こんばんは
北海道に帰ってきました。今朝はカプセルホテルでしたが、いい部屋・・・と思っておりましたが、簡易宿泊所ですので音が非常に気になりますね。
多分、あまり気にならない人は気にならないと思いますが、2時頃に人の会話で目が覚めました(笑
「なぜ、2時に・・・?」
と、少し思いましたが、しばらくしたら静かになったので良かったです。その後もみなさま、それぞれの予定で準備されますので、音が気になる人はカプセルホテルは向かないかもしれません。
・・・と言うわけで、朝1番の飛行機に乗り、とりあえず慌てて出勤して、予定していた仕事をこなしていた感じです。
熟眠していないせいか、若干眠いのですが、そこは「眠らない医者」の本領ということで(。
今日は一つきになる記事を紹介します。
http://www.medwatch.jp/?p=16387
医師免許取得後の初期臨床研修において、十分に診療行為を行えるよう、医学生の臨床実習を強化する必要がある。そのため、医学生の臨床実習で実施可能な医行為を整理しなおすとともに、臨床実習に入る前の共用試験(CBT)の位置づけを明確にしてはどうか―。
10月20日に開催された「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」(以下、検討会)では、こういった方針が固まりました。
10月20日に開催された、「第5回 今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」
初期臨床研修医が十分に医療提供を行えるよう、医学部教育を充実
検討会では、これまで「新専門医制度の全面スタートによって、地域医療への弊害が生じない」ような方策を議論してきました。そこでは、「都道府県の協議会で、専門医の養成プログラムに問題がないか(これまでに研修施設となっていた医療機関が漏れていないか、など)確認する」「実際の募集定員などをみて医師偏在が助長されていないかを確認し、問題があれば是正に乗り出す」といった方向が確認され、現在、各領域で専攻医(専門医を目指す医師)の募集が始まっています(関連記事はこちらとこちら)。
このように専門医制度の問題解消について一段落がついたことを受け、10月20日には、検討会設置の主目的である「卒前・卒後の一貫した医師養成の在り方」に議題が移っています。もちろん、今後「専攻医募集状況の確認」なども検討会で行われていきます。
医師養成の流れを見てみると、▼6年間の学部教育▼医師免許取得(医師国家試験への合格)▼初期臨床研修▼専門医研修―に整理することができます。
(中略)
臨床研修で実質的に「初めて」臨床に携わることになる背景には、「医学部生が、まだ医師ではない」という点が大きいようです。現在、共用試験(医学医療に関する知識の修状況を審査するCBT:Computer Based Testing、技術や態度などを確認するOSCE:Objective Structured Clinical Examination)を経て、4年生以降には診療参加型の臨床実習が行われていますが、医学部によるバラつきが大きいと指摘されます。(中略)
そこで厚生労働省と文部科学省は、こうした課題を整理し、大きく次の3つの改善を行ってはどうかと提案しています。検討会では異論・反論は出ておらず、今後、両省で具体的な改善策を練っていくことになります。
(1)共用試験(CBT)の位置づけを明確にする
(2)医学生が指導医の下で行える医行為を再整理する
(3)モデル・コア・カリキュラムや初期臨床研修到達目標などの見直し時期を整理する
まず(1)では、現在、第三者機関である「公益社団法人医療系大学間共用試験実施評価機構」が自主的に実施(全医学部が参加)している共用試験のうち、客観性の担保されているCBTについて、何らかの「公的な位置づけ」ができないかを検討するものです。なおOSCEについては、さらなる客観性の担保が必要とされ、今般の検討対象には含まれてない見込みです。
医学部4年生からの臨床実習に入る前に、共用試験(CBT、OSCE)を受け、知識や技術、医師となるにあたっての態度に問題はないかなどが審査される
(以下略)
新臨床研修制度1年目の我々はCBT試行の1年目でもあります。
CBTの話が来た時に、こんなことを言ってました。
「この試験、何のためにやるのか。臨床実習に入る前の学生の質を担保するのであれば、臨床実習はどの病院で行っても良いはずだ。せめてこの試験を導入するなら、そのくらい考えるべき」
なんて。学生時代ですよ、言っていたのは。本当は未来の学生(今の学生ですね)たちのために、そういう体制にしておきたかったと思ったことは覚えています。
何回か記事も書きました。
キリがないので、これ以上追いかけませんが、2009年にはCBTネタは書いていますね。まぁ、学生時代からずっと思っていたことですので、多分20年くらい思っていたのだと思います。
ようやく少し動きが出るか・・・(汗
本当に日本の将来を作るのは「教育」だと思っています。
医師(医学教育)も含めてですが、教育に対してもっと時間やお金、人材をつぎ込んでもいいはずだと思っています。
思っていても、行動しなかったら意味がないんですよね。そういう意味では僕もあまり人のことを言えた立場ではないのですが、今後はできればより良い医師を育てる立場、より良い人材を育てる立場になりたいと思っています。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。