ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

忘れ去られた賑わいの脇道へ

2012-06-03 05:33:31 | 里山に捧ぐ
 こちらは、笠間の街を見下ろす丘の上です。
笠間のシンボル佐白山(さしろ)さんは、標高こそ低いですが、市街地の間近にそびえる小さな名山です。
かつては、お城山とも呼ばれ、今以上に存在感がありました。

昨日は、城下の街も賑わっていたようです。
弁天町・道の市と 行幸町(みゆきちょう)・わくわくフェスタの開催。
イベントも、現場仕事も、お天気良いのが一番です。
開催告知のドンドン花火で、景気良い朝でした。



そして、昼下がりの佐白山頂。
中腹に見える黄緑色は、スダジイさんの青葉でしょうか。

まもなく、震災から1年と3ヶ月。
住宅街の屋根も、ようやく修復が進んできました。
佐白山の城址も、石垣が一部損壊しましたが、その後の様子も拝見したいと思います。



 ところで、この丘には、旧笠間市役所がありました。
現在は、ご覧の通り。
震災で全壊、取り壊されて、更地になっていました。



合併前の旧笠間市では、柏さんが、市の樹でした。
鉄筋コンクリート庁舎が消えた後も尚、若々しい今年の青葉さんには、力がみなぎります。



 さて、街のほうに降りずに、青葉に誘われて、古い旧道を歩きました。
丘の脇に国道50号の旧道があります。
その旧道の、さらに旧道さんだったのが、こちらの道。

昔の国道さんは、現在の市町村道さんよりも地味でありました。
ただ今は、ほとんど、忘れ去られた歩道さんです。



路傍には、稲田石の忘れ去られた石垣さんがありました。
お城山さんの向こうを張って、震災後でも元気です。
空積み(からづみ)という、コンクリート不使用の伝統工法。

忘れ去られても、震災を経てみると、コンクリート庁舎よりも丈夫でした。
コバノガマズミさんが、賞賛の白い花。



 時の過ぎるのは早いもの。
数々の白い花を拝見した先週も、早く過ぎ去りました。
イボアタノキさんの白い花に、誰かさんが一休みです。



つられた青葉も、ヤブマオさんと一休み。
一応は人の子でありますから、人並みに休みたいひとときもあり。



ヤブマオさんと山椒さんがもろ手をあげてウェルカム青葉です。
忘れ去られた者たちだけの、穏やかな昼下がり。



スイカズラさんも、甘い甘い香りを放っておりました。
賑わいが、かすかに遠くで聞こえました。

青葉も香りも五感に染み渡ったところで、今日は、里山界隈の草刈の日。
朝露踏んで、草の香と明ける、里の日曜の始まりでございます。
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