Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

レース編み♪

2008年07月03日 | ★ハンドメイド(クロスステッチ・布チクチク・カルトナージュ他)
何年も前から、ずっとずっとやってみたかったレース編みを
先週から習い始めました♪
いろいろなレース編みがありますが、
まずは可愛いドイリーやお花のモチーフ編みをしてみたくて
本を見ながら何度もトライしてきたのですが、
やはり難しくて・・・
出来れば、ドが付く超初心者の私にマンツーマンで教えて下さる先生がいたら・・・と
ずっと思っていました。

先日ようやく先生を探して、行ってきました~♪

レース編みというより、まだまだ編物と言うレベルです
太目の糸で編み方の基礎からしっかりやっていって
少しずつ細い糸で編んでいくそうです。
いつか、繊細で可憐なドイリーなどが編めたらいいな~
編み針を入れるケースも早速カルトナージュで作ってみました
可愛いバスケットは知人からのプレゼントです♪



レース編みには、特別な思いがあります。
何年も前の今日、突然入院生活が始まりました。
意識が戻り、体調が安定して集中治療室を出たあと、
手術までの間、大部屋で過ごしていました。
いろいろな聞いた事もないような重い病気を抱えた人たちが、
難しい手術を待って過ごしていました。
私自身は自分の病気のことで、周囲と関わる気力もなくて
カーテンを閉めて閉じこもっていました。
その病室の中では私が一番年少だったこともあって、
みんなが優しく声を掛けてくれるようになって、
やっとカーテンを開けて、おしゃべりをして不安を聞いてもらったり
手術から生還した人に勇気をもらったり出来るようになりました。
それでも手術への恐怖やその後の生活への不安が消えない私は
歩行の許可が出ると毎日屋上に行って下を見ていました。
病院の屋上って、ものすごく高い金網の柵が付いているって初めて知りました。

しばらくして新しい人が入室してきました。
その人は体がいろいろ不自由でした。話すことも少し不自由で
あまり皆と話しませんでした。でも手を動かす事ができて
いつもベッドの上で静かにレースを編んでいました。
とても細い糸で繊細なレースでした。
その姿がとても強くて、美しくて、生きている証を1日1日と
少しずつ積み重ねているようで、
なんと表現して良いのか言葉が見つからないのですが
その人のレースを編んでいる姿を私は見ているうちに
がんばろう・・・と思えるようになりました。

その手術の名医と言われた主治医に出会い、精神的にも救われて
ようやく手術の決心がつきました。
2回で1セットの手術なので、もう1度その先生に手術を受ける予定だったのに
心の支えだった、その主治医が、自分の命を削るように患者さんを助けてきて
ご自分の病気を後回しにして、数年前にお亡くなりになってしまい
また気力を失いかけていました。
でも、あの先生が何時間もかけて頑張って手術をしてくださったおかげで
何一つ失う事もなく、自由に生きていられる。
大事に生きていかなきゃ・・・バチが当たります。


いつかまた、信じられる先生に出会って手術を受けなくてはならなくなった時、
不安や恐怖で自分を見失いそうになった時、
静かに受け止めて、心を乱さずに、
あの女性のように、レース編みが出来る人間でいたい・・・
というのが私の目標の1つなんです。
だから、やっと第一歩を踏み出せてとっても嬉しい♪

なんだか、しんみりとしたお話をしてしまいましたが、
読んでくださって、ありがとうございます。



ありきたりですが、こうやってPCも使えて、やりたいと思うことが
下手なりにも出来て、行ってみたいと思うところに出かけられることは
本当にとっても幸せだと心から思ってます


明日は検査で病院にお泊りですが、
早速レースを持って検査の合間に練習してこようと思います!
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