ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

雪ニモマケズ白河石の石山訪問

2018-12-21 06:42:53 | 石の仕事誌
 昨日は、福島県の白河へ。



厳密には、白河郡の西郷村さん内。
折々、資材調達に訪ねるなじみの採石場ですが。
いつ伺っても、この石山はいい感じ。



岩場の尾根のアカマツさんも、いい感じ。



こんなふうに、露出した岩盤もいい感じなのですが、昨日は社長と震災談義。
画像右手の色の新しいあたりが、大揺れで崩落しました。
普通の地震でも、普通の発破でも崩れなかった岩場が、一瞬にして崩れました。



あれから7年余で、ただ今は、小さなアカマツさんが岩肌に生きておりますが。
崩落した塊は、白河の小峰城修復に活用されたと聞きました。
大自然の生み出した石が、街の歴史の未来の礎になるであろうというお話。



その片鱗の一つは、今も崖の下に一つあり。
片鱗といっても、数十トンはあるでしょう。



実際、お山の大型建機でも、ピクリとも動かなかったとか。
小峰城の石垣の修復が、今後も順調であることを祈ります。
まずは、懸念された雪も無く、無事に積み込みも終えて一息つきました。



かつては、東北本線の便で都内でも盛んに使われた名石ですが、生産は細る一方。
特に、黒といわれる岩脈では、この山のみが歴史を伝えます。
隈研吾先生もお気に入りの黒ですが、わが町笠間の名所でも、お役に立てれば幸いです。
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