ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

里山の秋、表情いろいろです

2011-10-30 06:41:49 | 里山に捧ぐ
 里山の入り口、黄葉のお顔に赤いお目め、秋の表情のカマツカさんです。
鎌の柄になる堅牢な材質。
ウシコロシともいいますが、稲田や真壁の石工さんの槌の柄には最適、私もお世話になっている木です。

見つめられますと、見つめたくなる里山の道。
毎日変化していく葉の色や木の実の姿。
茨城笠間の片隅では、今日も秋が進んでいきます。

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緑の中に黄一点は、香り高い楊枝にもなるクロモジさん。
このような黄葉のはしりには、よく出会います。
葉の付け根に傷か、何らかのトラブルがあるのでしょう。

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完全燃焼して、燃え尽きそうなネムノキさんの葉。
それでもなお、ヤマザクラさんの落葉を一枚受け止めるやさしさ。
やさしい木とは、強い木です。

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地面では、有名山菜であるゼンマイさんが、こちらも一枚、コナラさんの葉を乗せています。
このコナラさんの葉は、下枝の日の当たらないところで過ごしたのか、かなり小さいですね。
紅葉前の落葉ですから、目立たない、枯れ行く下枝での人生でしたが、こうして立派に大往生。
おてんとうさまは、ちゃんと褒めてくれますから大丈夫、不安は無用です。

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ウラジロノキさんの落葉と落果。
裏が白い葉っぱゆえのこの名。
落ち葉になってもなお、裏表のコントラストが鮮やかですから、ついつい見とれる地面です。

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色は地味ですが、ネジキさんの実の行列には、何か明快な主張を感じます。
冬になると枝先を赤く染めて、冬の里山の名脇役に。

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庭のツバキも実が裂け始めました。
酒は飲め飲め百薬の長。

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兄貴のほうは、既に完全にさけて、天晴れな姿。
さけましておめでとうございます。

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ノイバラの実は、小さいですが鮮やかです。
茨城県の名の由来も、常陸風土記の説話のいばらから。
その確認をしていたらば、茨城ブルーという青があったんですね。
しかと、拝見いたしました。
が、ジャパンブルーとの違いがわからない男の青葉でございます。

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ノイバラの説話を思いながら歩いていると、雲が出てきました。
神無月もあと二日ですね。
雲出る原に、ガマの穂さんが二人三人、白兎癒した大国主さんの深い徳を伝えます。

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日の出の大国・常陸の国に、陽はまた上りました。
このクリの実の品種名は、大国(たいこくではなく、おおくにと読みます)です。
同じ漢字でも、読み方で印象がだいぶかわりますね。
また、たいこくとだいこくでも、ずいぶんと印象が変わります。
冷え込む秋だからこそ、豊年万作、福々しい、温かみのある言葉を愛用したいものです。

ちなみに白地は、日本の銘石・茨城笠間の稲田石で、がんばっぺ日本・茨城。
栗も美味しく頂ける、茨城・笠間の人徳の里。
自然さんと皆様の人徳に、今日も感謝です。
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