今日は、台風が近畿を直撃のようなので、
家でのんびり過ごします
先日、京都のそば茶寮 「澤正」さんへ出かけてきました
円山公園の桜と兄弟という枝垂れ桜のトンネルを通り向けて
少し坂をあがります。
桜の季節は、とても素敵な景色だそうです
日本屋敷と石造りの洋風建築がつながっているのがお店です。
洋館は昭和初期に、迎賓館として造られたそうです。
気になって調べてみましたが、どんな方が、建てられたのか分かりませんでした。
明治42年に創業した、蕎麦菓子、あの「そばぼうろ」発祥のお店の
3代目ご主人が、このお屋敷を手に入れて創作そば懐石のお店を
始めたそうです。
出来ることなら、こちらの洋館でお食事をしたかったのですが、
残念なことに、お部屋の予約は出来ないということでした。
お食事の予約をした上で、来店の際の順番と人数で
こちらに通されることもあるそうです。
ちょこっと覗いてみたら、お部屋は、ステンドグラスが使われ、
大正レトロな素敵な雰囲気でした。
私たちは和室へ通されましたが、窓際のお席で、
青々とした竹林が見えて、とっても気持ちが良かったです。
夫が頼んだ、京都伏見の冷酒。
ちょうど店内で、江戸切子の作家さんの展示がされていて、
その作家さんの、切子が使われています
とっても美しいです~
私も切子は大好きで、幾つか持っているのですが、
この藍色が、とっても素敵と思いました。
ちなみに、私は、すっきりとしたシャルドネのグラスを頂きました
いつものごとく、画像が多いのですが、
お料理が、とても綺麗でしたので、全部載せておきたいと思います
「八寸」 京都の地元の食材を、いろいろなお味で楽しめましたとっても上品です。
「向附」 お店の方が「上質なお刺身」とおっしゃっていました。確かに!!
本マグロのトロが、口の中でとろけました~
「温鉢」 海老しんじょの蕎麦餡仕立て。とても優しいお味。
「小鉢」 蕎麦の実の真ん中だけを使用した更科蕎麦に
トマトの出汁をかけて。爽やかな酸味と、甘みのバランスがとっても美味しかったです。
こちらは、サプライズプレゼントの一皿、
イタリアンと和が、見事にミックスした、ものすごく美味しいお味でした
こんにゃくと山芋、マッシュルーム、パセリバターとバルサミコ酢を使って
エスカルゴ風に仕立てています。
「焼き物」 京都の茄子のグラタン仕立て、そば粉のガレット添えて、フランスのお塩で。
こちらも、とっても好きなお味でした~!
「蕎麦」 とても美味しいお蕎麦でした!おつゆの他に、スリランカのお塩でも頂きました
「御飯」 蕎麦の実も入った御飯にたたきオクラをかけて。
一緒に出された、酒米仕込みの味噌汁と、お漬物も、とっても美味しい
「菓子」 一見、普通のお饅頭ですが・・・
なんと、中身は、何層にもなっていて、いろいろなお味のハーモニーが楽しめる
美味しいお饅頭でした。器も、とっても素敵です
「お抹茶」
住宅街の中にあって、ひっそりと、どこか遠くへ来たような気分になる
落ち着いた佇まいのお屋敷で、
一つ一つ、丁寧に、美しく出されるお料理は、
本当に美味しくて、幸せな気持ちになりました。
途中、それぞれのテーブルに、とてもにこやかなご主人がお顔を出されます。
お料理を楽しみながらも、お部屋に展示されている、
キラキラとした切子を見るのも、とっても楽しかったです。
帰り際も、玄関で、ご主人が見送りをして下さいました。
先日の「楽々荘」でも感じましたが、
京都のおもてなし・・・とっても心に残ります
このあと、少し散策して、また素敵な所でお茶をしました