ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

いい縁いい人いい仕事です

2012-12-18 06:53:48 | 今日の一歩
 笠間で活躍中の、若い大工さんの仕事を拝見しました。
青葉の縁者の自宅、リフォームの現場です。



 この洋間にふさわしい、タモ材の棚も、大工さんの手作り。
ガラスの縁には、面取りが。
細かいところが、行き届いてます。



地盤の関係もあり、震災で痛んだかと思われましたが、幸い骨組みも大丈夫でした。
昔の良い技術を受け継いで、玄関の天井さんも、改修されました。



地元の杉材のぬくもりも、手仕事の下駄箱さんに生かされて。



時には、工場製作の組子も採用。
枠は現場合わせのイージーオーダーで、コストダウンも、余念無く。



使い手の便利を考えて、框(かまち)の寸法を広げるご提案も。
さすがに、人気の大工さんの仕事です。



見どころ一杯の玄関から、続く廊下の張替えは。
上々の桧材と、拝見いたしましたが。



実際には、節もあるある、普通のお品の束でした。
普通のお品ではありますが、節を見せたり、節無しだけを、まとめてみたり。
適材を、適所へと、こまめに編集。

やはり、大事なところでは、ちょっとの手間を、惜しみません。
そこが、人気のある人の、ちょっと違うところです。

その違いは、ちょっとの違いかもしれません。
が、そのちょっとが、とても大切です。



節といえば、杉の古木さんの、でっかいこの節。
面白い。
ここにしか使えない材かもしれませんが、ここでは一番面白い。



節は、枝さんの履歴書です。
節があるからこそ、樹木は生かされました。
サワラ材の節さんたちの、それぞれの緻密な年輪さんに感謝です。



地元に、とことん良い仕事をする若い人がいるのは、有難い。
腕はもちろん、ちょっとのことを大切にする、その心がけが素晴らしい。
何年先までも、予約が一杯というのも納得の現場でした。

有難い現場拝見。
ご縁に感謝、今日も仕事の、師走の空でございます。
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