ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

硬い規格材も柔らかな園路に

2016-06-28 07:14:22 | 石の仕事誌
 石の園路工事です。



素材は、錆御影の輸入材が主体ですが。
要所には、稲田御影の原石も。
敷石用に割ったものですが、原石ですので、最小限の加工を加えつつ。



さらに、周辺部の既存の庭石も据え直しながら。



園路は続くよどこまでも。
その目的地は、画像の左手奥の玄関ですが。



横長の敷地の奥の住宅に合わせて、横長のお庭があり。
ところどころに、伝いの飛び石も仕込みつつ。



無事にたどり着いて、ただ今振り返りました。



ここにも一枚、稲田石さんが。
三種類の規格材の組み合わせで、園路の模様にに変化をつけておりますが。
規格外れの原石は、寸法的にも質感的にも、良い変化となります。



 さて、こちらが玄関の足元ですが、一番下の階段の水準に合わせました。
広々と風が行き渡り、安全に、かつ使いやすいように。



一般住宅のアプローチとしては、まことに長い道程でした。
経済性を考えても、規格品の活用が妥当なケースですが。
それでも、皆様が歩く一歩一歩に、二つとない変化を楽しんでいただけるように。



地盤の傾斜に合わせ、足元の勾配にも微妙な変化を織り交ぜつつ繋げて。
輸入材主体でも、やはりここは、日本の手仕事の現場。
仕上がる風景も、有り難い自然さんの一部となれば幸いです。

(※ブログランキング参加中↓ポチ押しオン願い申し上げます。)
茨城県 ブログランキングへ
にほんブログ村 環境ブログ 里地里山へにほんブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿