先日、夫が仕事の関係で、いつもより1時間くらい早く出て行きました。
ぼぉ~としながら夫の朝食などをすませて送り出した後、
気分を替えて、モーニングコーヒータイム♪
ちょっと爽やかにブルーで
いつもより早く起きて、こんな用意をしていると
頭が目覚めてきて、元気になってきます
阪神間の甲南山手にあるペリ亭というパティスリー。
芦屋大丸にも常時出店するようになったので嬉しい♪
期間限定、芦屋大丸限定のロールケーキです
芦屋大丸や昨年出来たばかりの西宮阪急は、デパートとしては小さいのですが、
内容がかなり嬉しい、大好きなデパートです。
梅田や神戸ほど人が多くないので、疲れずのんびり見て回れます。
服や雑貨なども、好みのお店が多く、
スイーツなども、全国的に有名なお取り寄せ品も
こまめに限定で販売してくれるので、実際に見て買えるのでとても便利です♪
話が逸れましたが、ロールケーキの生地に刻んだイチジクが
プチプチと練りこまれていて、食感がとっても良くて!
中は生クリームと、桃のババロアが2層になってロールされています
ものすごいしっとりさで、美味~
食器は、大倉陶園のブルーローズ。
大倉陶園の食器、数年前の「華麗なる一族」で使用されて
ずいぶん知名度が高くなりましたよね。
OAC(Okura Art China)のブルーローズシリーズは、いくつかのバラのデザインがありますが、
私は、このクラッシックなバラのデザインが大好きです。
今でこそ、現実化されてきている「ブルーローズ」を
なんと、80年近くも前にデザインした大倉陶園の美意識はすごいと思いませんか。
「ブルーローズ」が見やすいように、画像を撮ってみたのですが
くっきりとした輪郭ではなくて、柔らかな印象に見えるのは
大倉陶園ならではの技法「岡染」による仕上がりです。
青い呉須の顔料を釉薬に滲ませるイングレースという高度な技術です。
「セーブルのブルー、オークラのホワイト」と言われているように
大倉陶園の白磁の美しさは、透明感のある優しい白さです。
真っ白なのに、冷たさを感じさせません。
【商売をすることは念頭に置かず、
全くの道楽仕事として 《良きが上にも良きものを作り》】
という理念で創業された大倉陶園の洋食器は、
世界に通用する洋食器でありながら、とても日本らしさが感じられる
洋食器だと思います
なので、ちょっと和風クラッシックに
蒔絵風スプーンを添えてみました。(スプーンはノリタケ製)
この碗皿は大倉陶園のコーヒー専用碗皿です。
ちょっと色が分かりにくいかもしれませんが、
画像では一見、ベタ塗りの濃紺に見えると思いますが、
瑠璃色と言われる大倉陶園ならではの、深みのある美しい紺色です。
ブルーローズと同じ技法で色づけされています。
大倉陶園は、本当に小さな工房のような構えの会社なのですが、
世界で大倉陶園の職人さんしか出来ない、
わざわざヨーロッパ各地から習得しに来るという技法を持っています。
そして、いつも思うのですが、コーヒーの色が一番綺麗に見えるのは
大倉陶園の碗皿なのでは。。。
大倉の白さと、コクのあるコーヒーの色合い
コーヒーにこだわっている、珈琲屋さんでは必ず使われています♪
是非機会があったら、じっくり見て見て下さいね。
ブルーの切子の花器は、こちらも日本を代表する、カガミクリスタルのもの。
バカラやウォーターフォ-ドなど、ヨーロッパのクリスタルも大好きですが、
やはり、カガミクリスタルと大倉陶園は
日本最強!テーブルウエアーメーカーだと思います♪(個人的感想)
フランスのノルマンディーレースにも合うけれど、
黒色の漆のトレイにセッティングしても、いい雰囲気になりそうです。
大倉陶園公式HPはこちら♪
朝こんなことをしていたら、夜NHKの「美の壷」で、大倉陶園やノリタケが取り上げられました。
最近の「美の壷」は、私のツボにはまるテーマが多くて、欠かさず見ています。
今回の「洋食器」のテーマで、やはり大倉陶園の白さが取り上げられていましたが、
この「白さ」は、科学的にも計算された白さなのですね~
「白色度」100というのは、食器としては、とても冷たくて、暗いものになるそうです。
大倉陶園の美しい白色度は89で、優しい、色気のある艶やかな白さになるそうです。
「白」ひとつにこれだけ拘っている洋食器。
中国、日本からヨーロッパに伝わり、そしてヨーロッパのセンスに磨かれ
美しさに磨きをかけている洋食器。
背景に長い歴史を持ち、歴史上の大切な場面での大事な脇役をも担ってきた
洋食器は、本当にインテリア、テーブルの上のジュエリーのようです