台風が過ぎて、さわやかな空気が感じられます。
が、関西の和歌山、奈良で、大きな被害を受けてしまいました。
どんな言葉を書いていいのか、分かりません・・・
「澤正」さんを後にして、清水寺方面へ向かいました。
「澤正」さんで使われていた食器が、とても素敵だったので
久しぶりに、ゆっくり和食器を見てみたくなって・・・
アンティークの和食器を扱うお店や、
「茶わん坂」で、清水焼のお店を何件か見てみました。
和食器も、本当に奥が深い、魅力があります。
強い憧れがありますが、使いこなすのはちょっと難しそう・・・
この日は、ゲリラ豪雨があった日で、とても蒸し暑い日でした。
それでも、清水寺に通じる坂道は、どこも観光客で賑わっていました。
少し人並みが途切れた所で、脇に入って・・・
う~ん、素敵な建物
数年前まで、湯豆腐のお店、「清水順正」だったところです。
今は、カフェになっています。
明治時代に、清水焼の窯元を国際的な事業へ発展させた、
起業家、松風嘉定氏が邸宅、迎賓館として、
1921年(T10)に建てたものです。
設計は、関西建築の父、と言われる、武田五一氏。
洋風でありながらも、天守閣のような造りであったり、
しゃちほこの祖型と言われる、鵄尾が取り付けられていたり、
清水寺門前に位置することへの配慮が伺える建物です。
(館内で頂いた資料より)
明治時代の絢爛豪華な雰囲気とは、少しずつ変化して
いわゆる大正モダンな空気も感じられます。
こんな建物で、お茶が出来るなんて、入らないわけがありません
内部も、こんなに素敵
でも、何故でしょう、全然混んでいません。
ラッキー
この大きな、モザイクテーブル(このイタリア製だとか・・・・)を
私達だけで、独り占め
スタッフの方に、カメラの許可を頂いて、いろいろと撮らせて頂きました
(とっても気持ちよく、どうぞどうぞ、と言って頂けました)
カフェメニューは、お豆腐の会社が母体なので、
お豆腐屋、豆乳を使ったメニューや、京野菜を使ったメニューがあります。
夫は、「氷り豆腐」、私は、「豆乳抹茶」を頂きました。
さっぱり、ヒンヤリ、美味しかったです
こんな素敵なお店で、お茶をして過ごせるなんて、嬉しいです
価格も、とてもお手頃でオススメです
こちらは、スタッフに声をかけて、2階の階段まで上がって見学することも出来ます。
また、上の画像に見える、扉の開いているお部屋で
この建物についての、ビデオを見ることが出来ます。
京都は、やはり、古いものに対しての愛情が深いですね。
どこに出かけても、古い建物の写真を、とても気持ちよく撮らせて頂けます
この日も、美味しいお料理、美しい食器や建物を楽しむことが出来て、
あとは、にぎやかな坂道を下って帰りました