さすが北国、ナナカマドが美しい。
岩手県田野畑村、二日目の朝。
そろそろ、このシリーズも、結びを急がねばならない。
その前に今朝は、名勝北山崎を想い返した。
左端に背中見えるM先輩のお声がけで、再訪は実現した。
振り返っているのは、半年前にわが飯田城址を訪ねた、同期の信州上山田のМ君だが。
展望台まで、しばらく歩く。
平坦な道は、想い返す余裕をもたらす。
幸い、この時だけは雨も止み、松林は静かだった。
ひっそりと、そこに海があるのも忘れたように、立ち尽くしていた。
それにしても、このまっすぐな幹はなんだろう。
南部赤松の直幹には常々感服しているが、海辺でも直立の心変わらず。
展望台の一本松も、関東のケヤキのような樹形。
この点景は、夏場には有り難い日陰にもなるようだが。
断崖上から見る太平洋は、いかなる天候においても絶景であろう。
さて、いよいよ。
展望台に立って、断崖を横から望む。
つたないカメラの腕では、伝えられるのは、その威容の一端のみ。
潮騒の中でも、松の枝には底知れない閑さあり。
その深さは、ただただこの場で体感するしかないだろう。
再訪の印象は、一言では語り難いが、やはり。
壮大な海上の磐座でもあり。
悠久の天体の生成、その中で産み落とされたこの岩塊は、桁外れだ。
段丘は、海抜200mある。
昔は波打ち際までの階段を下りて、そこから駆け上がったりしたが。
今回は、ただ静かに、息を潜めて海を見た。
舟が一艘見えた。
乗っているのは男性一名。
その状況からすると、地元の漁業者の方か。
北山崎観光も、近頃は海上ルートが人気らしい。
日本を代表するジオポイントでもあるが、今後のアクセス改善で、観光の伸びしろも大きいと感じた。
ある首都圏在住の友人も、是非訪問したいと語っていた。
「死ぬまでに、一度だけでも」と。
それほどまでに熱望する心情は、多分正しい。
まだ彼は50代半ばだが、善は急げだ。
ブログ主らは、久々の再訪であったが、また格別の感慨もある。
実は、このあたりも、半世紀前の大火に見舞われたという。
その後の森の再生は目覚ましく、展望台も松に覆われそうな勢いだが、眺望の確保はなんとか工夫されるだろう。
段丘の上部は、一面のアカマツ林。
松茸が名産だが、潮風を浴びたものは、また格別の風味という。
この日は暗かったが、アカマツならではの直幹の明るさに、目が覚める。
風吹けば、かそけき神妙の音色は、思いがけぬ深みを帯びる。
松風、かしこし。
普段にあっても、その風を想い返し、考えて生きる価値はある。(稲刈りで途切れつつも、さらに続く)
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岩手県田野畑村、二日目の朝。
そろそろ、このシリーズも、結びを急がねばならない。
その前に今朝は、名勝北山崎を想い返した。
左端に背中見えるM先輩のお声がけで、再訪は実現した。
振り返っているのは、半年前にわが飯田城址を訪ねた、同期の信州上山田のМ君だが。
展望台まで、しばらく歩く。
平坦な道は、想い返す余裕をもたらす。
幸い、この時だけは雨も止み、松林は静かだった。
ひっそりと、そこに海があるのも忘れたように、立ち尽くしていた。
それにしても、このまっすぐな幹はなんだろう。
南部赤松の直幹には常々感服しているが、海辺でも直立の心変わらず。
展望台の一本松も、関東のケヤキのような樹形。
この点景は、夏場には有り難い日陰にもなるようだが。
断崖上から見る太平洋は、いかなる天候においても絶景であろう。
さて、いよいよ。
展望台に立って、断崖を横から望む。
つたないカメラの腕では、伝えられるのは、その威容の一端のみ。
潮騒の中でも、松の枝には底知れない閑さあり。
その深さは、ただただこの場で体感するしかないだろう。
再訪の印象は、一言では語り難いが、やはり。
壮大な海上の磐座でもあり。
悠久の天体の生成、その中で産み落とされたこの岩塊は、桁外れだ。
段丘は、海抜200mある。
昔は波打ち際までの階段を下りて、そこから駆け上がったりしたが。
今回は、ただ静かに、息を潜めて海を見た。
舟が一艘見えた。
乗っているのは男性一名。
その状況からすると、地元の漁業者の方か。
北山崎観光も、近頃は海上ルートが人気らしい。
日本を代表するジオポイントでもあるが、今後のアクセス改善で、観光の伸びしろも大きいと感じた。
ある首都圏在住の友人も、是非訪問したいと語っていた。
「死ぬまでに、一度だけでも」と。
それほどまでに熱望する心情は、多分正しい。
まだ彼は50代半ばだが、善は急げだ。
ブログ主らは、久々の再訪であったが、また格別の感慨もある。
実は、このあたりも、半世紀前の大火に見舞われたという。
その後の森の再生は目覚ましく、展望台も松に覆われそうな勢いだが、眺望の確保はなんとか工夫されるだろう。
段丘の上部は、一面のアカマツ林。
松茸が名産だが、潮風を浴びたものは、また格別の風味という。
この日は暗かったが、アカマツならではの直幹の明るさに、目が覚める。
風吹けば、かそけき神妙の音色は、思いがけぬ深みを帯びる。
松風、かしこし。
普段にあっても、その風を想い返し、考えて生きる価値はある。(稲刈りで途切れつつも、さらに続く)
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