おはようございます。
今日も外来がありますが、火曜日は患者さんの数が少ないので、割と安心しております。その代わり来週からは午後から看護学生さんの授業が始まるので、終わりが決まってしまうので大変ですが・・・。
さて、先日「待遇改善」が必要と書きましたが、そのことがYahooニュースにも書かれていたので、少し紹介します。
なぜタダで働くのか?「無給医」たちの現実 ~医師の視点~
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakayamayujiro/20181028-00102034/
先日、NHKのニュースウォッチ9で「無給医」(むきゅうい)についての放送があり、話題になりました。本記事では、実際にいる無給医の実態と、その実状を医師の立場から解説します。なお、筆者は外科医師で、部分的に無給だった勤務経験があります。
なぜ無給なのか?
まず、「無給医」とは、無給で働く医者のことです。無給といっても意味が通じないかもしれませんが、色々な理由で本当に給料をもらわずに労働している医師が存在するのです。ほとんどは医師になって3~12年目くらいの若手・中堅医師です。私の知人医師にも経験者は何人もいます。
(中略)
解決策は?
では、この問題の解決策はあるのでしょうか。残念ながら現段階では、厚生労働省などから強い力で無給医問題に取り組んでもらうことくらいしかないと考えます。問題の根本には、大学病院にはそもそも多くの医師を有給で雇う経済的余裕がない点があります。大学病院は好き好んで無給医のシステムを取っているわけではありません。これが解決しないうちは、無給医はいなくならないでしょう。現在厚生労働省は「医師の働き方改革」を進めていますが、その中身であるタスクシフティングなどがすぐに解決に繋がるとは考えづらい状況です。
最後に
無給医を取り上げたNHKの番組では、大学病院を所管する文部科学省が「無給医は存在しない」とコメントしたと紹介しています。
しかし全国には、無給で、あるいは過酷な待遇で働く医師が存在しています。本問題の闇は深く、光を当てることさえままなりません。
しかし、無給という待遇は当然ではありません。この記事では問題提起のため、無給医を取り上げました。
僕は昔から大学病院の改革は取り組まなくてはならないと書いておりました。
医学教育の質の改善が必要:教育提供体制の改革が必要・・・全く同意見です
医学部定員国管理見直し論:いずれにせよ、医局改革が先だと思う
東京都内の大学病院は人手(医師)が多いわりに収入はどうしても限界がありますので、無給でないにしてもかなり抑えられていると聞いています。そうするとアルバイトがなくては話にならず。
周囲の病院もアルバイトでそういう医師がきてくれているのでどうにかなっている病院もあります(日本の医師数って一体)。
そういうところが問題点なのだと思いますが、少なくとも大学病院の質を担保するためには「待遇改善」が必要不可欠だろうと思います。
医療現場の窮状:大学病院とか少し待遇改善をしてほしい→医師が集まるように
この記事の目線とは違いますが、僕はそう思っています。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。