新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

2016年終わりにあたり:1年間ありがとうございました

2016-12-31 09:05:01 | Weblog

おはようございます

 

この記事がアップされる頃には実家に里帰りをしております。まぁ、札幌なんですけど

 

2016年は新しい職場に移動するなど、様々なことがありました。

 

昨年終わりころに「本の執筆依頼」があり、論文などと並行して執筆作業を行いました。多分、もう少しで発売になりますが、少し予定より時間がかかっています(僕は締め切りに間に合わせましたよw)。

学位論文の執筆やそれを英語論文(結局、まだ別の雑誌に投稿中)にしたりと「博士号」取得のために入学していた大学院も無事に卒業し、別の場所に移動になり・・・。

それに合わせて単身赴任になったり、移動した先で新しい人間関係を構築したり・・・

 

まぁ、楽しかったということで。

 

 

最後に1年間、このblogを応援してくださいました読者の皆様、コメントをくださる皆様、本当にありがとうございました。以前より書いておりますが、このblogも10年近く(旧ブログからだと10年)やっております。最初の頃は医療制度が中心でしたが、今は血液診療に関することも書かせていただいております。読者の方々が一定数来てくださっていることと、定期的にコメントをいただけることが励みになり、このように長期に続けております。

 

来年は忙しい日々が年末まで続くと思います。それに伴い、このblogの更新もなかなかできないかもしれませんが、ご容赦いただければと存じます。しかし、可能な範囲でコメントなども対応したいと考えておりますので、来年もよろしくお願いいたします。

 

1年間ありがとうございました。

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

http://blog.with2.net/link.php?602868

人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします

なかのひと

blogram投票ボタン

それでは、また

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

師走な感じ:休みが1日もなかったな〜という12月でした

2016-12-25 08:54:31 | Weblog

おはようございます

 

12月ももうおわり。今日はクリスマスです。

娘の顔見たさに関東へ飛んで帰ってきました。昨日、クリスマスプレゼントを買いに行きましたが、アンパンマンのレジうちのおもちゃを買いました。2歳5ヶ月でレジうちの真似事をしています(笑

 

「いらっしゃいませ〜」

 

と言いながら、バーコードスキャンやレンジの温めをしております。「あっという間」に成長したなぁと・・・子供の成長を驚くばかりです。

 

話は変わりますが、仕事の関係で記事のアップデートが2週間できませんでした。12月のblogの更新やコメントの返信が遅れて申し訳なく思っております。

 

神奈川に出張で行った後、そのまま土日も含めて長期の仕事に突入しました。日曜日に久々に休めるかなと思いましたが、突発事象のため対応に追われており、休むこともできず・・・。

 

というよりは、最初のあたりは36時間稼働で頑張っておりました(笑

 

どこに行っても忙しい時は忙しいということで。まぁ、人の命に関わるようなことが少ないというだけ病院よりは休めるのだろうと思います。

 

 

とりあえず、今日はこの辺りで。チャンスを見て、また更新します。

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

http://blog.with2.net/link.php?602868

人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします

なかのひと

blogram投票ボタン

それでは、また

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニボルマブ(オプジーボ)半額に:必要な人が治療を受けられる社会を維持したいものですね

2016-12-10 20:09:05 | 医療

こんばんは

 

先週は出張で神奈川のほうにおりました。木曜日の夜に帰宅したのですが・・・・

 

神奈川:16℃くらい→帰宅後 ‐10℃

 

「さむっ」

 

心から思いました。どちらかというと神奈川あったかいな~という気持ちでしたが。

こちらに帰ってきたものの仕事に追われており、今週末も基本はお仕事です。まぁ、普通はそんなものかもしれませんが(笑

12月18日の日曜日まではゆっくり休むことはできなさそうですが、年末年始も近いですし頑張りたいと思います。

 

さて、本日は2つの記事を紹介します

高額がん治療薬「オプジーボ」が半額に 薬価はどう決まる?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161210-00000002-wordleaf-sctch&p=1

THE PAGE 12/10(土) 15:00配信

 新型がん治療薬「オプジーボ」の薬価が半額になる――。こんなニュースが先月、衝撃を持って伝えられました。オプジーボは画期的な新薬である一方、非常に高額でもあり、厳しい医療保険財政を背景に「国を滅ぼしかねない」とまで憂える報道もありました。いったいどんな薬で、なぜ緊急的に薬価が引き下げられたのか。薬価が決められる流れと合わせてみてみましょう。

1人あたり“1年間で約3500万円”

 オプジーボとは、身体の免疫システムに働きかける、新しいタイプのがん治療薬のこと。通常は免疫システムががん細胞を攻撃し、排除してくれるのですが、がん細胞の中にはに免疫システムをだまして、攻撃を受けずに生き延び、増殖するものが存在するのです。オプジーボは、がんのそういった『だましの手口』を妨害し、免疫システムに働きかけて、がん細胞への攻撃を続けさせることで効果を発揮します。ノーベル賞候補としてもたびたび名前の挙がる、京都大学の本庶佑客員教授らの研究が開発の出発点となりました。

 

(中略)

 

対象の病気が広がり、より利益が見込めるように

 さて、オプジーボの話に戻りましょう。冒頭で紹介したように、オプジーボの薬価が2017年2月1日から半額になります。半額、と聞くと、消費者としての私たちは無条件に嬉しくなりますが、患者さんが少ない病気の薬でも、きちんと利益がでるようにするための価格設定だったはず。いきなり半額にして本当に大丈夫なのでしょうか。

 実は、オプジーボによる治療の対象は拡大しています。手術をしても完全にとりきれない悪性黒色腫に加え、15年12月に「非小細胞肺がん」、16年8月に「腎細胞がん」に対しても使用が認められました。さらに、「ホジキンリンパ腫」と「頭頸部がん」ではすでに臨床試験を終え、適応拡大の申請済み。その他8種類のがんでも、臨床試験が最終段階の第III相まで進んでいます。「これだけたくさんの患者さんに使ってもらえるようになったのだから、今まで上乗せしていた分をカットしてもいいよね?」という理屈で、薬価が見直されることになったのです。さらに、海外での薬価と比べ高すぎることへの批判や、キイトルーダという類似薬の登場も念頭にあったと考えられます(キイトルーダの薬価は改訂後のオプジーボの薬価を基準に検討される見込みです)。

(中略)

 課題もたくさんあるけれど、みんながわずかな負担で、いつでも病院で高度な治療を受けることができる日本の医療制度はありがたいものです。しかし、その財源には無限ではありません。限りがあります。これからもずっと、本当に必要な人が安心して治療を受け続けるために、私たちはそれを支える仕組みについて知り、自分と医療との関わり方を改めて考えてみる必要があるのではないでしょうか。

---------------------------------------

少し前にニボルマブの話を書きました

抗PD-1抗体(オプシーボ)の話:がん免疫機構を簡単にそえて

 

別に半額になったからどうということを書きたかったわけではなく、最後に赤字で強調しましたが「日本の医療制度はありがたい話だ」ということです。

実際には・・・病院とはかかわりを持たずに生きてきた方は恩恵にあずかっていないと思うかもしれません。しかし、この制度が維持されれば「将来」は病院で治療を受ける可能性が高いわけですから、「国民が平等に生きる権利」を与えてくれる(お金がないと治療を受けられないと、チャンスが平等ではないので)この制度を守りたいものだと思います。

 合わせて先日、がん対策基本法の改正案が可決されました。

 

がん患者の仕事継続支援 改正基本法が成立

2016/12/9 13:1212/9 13:22updated

 がんになっても仕事や学業を続け、治療と両立できる体制を整える「改正がん対策基本法」が9日、衆院本会議で可決、成立した。がん治療後に長期生存が見込める現状に合わせ、患者や家族らが福祉や教育の面で必要な支援を受けられるようにする。

 がんは日本人の死因の1位。生涯のうちに2人に1人がかかるとされるが、医療の進歩などによって5年生存率は60%を超え、通院治療も可能になってきた。

 改正法は「患者が安心して暮らせる社会」が目標。がんと診断された後の生活を安定させるため、患者が仕事を続けたり就職したりできるように企業側に配慮を求める。

------------------------------------------

具体的にどうやって行うかはまだ見えてきませんが、法律ができればそれをもとに患者さんが不利益を受けた時に戦う方法にはなります。

http://www.cancer-reg.sakura.ne.jp/revision/pdf/160422.pdf

 

 これから具体的な方針が示され、より良い国が作られていくことを祈念いたします。

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

http://blog.with2.net/link.php?602868

人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします

なかのひと

blogram投票ボタン

それでは、また

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子宮頸がんワクチン報道:もう一度報道の内容も含め、再検討が必要な時期かと思います

2016-12-03 13:37:57 | 報道関係の方々への期待

こんにちは

 

先週は久々に妻子のいる自宅へ帰ることができました。ともかく2歳4か月の娘がすくすくと成長し、いろいろなことができるようになっているのを見ることができうれしく思っています。特に「ファンタジーキッズ リゾート」というところへ行きましたが、いろいろな経験をしてくれました。楽しそうでしたし、4時間があっという間に過ぎていきました。

 

ただ、休みを取ってもできるだけ遠方に行くのは控えてもらいたいという話が来たので、年末年始以外は自粛する予定です。個人的には唯一の楽しみを奪われた感じがしますが、まぁ仕事なので仕方があるまい。

 

さて、最近の記事に「子宮頸がん」ワクチンの報道による影響に関する話が書かれていました。僕の今いる職場でもこの報道の影響からか「予防接種をして、不妊になるのではないか?」というような質問まで来たり(汗

一笑×一蹴しましたが、報道の影響力は大きなものです。昔から書いておりますが、報道の皆様へ期待と同時に不安があります。大丈夫か・・・って。

 

では、記事の紹介から。

子宮頸がんワクチン副作用「問題」はなぜ起きたのか?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161203-00010001-bfj-soci&p=1

BuzzFeed Japan 12/3(土) 9:39配信

流れを変えた一本の記事

30代後半の女性が発症のピークになっているがんある。子宮頸がんだ。毎年、約1万人が新たに子宮頸がんになり、約3000人が亡くなっている。子宮頸がんはワクチンで防げるにもかかわらず、予防接種は事実上、頓挫した。「副作用」を訴える声が広がったためだ。これはワクチン接種が原因なのか?別の背景があるのではないか。専門家の研究が進んでいる。子宮頸がんワクチン接種問題を研究する、帝京大学ちば総合医療センターの医師、津田健司さんはこう警鐘を鳴らす。「このままでは、子宮頸がん患者も、予防接種を控えた人も、副作用を訴える人たちも、だれも救われません」。【石戸諭 / BuzzFeed Japan】

いま、なにが起きているのか?

論点を整理しよう。
子宮頸がんは主にウイルス感染によって引き起こされる。ならばワクチン接種によって、ウイルスへの免疫を作れば予防が可能なのではないか。研究は進み、ワクチンは完成した。日本でも2013年に小学6年から高校1年までの女子を対象にした定期接種が始まった。

しかし、いま接種は事実上、進んでいない。ワクチン接種の副作用によって、体調不良を訴える児童、生徒が続出したためだ。一部は国や製薬会社に損害賠償を求める訴訟にも発展した。

一方で、多くの専門家は、訴えられる副作用の症状(例えば激しいけいれんや計算ができなくなった)の中には、ワクチン接種によって起きたとは考えにくいものが含まれているとする。

そして、国外からはWHO(世界保健機構)を中心に、予防接種が進まないことで、がん予防の機会そのものが失われていることを問題視する声があがる。

2013年3月、メディアの論調が変わった

「副作用」問題はどうして、ここまで広がってしまったのか。今年、有力な仮説が浮かび上がった。大手メディアの報道だ。

津田さんは今年、子宮頸がんに関する新聞報道を検証する論文をアメリカの感染症学会の専門誌に投稿し、掲載された。

「大手紙の記事を検証すると、当初はワクチンの予防効果をポジティブに報道していたのですが、ある時期を境に、ネガティブなトーンが強まり、ポジティブな記事は激減した。バランスが著しく悪くなったのです」

ある時期とは、いつなのだろうか。

まず、津田さんの論文の要旨をおさえておこう。2011年1月から2015年12月まで、大手全国紙5紙(読売、朝日、毎日、日経、産経)が子宮頸がんワクチンに関して報道した記事をすべて抽出する。それを2人の医師が別々にすべて読み、それぞれ「ポジティブ」「中立」「ネガティブ」で評価する。

それとは別に、子宮頸がんワクチン報道のなかで、効果に関するキーワードが含まれている記事(有効性)、副作用やリスクに関するキーワードが含まれている記事(有害事象)、WHOなど専門家機構からの提言が含まれている記事に分類した。

2つの調査の傾向はきれいに一致する。2013年3月を境に、医師がポジティブと評価する報道は激減し、ネガティブもしくは中立と評価した記事だらけになる。予防の効果についての報道も減り、副作用などのリスクを取り上げる記事が圧倒的多数を占めるようになる。

2013年3月に何があったのか。津田さんは朝日新聞の1本の記事をあげる。東京都内
の女子中学生について報じた記事だ。

「(ワクチン接種後)接種した左腕がしびれ、腫れて痛む症状が出た。症状は脚や背中にも広がり入院。今年1月には通学できる状態になったが、割り算ができないなど症状が残っているという」

この記事を契機に、副作用を問題視する記事が次々と報道された。そのなかには、接種した後、発作のようなけいれんを引き起こすこと、あるいは歩くことすら困難な姿を強調するものもあった。副作用を訴える声は、全国各地に広がっていくことになる。

それは副作用なのか?

津田さんはこう話す。

「予防接種後に腫れて、痛みやしびれが起きるということは珍しくありません。そして、それが脚などに広がる可能性もありえなくはない、と思います。しかし、計算ができなくなるという症状はワクチン接種後の副作用としては一般的には考えにくい

副作用で考えにくいのは、けいれんも同じだという。

「思春期は心身ともに大きな変化がおきます。親子関係、友人関係、進路の問題など、知らず知らずにストレスが溜まっていることも多くあります。心がバランスを取るために、てんかんの発作のような症状を起こして、病院に搬送されてくるということも珍しくはありません。しかしこの場合、てんかんとは違い脳にはなんの異常もありません」

「ワクチン接種に伴う痛みなどをきっかけにこのような発作が引き起こされる可能性は十分にあります。しかし、それは注射の中身がワクチンでなくても起きる可能性がある。つまり、ワクチンの成分そのものとは関係がないのです」

メディアの報道がネガティブに傾いたことで、ノセボ効果の引き金になったのではないか、と津田さんは指摘する。ノセボとはこういうものだ。

人間は、例えば飴玉を風邪薬だと思い込んで飲むと、身体にポジティブな効果がでることがある。これをプラセボ効果という。薬だと認められるためには、プラセボ以上の効果を証明しないといけない。

ノセボはこの逆の現象だ。ある薬なり、注射を悪いものだと思いながら飲んだり、接種したりすると、本当にネガティブな効果、副作用がでてしまう。

「副作用を強調するネガティブな報道が強まったことで、ノセボ効果があったのは否定できないでしょう。これはメディアに副作用を報道するな、という意味ではありません

「2013年時点で、私も副作用の可能性があるのではないかと心配しました。取り上げること自体は適切だったと思いますし、被害にあった当事者の声を取り上げることはメディアの果たす大事な役割の一つです」

しかし、問題はそのあとだ。

報道のバランスが悪くなる

ワクチン接種の有効性を証明するエビデンス(証拠)は積みあがっており、WHOからも接種を再開すべきだと提言がでています。これはまったくといっていいくらい報道されていない

「報道のバランスが著しく悪くなっていったのです。科学的事実よりも、感情を揺さぶるエピソードが重視されている。今回のアメリカ大統領選で見られたのと同じ現象です」

その結果、起きたのはワクチン接種率の著しい低下である。北海道大学が、調査結果をすでに論文として発表しており、津田さんの論考でも取り上げられている。それによると、札幌市内の子宮頸がんワクチン接種率が約70%から0.6%まで低下してしまった

「そもそも、どんなワクチン接種であっても日本では最終的にうけない、という選択肢が残っています。しかし、ワクチン接種率が著しく低下するということは、本来防げたはずの子宮頸がん患者が増えることを意味します。これが本当に望ましい社会なのかという点が問われているのです」

いまも続く論争の構図 波紋が広がるマウス実験を厚労省が批判

いまもなお、ワクチン接種の副作用が報道され、因果関係の有無を中心に論争が続いている。しかしその構図は、大多数の専門家が一致した見解をとるなか、一部の研究者が「因果関係がある」と主張している、というものだ。

大多数の専門家はエビデンスをもとに「接種した本人にも、社会全体にも利益があり、それはリスクを上回る」と主張する。

これに対し、一部の研究者は「被害者に寄り添い」因果関係があると主張する。その根拠につながる、として注目された研究がある。

ワクチン接種が副作用を起こす仕組みの解明につながる、として信州大の池田修一教授を中心にした厚労省研究班が発表したマウス実験だ。研究班は、子宮頸がんのワクチンを接種したマウスにだけ脳に異常があった、という結果を公表した。

しかし、ほどなくして、この結果に研究不正があるという月刊誌からの指摘をうけて、信州大は調査を始める。調査の結果、研究不正は認定しなかったものの、発表した内容について「マウス実験の結果が科学的に証明されたような情報として社会に広まってしまったことは否定できない」と批判的な内容が盛り込まれた。

厚労省は「池田氏の不適切な発表により、国民に対して誤解を招く事態となったことについての池田氏の社会的責任は大きく、大変遺憾に思っております」とコメントを公表した。

池田氏は各メディアに対して「捏造も不正もなかったことを実証していただき、安堵した」とコメントをしているが、「反省や謝罪の言葉はなかった」(読売新聞)という。

津田さんの見解。「そもそも実験に使ったマウスは1匹だけであり、それも脳への影響を調べる研究でもなかった。わかりやすく例えます。サイコロが2つあり、1回目にゾロ目がでたとします。この事実をもって、これはいつでもゾロ目がでるサイコロです、と断定したように言うのは適切でしょうか?」

「エビデンスにも重みがあります。子宮頸がんワクチンについて、人に接種して得られたデータと、マウス1匹のデータでは重みが全然違うのです」

(以下 略)

-----------------------------------------

個人的にもワクチン接種(特に不活化ワクチン)で脳への影響は考えられないと思います。だって、免疫細胞が最も入りにくい場所ですので…(汗

 

わざわざ「血液脳関門」を超えて入り込む理由が考えにくい。不妊も一般的には考えにくいのですが、血液精巣関門はありますが血液卵巣関門がないため、100%ないとは言えませんでした。ただ、共通抗原がなければ攻撃しませんし…日本人でだけおきるようなことは理屈上は考えにくい。

 

ちなみにマウスの実験の話はすごいひどい話で、1匹だけというのもすごい話ですが、普通は「狙っていない実験でたまたまそういう結果を認めた」というのであれば、あらためてそれのための実験系をくむ必要があります

 

臨床研究でも「主な狙い」があって、「副次的な狙い」などがありますが、たまたま思ってもいないものが関係性がありそうだというデータが見えてきたとします。その場合は、きちんと証明するためには実験をくみなおすのが常識になります。

 

ですので、二重の意味で何をやっているのかという話になります。

 

いずれにせよ、これまでに出てきた話を整理して再度「子宮頸がんワクチン」に関してはデータを出しなおす必要性はあるのだと思います。そうでなければ国民が受けないために、日本だけが子宮頸がん発生国になってしまうかもしれません。

 

それは娘を持つ親のみとしては避けたいものです…(汗

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

http://blog.with2.net/link.php?602868

人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします

なかのひと

blogram投票ボタン

それでは、また

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする