ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

抜け殻さんの小さな声です

2012-12-19 05:13:35 | 里山に捧ぐ
 季節ははるかに過ぎましたが、蝉の抜け殻さんに会いました。
今年は台風もありましたが。
ここにしがみついたまんま、体勢を維持しています。

既に、本体は成仏されております。
ただ今は、抜け殻さんだけが残りました。

もののあわれもおぼえますが、有り難味も感じる、今日この頃。
特に、先の震災後は。
今は抜け殻でも、タフに生きた証の、その有難さ。



 蝉さん去った後も、相変わらず、世は、無常です。
左側の高いヒバの樹のてっぺんは、猛禽さんの狩場でした。
鳥さんの羽が、大量に付着しておりました。

また、右側のコウヤマキさんのてっぺんには、カマキリさんの卵が産んでありました。
地上10メートル。
この庭は、たぶん、海抜20メートルほどですが、まさか津波に備えたか。

それは、大げさな想定かもしれません。
しかし、なんらかの異変を感じるこのごろ。

確かに、すべては、常ならず。
諸行無常を、全ての自然さんと分かち合うこの頃。



 一方では、抜け殻さんのまん丸目玉のその先に。
緑一杯の、マメツゲさんです。
すべての皆さんが、黙々と、無常の音を聴いております。

音を聴いて、音を観る。
そんな菩薩さんに、人間さんも同行できれば幸いと。
背中で語る、抜け殻観世音さんでありました。
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