ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

地域恒例の研修で栃木足利へ②

2018-11-20 06:57:26 | 里の歳時記
 足利学校の続き、自撮り紳士の向こうに、竹林在り。



その向こうの白壁は、古書収蔵庫です。
国宝・重文多数保管してありますが、竹林の環境は、七賢人の御縁でしょうか。
今頃は虫干し作業の時節ですが、この日は曇天につき、扉は閉じておりました。



 さて、一行は、萱ぶきの大屋根の前へ。
平成になって再建された庫裏ですが、防火用の散水パイプもしっかり。
但し、カラスのいたずら等、保存にはご苦労があるようです。



萱の耐久性の向上のため、年に何度かは煙を回す作業もあるとかで、頭が下がりました。
引き続きご案内頂きましたが、こうして歴史が伝わる日本国は、まことに有り難い。
一方、孔子先生の母国は既に滅んでおり、自称四千年の歴史は、実はつぎはぎのもの。



なにぶん易姓革命の国ゆえに、前代は全否定され、異民族に入れ替わることもたびたび。
現在の某独裁国も、歴史は実に新しく、国名の語句の人民と共和国も、実は日本語からの借用。
噴飯物のプロパガンダの実態は、幸いにして、近頃わが国にも知られるところとなりましたが。



話を戻すと、お庭も力作。
学校の原点を体感できる足利学校さんへ、良い子の皆様は、是非お運びください。



 さて、ところ変わって、大銀杏さんの前。
こちらは、足利氏菩提寺の鑁阿寺(ばんなじ)さんです。



解説に聞き惚れて、写真は、国宝の本堂の軒端の一枚のみ。
垂木の構成は当時最新モデルの禅様式らしいですが、密教寺院でなぜ禅様式なのか。
ちょっと不思議とお伺いしましたが、詳細は不明ということでした。



が、いすれにしても、歴史の重み有り難く、門を出ます。
ふと思い出しましたが、笠間の歴史も、ほぼ同時代に時朝公の活躍あり。
お不動さんや古城址など、同年代起源の遺構は、わが地域にもございます。



ちょっと身近に感じつつ、土塁とお堀を巡りながらの、ひとときの歴史回想。
あの時代の東国武者の躍動の記憶が、そこかしこに潜む趣でございます。(続く)
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