水を巡り、行く年来る年です

　あわただしい年末、ご訪問ありがとうございます。
鉛色の空の夕暮れ、水戸市西部、サギソウ保存活動の成就院池を訪ねました。
風にさざなみが立ち、次々に川のように迫って来ます。

　あっという間の一年でした。
命と水を、あらためて間近に体感しました。
命も水も、天地を巡り続けています。

この一年の締めくくりとして、水辺のアルバムを開きます。
一滴一滴、かけがえのない命と水。
自然さんに感謝して、大切にこの年を送り、新しい年を迎えます。


誰もいない、静かな夕暮れでした。



ミニ豊葦原を、奥へ。
考える葦であったかと、反省しながら、右往左往の園路です。



折れた葦を見つめて、空が映ります。
葦にまとわりついているのは、何者。
ハンノキ系の種子の羽でしょうか。
勉強不足ですが、はかなく美しいのには、しばし感情移入します。



カキツバタさんの緑が、水のぬくもりに守られています。



アザミさん、完全燃焼。



アザミさんの命を伝える冬の葉は、こうして、コケさんとともに。



お隣の大塚池。
昨日は晴れました。
ハクチョウさんかオオハクチョウさんか確認を忘れましたが、108羽くらいいるでしょうか。



コクチョウさんも、少数ですが、しっかり存在をアピールしています。



芸を終えて、舞台を去る背中は、ネッシーさんとウリふたつです。



向こうからは、白いネッシーさんが近づいて、行くトリ来るトリの、めでたい構図。



ハクチョウさんは、水かきの足をばたつかせないですね。
ひとかきで、すいーっと進みます。
確かに、バレエの曲になるだけのことはあります。



夕方は、常陸太田市の里川河岸に来ました。
この時期も、透明で安定した水量を保っています。
水のバレエの名曲が続きます。


さざなみのバレエは絶え間なく。
透明な水を通して、川底の砂粒さんたちが語り続けます。
一粒ひとつぶのの鉱物さんたちは、皆、小さいです。
しかしながら、既に数千万回、行く年来る年を経験した、地球さんの大先輩です。
そのエキスは、照る日も曇る日も、私たちの体内で、私たちを生かして働いています。
私は、小さな石を見ても感謝したくなります。



まあるくて大きな石さんが、川の真ん中に鎮座ましましています。
石さんをなでながら、水が流れ続けます。
不動の意志が巻き起こす渦。

里川は、一段と格調高い、水の音楽に包まれました。
命と水の名曲が、自然さんと人々の心に共鳴しますように。


　ありがとうございます。
全国津々浦々のナンテンさんとともに、難を転じて福と成す、茨城笠間の里山でございます。

ブログレイアウト、しばらくお正月版でお届けします。
どうか、良いお年をお迎え下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◎里山生きてます∞茨城笠間
ブログランキングに参加してます↓今日の一押し、ありがとうございます。
　人気ブログランキング　　　　にほんブログ村