一つだけ追加記事です。
この記事のある部分だけは本当に同感です。
それは「時間は重要」ということ。
僕は患者さんに対して有意義な時間を提供できるかどうか、それが医者として重要なことだと思っています。
穂のか、ハタチのお祝いケーキに感涙 父・石橋貴明はシャネルの時計をプレゼント
7月30日20時26分配信 オリコン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090730-00000010-oric-ent
お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明の娘で女優の穂のかが30日、初主演映画『アンを探して』の完成披露試写会で舞台あいさつを行った。翌日にハタチの誕生日を迎えるとあり、サプライズでバースデーケーキを贈られた穂のかは、壇上で思わず感涙。また父・石橋からシャネルの時計を誕生日プレゼントとしてもらったことを明かし「初めてシャネルのお店に入ったの~」と声を弾ませながら報道陣にお披露目した。
オーディションに合格し同作の主演を射止め、カナダのプリンス・エドワード島で行われた撮影に単身で臨んだ穂のかは「緊張と不安だらけだったけど、120%楽しんで撮影した」と充実の笑み。そして突然の誕生日祝福に涙を流しながら「10代最後の日に、主演映画の舞台あいさつができて幸せ。これからも頑張っていきます」と今後の抱負を語った。
この日の穂のかの左腕には父からプレゼントされたという時計がはめられ、報道陣のインタビュー時に恥ずかしながらも披露。石橋から「ハタチだから、時間を大切にしなさい。時計をあげたい」と言われたそうで、報道陣が「たまには良いこと言うのね」と突っ込むと「たまにはね」と自慢げに語った。
同映画は『赤毛のアン』の故郷のプリンス・エドワード島を舞台に、亡き祖母の初恋の相手・カナダ人兵士を探しに出向いた少女・杏里(穂のか)が人々との出会いを通じて心を開いていく様子を描く。 舞台あいさつにはそのほか、共演者のロザンナらも登壇。映画『アンを探して』は今秋公開される。
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僕も時間は大切だと思っています。だからこそ、一日一日を一生懸命死ぬ覚悟で生きていたいと思います。
同時に患者さんに対して「患者さんが有意義に過ごせる時間」がより多く確保できることが医師として重要だと思っています。
ただ、入院してベッドの上で過ごす1年間ではなくて、やはり元気に自分の好きなことをして過ごす半年を確保したい。治せないなら無理に治そうとして時間を奪わなくても、腫瘍と共存してでも有意義に長く生きていけるのならば・・・と思っています
まぁ、血液内科・・・というのは「診断から治療まで自己完結する」診療科ですから、可能であれば(抗癌剤が効く腫瘍なので・・・・あきらめ悪く、とことんできる)治癒を目指したい・・・と思うので、あきらめ悪くやる傾向にありますが・・・・ここで撤退するのがベスト・・・と思ったら、撤退するのも患者さんのため・・・と思うことがあります。
いま、ATLや一部の悪性リンパ腫、一部の急性白血病を何とか内服薬で外来コントロールしています。それは…とことん治すための治療ではなくても、患者さんに有意義な時間を確保できると思っているからで・・・
急性白血病の患者さん、75歳ですけど…内服薬だけで実は1年間、Stableに過ごせております。ほとんど自由に・・・・。
まぁ、これは患者さんによりけりではあるのですが、この患者さんに関しては治癒を目指さなかったことが恐らく良い方向に働いていると思います。 逆に70歳過ぎていてもとことん攻めている患者さんもいます。
患者さんによりけりですが、「治癒できる」かもしれないと思えば、最大限やることがその患者さんにとって有意義な時間をより確保できると思いますし、治せないのならば外来でどこまで引っ張るか…というのは重要な選択肢だと思います。
時間は重要。本当にそう思います。僕らが自分の時間(家族との時間)を使ってでも、多くの人の有意義な時間が確保できるのであれば・・やっていることに意味がある・・とは思います。
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ただ、やはり自分たちの時間も確保したいものだと思います。
わがままですかね?
さて、明日・・・というか今日か・・・。今日も当直です。
頑張ります
では、また。