ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

カラスさんのいたずらの意味は

2012-07-10 06:34:15 | 里山の言の葉
 拙宅のカキノキさんです。
二本の古木がリンクして、カラスさんのお気に入りの止まり木です。



母屋の後ろの杉の古木は、さらにお気に入り。
お正月のカラスさんは、樹の下の屋敷神さんのお供え餅を召し上がります。



さらに奥へ、ご近所のサワラの古木さんへと。
カラスさんの、毎日の通り道です。
毎朝毎夕、一体何を考えながら飛んでいるのでしょうか。

 権兵衛さんの昔から、カラスさんはいたずら者です。
それでも昔は、人間さんの側にも、慈愛のまなざしがありました。
農家の年中行事・正月明けの鍬入りでも、畑には、カラスさんのご馳走をお供えして。
害鳥といえども、同じ生き物同士という、懐深い心情もありました。



 カラスさんは、常に高いところから、広い視野で、下界を見ています。
さらに、仲間と情報交換しながら行動する生態を、素朴に畏れる心もありました。
何より、カラスさんも、もともとが自然さんの欠かせない一部であるということ、
それが、今では忘れられてきたようです。

 実は先日も、市内のあるところで、カラスさんが、事件を起こしました。
愛らしいツバメさんの巣を襲撃して、ご近所さんが大騒ぎに。
皆さん悲しみの中で、対策をあれこれ協議していました。

しかし、一方では、カラスさんの行動にも、必然性があると感じました。
親ツバメさんも、もっと安全な場所を選ぶ必要もあるようです。
少なくともカラスさんを憎むだけでは、解決はないようです。
自然さん由来のものを憎んでしまいますと、早晩、自分自身も傷つく予感がします。



今朝も、お月さまは、柿の木の上をめげずにめぐっていました。
自然さんの奥の奥へ分け入れば、やがては天体の運行にまで行き着きます。

 とりあえず、ミニお供え餅を、巣の手前に置いてみたら。
カラスさんへのプレゼントに。
というような、回答を申し上げました。
飢饉の時も、カラスさんに種をおすそ分けしていた権兵衛さんの畑だけは実ったとか。


カラスさんのお話は、本当にいろいろありますが、またの機会に。
自然さんの現象には、何か意味があるものです。
今朝は、不思議な、カラス色の蝶さんにも出会いました。
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2 コメント

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Unknown (とう・しろ)
2012-07-10 21:20:00
カラスと言えば・・・
先週金曜日の朝、駅までの自転車走行中に
大樹の下を通りすぎようとした瞬間、
カラスのフン(運?不運?)が膝小僧に落下。
わずかな確率と考え、運(ウン)がついたと
自分勝手に解釈した朝の出来事でした。
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素晴らしい金曜ですね (青葉)
2012-07-11 04:59:03
とう・しろさん

ご体験談ありがとうございます。
金曜ですから、ズバリ金運が良好の見通しですね。
朝の駅方面といえば、普通ですと、ご出発・ご出勤の途上。
にもかかわらず、そのように解釈できるという、まさにそのお心こそが、金運や景気を改善する起爆剤と感じます。
景気の気は、気持ちの気でもありますね。
この際ですから、黒いカラスさんも巻き込んで、まずは気持の黒字決算。
お膝さんの小さな幸運さんが、世の中の夜明けの予兆となれば幸いです。
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