おはようございます。
先週の記事で「カラータイマー」と書きましたが、流石にこれはまずいと思いました。
体重は減少して57kgまで(ちなみに175cm 67kgでした。昔は。医者になってからは62~63kg)・・・。
食事はのどを通らず(これ本当に・・・。食欲がわかない)。
患者さんの体重や食欲は気にもなるのですが、流石に「こりゃ、自分もやばいなぁ」と思いまして、「病棟はまだ落ち着いているほうだ。一回休もう」と思い、休みをいただきました。
今までも・・・勤務上は休んでいることになっているのでしょう。だって、2年間で17日しか病棟にいない日がない人なんていませんからね。
この17日に学会参加なども含んでですから、結構悲惨です(笑
(当然、無給・・・。無休で無給・・・?)
好きで出てきているのだからいいだろう・・・といわれる方もいるかと思いますが、血液内科(特に白血病を中心としてみている大学病院で、血液内科医が人口当たりで東京の3分の1しかいない)の重症度を考えると、何かあったときに備えておかなくてはならない。
備えなくてはならない状況なんです。
2週間前に元気だった人がこの世からいなくなることがある診療科です(というと、本当に怖いよなぁ)
自分で言うのもなんですが、内科救急的なところが好きな人間でもありますし、急変対応は得意なわけですが・・・・昔のように「同時多発的なことが起きたらどうする」と思うと、体も心も休まらないわけです。
去年の3月~4月頃に僕と研修医しかいない状況下で、一人が急速な呼吸不全で挿管が必要、二人がショック状態(血圧が下がって、重要臓器に血液が流れない)になり、当時は頼りになる研修医が二人いたので、その二人に簡単な指示をしてショック患者にあたらせるという状況もありました。
残りの研修医と僕で呼吸不全は当たったのですけど。
そう思うと休めないわけですが・・・
「病院1階の廊下で倒れて、救急部かどこかに運ばれる」
というありそうな夢を見て
「正夢になると、本当にうちの血液内科完全に停止するな~」
と思ったので、今週は休むと決めました。
実際、食事もまともに食べられない状況(一日一食は抜いているか、ウイダーインゼリー)だと、体が持たなそうだし・・・
さらにこんな患者が来て疲労度が一気に加速しました。
紹介状も持たずにいきなりやってきて(発熱、リンパ節主張)、動けないから入院させろといった挙句(しかも入院したら歩いているという)、自分の言う通りの医療をしないような医者は変われ(診断がつかないのに治療をしろというのは愚の骨頂だというとろうが)という。
そこまで言われると「じゃぁ、担当医交代しますね」といわざるをえない。
因みにうちが3件目で、その前にかかっていた東京にあるとても有名な病院でもドロップアウトしたという・・・。
以前の担当医の先生に電話したら
「外来で~~と話をしたら、本人が怒り出してこなくなった」
と・・・・。
医者が患者の言うとおりに医療していたら医者がいる意味がないだろうに。そういう医療を求めるなら、そういうことをしてくれる医者のいる病院に行ってほしいものです。
その場合に最終的にはどうなるかは押して測るべきですが、少なくとも僕は診きれないですし・・・それに振り回されるだけで他の患者さんに割く(時間)力が減るのは他の患者さんの不利益だと思いますし。
診断がつくまでは治療はできないといっているのに・・・ステロイドを使用しろと・・・・言われてもステロイドはそんな適当に使って良い薬ではない。
斜め前の患者さんにステロイドを先行投与していたのはIVL(血管内リンパ腫)という命にかかわるリンパ腫の患者を診断つけた後、入院までの数日間使用したわけで、状況が全く異なる!
患者さんに最善のことをしようとして、一方的にいろいろ言われると本当に疲れますね。
ともかく、今週末は一度休みを取ります。たぶん、じゃないと死ぬから。
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これから温泉探して、移動をしようと思います。
なんとなく、葉隠武士道ではないのですが「遠出をする前に、家の中を片付けておこう」と思いまして、あれこれ掃除をしていました。 一人暮らしなので、本格的な掃除は「きちんとした休み」がないとできないので・・・。
それでは、また。