Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

自由学園 講堂見学&明日館ランチ

2016年11月16日 | ★美建築レストラン

 

 

 

先日、夫と久しぶりにまた池袋の明日館を訪れました 

前回訪れた時には、耐震工事諸々で全く見ることが出来なかった講堂の
内部見学ができるとの事で応募して、見学に出かけたのです。 



西宮の武庫川女子大の校舎を設計した遠藤新氏の設計による、
こちらの明日館の講堂の外観は、芦屋にあるヨドコウ迎賓館に似ています。
まだ現在は、その姿を見ることは出来ませんが、
解体、修復中の貴重な内部を見ることが出来ました。
大成建設のヘルメットをかぶって中に入ります。

写真を撮りましたが、現在進行中のプロジェクトのため、
ネットへの公開は禁止されています。
画像は、すべてが完成した後にUPしたいと思います。

講堂の見学では、東京文化財センターの方が、
とても情熱を込めて説明をしてくださり、遠藤新の細やかさに感動しました。


その後は、何度か応募しながらもなかなか当選しなかった、
明日館での、シーズンに1度のレストランに、今回当選しましたので、
そちらでランチを頂きました 

明日館のホールです。
レストランは、休日にこちらで行われる結婚式で、
お料理を担当している、ル・コルドンブルーによるものです。

前回は、音楽会で訪れましたが、
今回は、老舗のレストランの趣が醸しだされています。 

ランチは、応募の段階で選んであります。
前菜と、メインは、夫が、きのことホタテのリゾット、
いくらでもお腹に入るくらいの優しく、でも奥行きのある美味しさ
私は、とても濃厚な旨味のあるポルチーニのラザニア。
どちらもさすが!とっても美味しかった 
ワインも別料金で注文することができるので、頂きました

デザートも、とっても美味しく、コーヒーはフランクロイドライトの
デザインのノリタケの碗皿。
たしか、帝国ホテルでも使われていたかと思いますが、
この空間に、この碗皿、やはり良く合っています

今の時代、こういうかけがえのない建物、空間で頂くと
美味しさも一層高まるように感じます。

また当選しますように。。。。

 

こちらは、明日館の近くにある、1903年に羽仁夫妻が創業した、
婦人之友社の社屋。
こちらも遠藤新氏によるものなのだろう。。。
と、帰宅後調べてみると、こちらは、遠藤新氏の次男、遠藤楽氏によるもの。
1963年(S38)築なんだそう~

時代が変わっていっても、ライト、そして遠藤新、遠藤楽と
ライトのデザイン、思いを大切にして建ててきた
遠藤親子の愛をかんじるなぁ~

私にとっても、関西で出会った、武庫川女子大校舎、ヨドコウ迎賓館と共に、
その建築を通して、関西を身近に感じられる場所なのかもしれません