さて、続けます
読売新聞にも同様の聞いがあったと思うのですが、探しきれなかったのでm3.comから拝借してきました。
ごめんなさいm3の方。
「ドクターズ・デモンストレーション2011」の実行委員会が6月25日発足、記者会見を開き、東日本大震災の復興と、医療再生に必要な2012年診療報酬改定を目指して活動を展開することを公表した。
9月23日に宮城県でシンポジウムを開催、11月20日には東京都の日比谷野外音楽堂で集会を開催、その後、「ドクターズ・ウォーク」(デモ行進)を行う。「ドクターズ・ウォーク」は、全国の医師、歯科医師、計1000人の参加を目指す。その前後に、厚生労働省と財務省、国会議員らに、OCED並みの公的医療費の確保や医療スタッフ養成数増員をはじめ、「医療再生に必要な施策の要請文」を提出する。そのほか、10月の日曜日には、全国各地で、医師、歯科医師が走り、アピールする企画も予定。
「ドクターズ・ウォーク」の呼びかけ人は現在、医師、歯科医師を合わせて計19人。全国医師ユニオン代表、全国保険医団体連合会会長、全日本民医連会長らが名を連ねるが、個人の立場で参加している。
6月25日の記者会見には、全国医師ユニオン代表の植山直人氏、NPO法人医療制度研究会副理事長の本田宏氏、保団連会長の住江憲勇氏、保団連歯科代表の宇佐美宏氏が出席。 |
NPO法人医療制度研究会副理事長の本田宏氏は、「私は10年以上も医療再生に向けた活動を続けてきたが、『善意の人の沈黙と無関心』を払拭できなかった。東日本大震災の前は、半ばあきらめていた。しかし、今回の震災は、『黒船、敗戦』に続く大きな転換期になる。今こそ患者の視点で、医療を変える時期。TwitterやFacebookをはじめ、あらゆるメディアを利用して、この活動を発展させていきたい」との抱負を語った。「今回の震災や津波は、『想定外』とされたが、世界でも少ない医師数、低医療費の日本に、超高齢化社会が到来するのは、『想定内』であり、このことを訴えていく社会的責任が我々にはある。諸外国は、日本がこの『想定内』に事実にどう対応するかを見ている」(本田氏)。
保団連会長の住江憲勇氏は、過去の医師数削減策と低医療費政策が今の医療崩壊を招いたとの認識を示した上で、「東日本大震災は、医療や地域社会の崩壊が特に顕著な地域に起きた。被災地の医療、社会保障の復興が、全国の医療、社会保障を守ることにつながる。しかし、政府は社会保障と税の一体改革で、震災を口実に、社会保障の給付削減と負担増を実施しようとしており、非常に危機感を持っている。」と述べ、「震災復興」と「医療再生」の両方を訴えていく必要性を強調した。
保団連歯科代表の宇佐美宏氏も、歯科医師の立場から、「医療が『崖っぷちに立っている』のであれば、歯科医療は『崖っぷちにある木にぶら下がっている』状況。経済的理由により歯科治療を中断する患者が少なくない。歯科医療の疲弊を何とかしなければ、国民の健康は守れない」と訴えた。
「一口1000円」で賛同者も募集
「ドクターズ・デモンストレーション2011」の発端は、全国医師ユニオンの呼びかけ(『医師1000人のデモ、2011年秋の実施へ、全国医師ユニオン』を参照)。代表の植山直人氏は、「幾つかの医療団体が賛同してくれた。しかし、個人としては賛同しても、団体として活動する動きにならないケースもあった。そこで個人の立場で呼びかけ人になってもらうことにした」と経緯を説明。
今後も呼びかけ人を集めるため、著名医師、医師免許を持つすべての国会議員、大学関係者(医学部長、病院長、歯学部長)、すべての地区医師会長、医師・歯科医師以外の医療関係者、患者、ジャーナリスト、弁護士などに声をかける。
さらに、活動を広げるとともに、活動資金を集めるため、一口1000円で、「賛同人」も10月末まで募集する。「ドクターズ・ウォーク」への参加自体は、医師、歯科医師のほか、趣旨に賛同する人であれば誰でも可能。
「医療再生に必要な施策の要請文」の内容は今後、検討していく。現時点では、
東日本大震災被災者の医療・介護保険の保険料と自己負担の長期的な免除(減額)、
OECD並みの医療の確保(公的医療費、医療技術料、勤務医の労働時間を踏まえた医師養成、医学研究費、医学教育費の面で)、
保険財政への国庫負担の増額、
無保険者の救済、
患者負担(窓口負担)の軽減、
必要な医療への保険適用、
ドラッグ・ラグの解消、
ワクチン無料化の推進、
医療における消費税ゼロ税率化、
企業の応分の保険料負担、
療養病床の削減中止、
医療スタッフの養成数の増員、
医療安全従事者の配置コスト確保、
現状に合わない古い医師法の改正、
保険で良い歯科医療実現に向け保険適用範囲の拡大、
歯科技工士・歯科衛生士の技術と労働の適正評価、
介護職員が生活可能な介護報酬など。
これらの活動は、ホームページやニュース紙の発行などで情報発信していく。
【ドクターズ・デモンストレーション2011】の呼びかけ人(2011年6月25日現在、五十音順)
井上博之(松島海岸診療所歯科医師)
色平哲郎(佐久総合病院)
植山直人(全国医師ユニオン代表)
宇佐美宏(全国保険医団体連合会歯科代表)
榎木英介(病理医・科学ジャーナリスト賞2011受賞)
香山リカ(立教大学教授・精神科医)
北澤彰浩(日本医労連医師対策委員会委員)
黒川衛(医療再生フォーラム21世話人)
今田隆一(宮城県災害拠点病院 坂総合病院院長)
住江憲勇(全国保険医団体連合会会長)
遠山義浩(小樽脳・循環器病院理事長)
中澤堅次(NPO法人医療制度研究会理事長)
中島恒夫(全国医師連盟代表)
日野秀逸(東北大学名誉教授)
藤末衛(全日本民医連会長)
邉見公雄(赤穂市民病院名誉院長)
本田宏(NPO法人医療制度研究会副理事長)
牧田俊則(大阪赤十字病院循環器内科)
宮沢裕夫(松本歯科大学大学院教授)
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と、いうことです。
因みにこの内容が読売新聞に載ったときに同僚の医師は「どうするんだろう。患者さん達は?」と言っていました。
多くの人はデモをすることは「日本では」想定外だったようで、
「きっと、指示とか必要なことは最低限すべてやってからデモに参加ではないか?」
といっていました。
11月20日は日曜日だし、仕事の心配をする必要は本来ないはずなのですが…みんなで心配しておりました。
これが日本の医師なんでしょうけど…この時みんな(後輩ら若手医師…僕も若手だけど)が言っていたのは
「結局日本はまだまだ赤ひげで成り立っている」
という、今更当たり前の話でした・・・・。
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皆様はいかが思われるでしょうか。
それでは、今日も食事がうまく取れなかったので、なんとか食事をとりに行きたいと思います。
(いま、野菜ジュースは飲んでいますが)