ただ黙々と切干大根さんです

　昨日は、農家さんの庭先におりました。
良く晴れました。
切干大根さんも、良く乾きました。

天日干しは、香りが違います。
一番に素朴ですが、一番に贅沢な香りです。



お天道様の愛で、大根さんの甘みが増します。
照らして乾いて、甘くなる。
甘く照らされた、日本の暮らしでした。

もともと、自給自足の島国でした。
何でも生かして、何でも頂きましたが、そのかわり手間ひまは、惜しまない。
冬をのりきるための保存食づくりが、人々の知恵を深めました。



こちらでは、赤が鮮やかです。
唐辛子さんも、照り映えております。



　ところで、今年のキンカンさんは、寒波で痛みました。
こちらのお庭では、初めてのケースです。
地球さんが変動しておりますので、来年から、霜よけが必要かもしれません。



ミカンさんも、コタツに並ぶまで、我慢の日々。



西風が強まって、クチナシさんの赤が揺れだしました。

　近頃、大陸方面では、大気汚染が深刻です。
春先にかけては、黄砂の中身にも、警戒も必要です。
静かな庭先にも、遠い世界の音が、忍び寄ります。



椿さんが、春を待っております。
厳寒に、耐えて静かに、知恵を出す。
切干さんのザルの前で、息を整えました。
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