を生かし、がん患者を海外から県内に呼び込む「医療ツーリズム」の推進に乗り出すことを決めた。(加藤淳)

 がん治療装置は、炭素イオンを加速した「重粒子線」を、体内のがん細胞に直接照射する放射線治療を行う装置。がんをピンポイントで狙い撃ちでき、患者の体への負担や副作用が小さい。切開手術の必要がなく、入院せず通院治療が可能なため、がんの最先端治療とされている。

 県病院事業課によると、国内で現在、重粒子線治療ができる施設は、千葉市、前橋市、兵庫県たつの市に各1施設。建設中を含めると、県立がんセンターは国内5番目となる。海外ではドイツと中国に各1施設のみ。このため、海外のがん患者が日本に治療で来日することが見込まれるという。

 県立がんセンターの治療装置は東芝が製造することが昨年12月に決まった。

 重粒子線の照射は毎日受けることができ、治療は1日30分程度、平均的なケースで2週間程度かかる。このため海外からのがん患者がこの間、県内の宿泊施設などに滞在し、午前中に治療、午後に観光地巡りをすることもできる。

 県立がんセンター最寄り駅の相鉄線二俣川駅には、本格的に国際化した羽田空港から直行バスが運行している。県内では横浜のほか、世界遺産登録を目指す鎌倉や温泉地の箱根など、外国人に人気の高い観光資源が豊富。県は、重粒子線の治療施設がある他都市に比べ、外国人へのアピール力が強いと見ている。

 外国人受け入れには、専門用語の多い医療知識に精通した通訳確保も必要になるなど課題があり、県は今後、県立病院機構と協議を進める。民間の観光業者らとも協力し、医療ツーリズムの推進策を具体化させる。

 海外からのがん患者は富裕層が見込まれ、県観光課は「県内経済への波及効果も期待したい」と話している。

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医療ツーリズムに関しては賛成、反対いろいろあると思いますが、医療の可能性を広げるとは思います。ただ、それを行うための「医療レベル」は十分にあると思っています。しかし、記事にも書かれていますが通訳などの必要性、どこの国を主なターゲットにするのか(中国やインドなど?、ロシアもありか?・・・完全に英語圏ではないけど、英語は話せるレベルの人が来るかな)、滞在中のサポートの必要性もあります。もっというなら、医療においてやりっぱなしもないので…地元の医療機関との連携も不可欠でしょう。

 

ちなみに僕は…神奈川県立がんセンターには「外国人を多数受け入れる余力があるのか?」とも思います。少数の外国人しか来ないのであれば、観光業に大きな影響は与えないでしょう。多数の患者を日本人を差し置いて受け入れる余力があるのかは…僕はないだろうと思います・・・。

 

長期的な政策レベルでは間違いでもないか・・・と思います。

職業の変化(第1次産業→2次産業→3次産業)があり、3次の中でも「医療や介護」に人手が必要になってくる時期です。その多数の医療従事者、介護従事者ができれば…それを売りにした医療ツーリズム…・日本の世界最高峰の医療を売りにした観光業も可能かとは思いますが・・・今は余裕がないのではないかな・・・?

 

いずれにせよ、実際に動き出せるようになるまでは時間がかかると思いますし、今は小規模に少しずつ宣伝効果も考えて「神奈川県」単独で、将来の布石にするというのは悪くないかもしれません。

 

それまでに日本の医療が崩壊していなければ・・・ですが

 

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学校職員にBLS2010を義務化して、不問にするほうが良いかな

2012-02-27 20:29:59 | 教育

こんばんは

 

今日は本当は出張の打ち上げをする予定でしたが、なくなったので帰ってきました。

なんかまだ疲れが残っているのか・・・それともまだ発生しているインフルエンザでももらったのか…体がだるいんですよね。まぁ、疲れの方だと思いますが。

 

さて、本日は気になる記事としてこちらを紹介します。

 

 さいたま市北区の市立日進小学校で昨年9月、駅伝の練習中に女児が倒れ、死亡した事故の対応の検証委員会(委員長・峯真人市4医師会連絡協議会議長)が報告書をまとめ26日、記者会見を開き公表した。当時の学校側の対応を「教諭は医療従事者ではなく、異常を短時間で判断し、心肺蘇生を期待するのは難しい」と結論づけた。学校側の対応と死亡との因果関係は明らかにならなかった。
 死亡したのは、同小6年の桐田明日香さん(当時11歳)。報告書によると、桐田さんは9月29日にグラウンドで1000メートルを走り終えた後に倒れ、翌30日夜に死亡した。死因は不明。教諭による「脈あり、呼吸あり」との判断から学校の自動体外式除細動器(AED)は使用せず救急隊の到着時には既に心肺停止状態だったとしている。学校がAEDなどの蘇生措置を行わなかった点について、峯委員長は会見で「死亡との因果関係はわからない」と説明した。
 報告書は呼吸と脈を「正常」とした学校の判断を「問題があった可能性が推察される」と指摘した。AEDは、心拍を自動的に解析し、危険状態を検知した場合には心臓に電気ショックを与えて心拍を再開させる機能を持つが、報告書では学校がAEDを使わなかったことへの評価を避けた。その理由を問われた峯委員長は「どんな形で『呼吸あり』と判断したのか聞いてもわからなかった。そう判断すれば次の(AEDを使うかなど)段階がストップする。判断への疑問が無かったわけではない」と釈明した。【林奈緒美】
 ◇両親「検証不十分」
 会見には桐田さんの両親が明日香さんの遺影を持って同席した。父の康需さん(45)は「学校側の資料に基づいており、十分に検証されているとは思えない」と訴えた。母の寿子さん(41)も「何ができなかったかと振り返り再発防止につながってほしかった」と述べた。会見に先立ち桐淵博・市教育長と日進小の下條清校長は両親に謝罪した。市教育委員会は各校の危機管理マニュアル見直しなどの再発防止策を講じると発表した。

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現在、ガイドライン2010では「市民救助者が呼吸の有無を確認するときには気道確保を行う必要はない。その代わりに胸と腹部の動きの観察に集中する。ただし、呼吸の確認に10秒以上かけないようにする」と、しています。呼吸の判断、脈の判断は難しいです。

 

もしかすると「死戦期呼吸」だったのかもしれませんが、呼吸があると判断する何か(動きなど)が少しあったのかもしれません。しかし、慣れた医療従事者ならともかく、判断はなかなか難しいというのが実際だと思います。

 

疑うなら蘇生行為を開始するべきだと思いますが、突然目の前で人が倒れたときに冷静にそれができるかどうかはわからないと思います。

 

僕も数年前に・・・一度研修医の先生が「Vfってでています」とモニターを見ながら言った時、走りながら「あいつは学生の時からこういう心肺蘇生のコースとかに参加していたはずなんだけどな・・・」と思ったものです。2回目からは体が動くようになりましたが、突然の場合は・・・経験がないと難しいかもしれないと思っています。

 

結果から見るとおそらくBrugadaとか何かがあった…可能性があると思います。しかしそれは結果から見たもので、その時にそれが起きていたかはわかりません。AEDを持ってきていたら助かったかもしれないけど、助からなかったかもしれない。そもそもAEDが作動するものだったかも、わかりません(AEDはVfなど吹きそうな動きをしている心臓を一度停止させて、再拍動させるもの。心臓を動かすのではなくて、心臓を止める機械です)しね。

 

僕はこの件を反省として、全学校職員にBLS2010を再教育+年1回~2年に1回程度の講習を受けるようにしておくこと、その上でこの件は不問にするべきだと思います。何かのアクションがなくては2人目の子供が出てしまうかもしれない。それでは、この子供の死が無駄になってしまうので・・・。

 

この教師に「心肺蘇生の処置を怠った」としてしまった場合、善意で心肺停止患者に近づく人が減るかもしれない…とも思います。

 

皆様はいかが思われますか?

 

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私たちとお医者さんを守る最上の会

2012-02-26 10:53:14 | 総柏原化

最後にこちらの記事を紹介します

 

 山形県最上地方の救急医療を考える会が25日、山形県新庄市内であった。県内でも医師不足が深刻な同地方で、中核病院の当直医の過剰負担を減らそうと患者側も急病時の対応を学び、時間外の安易な救急診療を見直す住民の活動などが紹介された。
 昨年2月に発足した「私たちとお医者さんを守る最上の会」の阿部彰代表(57)は「医療を守ることは地域を守ることにつながる。さまざまな機会に現場の実情を説明する中で、受診する側の理解が広がる手応えを感じている」と話した。
 最上の会は、地域の2次救急を担う県立新庄病院(新庄市)の医師を講師に保育園などで救急医療の講演会を開いたり、子どもの急病時の基礎知識やかかりつけ医の役目を医師が説明するDVDを作ったりしてきた。
 最上地方の医師数は人口10万当たり137.6人(2010年末現在)と、県平均の6割ほど。考える会は新庄市のNPO法人「NPOもがみ」などが主催し、約40人が参加した。

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こういう記事が載るととてもうれしく思います。

医師数が人口当たり同レベルの埼玉でも、こんな活動が起こってほしいような気がします。

 

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生活保護受給者受診病院登録制

2012-02-26 10:33:00 | 医療

さて、続けていきます。

 

橋下市長、生活保護受給者受診病院に登録制

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120220-OYT1T01158.htm

 

 大阪市の橋下徹市長は20日、過剰診療などの不正請求対策として、生活保護受給者が受診する医療機関の登録制度を導入する方針を明らかにした。

 政令市では初の取り組みで、新年度から生活保護率が突出して高い西成区で先行実施する。

 受給者の受診医療機関を診療科目ごとに指定、登録し、調剤薬局は原則1か所にする。重複受診や不必要な訪問診療を抑制する狙いがある。

 生活保護受給者は自己負担なしで診療や投薬を受けられ、費用は医療扶助として全額公費で支払われる。医療機関側が不正請求を重ねても発覚しにくく、橋下市長が対応策の検討を関係部局に指示していた。

 また、生活保護法に基づく医療機関の新たな指定は、市独自に厳格化。過去5年に行政処分を受けた医師らが在籍すれば認めない。申請があった病院などに「仮免許」を与え、3年間は立ち入り検査などで不正がないかをチェックする。

2012年2月21日00時08分  読売新聞)
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個人的には地域で中規模病院を中心に設定するのか、大規模病院(特殊な診療科が入っている病院、専門性の高い病院)も設定するのか。診療所も一か所に指定するのか(なんか、それはそれで微妙な気がしますよね)など、思うことはあります
 
診療所を指定すると「市」と診療所の癒着のようにも見えなくはないですが、橋下市長の考えはあくまで「無駄を省く」なのだろうと思います。それは理解できますし、この制度がどうなっていくのか見ていきたいと思います。
 
 
大阪市の「無駄を省く」というとこれもあります。
 
 大阪市交通局は、民間バス会社より高額と指摘されている市営バス運転手の年収(平均739万円)について、来年度から4割程度削減する方針を固めた。「民間並みに合わせる」との橋下徹市長の方針に基づき、在阪の大手私鉄系バス会社の最低水準に引き下げる。交通局は週明けにも橋下市長の了承を得て労働組合に削減案を提示するが、労組の反発は必至とみられる。

 交通局によると、市営バス運転手は計約700人。平均年収(49.7歳)は、在阪大手5社(阪急、南海、京阪、近鉄、阪神)の平均(44.5歳、544万円)より195万円高い。しかし、バス事業は28年間、赤字決算が続いており、累積赤字は10年度で604億円に上っている。

 運賃収入に見合った給与体系とするよう橋下市長から指示を受けた交通局は1月下旬、民間の平均をやや上回る2割強の削減案を橋下市長に提案。「これまでにないすさまじい削減」(交通局幹部)としたが、橋下市長は「民間は赤字を出さないよう必死なのに、赤字だらけの交通局が民間平均なのはおかしい」と突き返した。

 このため、交通局は削減案を練り直し、在阪大手5社のうち最低水準の近鉄(447万円)、南海(441万円)程度まで引き下げる方針を決めた。

 給与カットには条例改正が必要。市交通局側は労使交渉での妥結を経て、今月28日~3月27日に開かれる2月議会で可決させ、4月1日からの実施を目指したい考え。実現すれば20億円以上の人件費削減となるという

 市役所全職員の給与は来年度から平均7.2%削減される。交通局の現業職員約5400人の給与は更に引き下げることとしており、バス運転手の下げ幅が最大になる見通し。【津久井達】

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反発が出るのは間違いないですし、4割から少し妥協した形をとって、民間平均くらいにするのかしらと思ったりしていますが…すごいですよね。
 
あまり乗客がいないけど、なくなると困る路線を走らせているなら…赤字でも仕方がないところはあると思います。設ける路線(赤字が出にくい)だけしか市バスが走らないというようにすればまた変わるのだと思いますが、そういう路線は民間も走っているでしょうからね。
 
 
 
そういうことで・・・市バスが赤字になるのは…ある意味仕方がないのかもしれませんが…まぁ、民間レベルまで下げるというのは正しい判断のような気がします。ただ、今書いた「民間との違い」も考慮してもよいかもしれないとも思いますが・・・。
 
 

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北海道の医師不足調査結果:もっとも新規に必要な診療科は内科

2012-02-26 10:03:58 | 医療

おはようございます

 

2週間と少しぶりに、自宅で寝ることができましたw 久々に快適な睡眠でした。はい。

 

この出張の間にも何名か患者が発生し、一人の方は近くの二次救急病院に搬送したのですが・・・話を聞く限りでは「こんな病院あるのか」というほど、対応が悪かったようです。一応臨床研修を引き受けているようなんですけど・・・(汗

 

処置に関しては僕は何も言えませんが…

 

病院にもいろいろありますね。当たり前ですが・・・・。

 

さて、この2週間ほど情報から隔絶された空間にいたため、最近2週間の記事をYahooなどで見ていたのですが、いくつか気になる記事がありました。

とりあえずこちらを紹介します・。

医師1000人不足 都市部偏在、浮き彫り 北海道調査

http://www.asahi.com/health/news/HOK201202180001.html

 医師不足の現状を把握するため、北海道は昨年6月現在に医療現場で新たに必要な医師数を調べ、結果を公表した。道内全域で必要とされる医師の数は計1075人で、都市部に医師が偏在している現状が改めて浮き彫りになった。

 道内の全583病院と、出産を取り扱う44診療所を対象にアンケートし、約8割の505施設が回答した。各医療施設が「必要な数」と応えた医師数を積み上げたほか、現在働いている医師の数に対し、本来必要だとされる数を比較したデータを示した。数値が高いほど医師不足が深刻となる。

 道内に21ある中規模の医療提供単位「2次医療圏」別にみると、道内平均の1.14倍を下回ったのは、札幌圏(1.07倍)と旭川市を含む上川中部、北空知(いずれも1.13倍)の3圏域だけ。最も倍率が高かったのは道南の北渡島・檜山で1.65倍。留萌1.49倍、中空知1.38倍、日高1.35倍と続き、都市部との格差が大きかった。

 必要な医師の数を診療科別にみると、最も多かったのは内科で219人。消化器内科(78人)や循環器内科(69人)、整形外科(87人)、精神科(64人)も多かった

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先日、

大前研一の「内科医は聴診器を当てて、薬を出すだけだから人気が高い」発言

という記事を書きましたが、北海道に関しての調査を見る限りでは・・・内科系医師の不足はあるようです。

 

いや、そもそも医師が充足しているとは言えないのですけどね

 

総合的に見る力が必要ということかもしれません。

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