ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

岩手に育つ青年の森に寄す⑩

2018-09-22 06:57:55 | 里山の言の葉
 いよいよ最終プログラム、記念植樹が始まった。



青鹿寮前での手順説明の後は、行動あるのみ。
南斜面へ、班ごとに分かれてヤマザクラを植えた。



本降りの秋雨の中、想い返して考えつつ、ブログ主は見学のみの予定だったが。
何しろ現場がこれでは、そういうスタンスは有り得ない状況。
もしもこの日が晴れていればというような、そんなもしもは、人生には許されないものである。



御託はさておき、ともかくは動けと、記念の標識を担当させて頂いた。
革靴のまんま、山中でスコップ振るうのは、人生初。
人生は足袋であるとの認識だったが、例外のこの日は股割態勢で、靴とズボンの泥跳ねを避けつつ遂行した。



それが終わったころには既に、ブログ主班も植樹完了。
参加記念のネームプレートが見えるが、この銘板の意味は、責任の所在を示すものだろう。
もしも苗木に何かあった場合には、万難拝して駆けつけよの意味かと、解釈した。



ともかく、お陰様で無事に完了。
斜面に残されていたヤマザクラが一本、苗木を見守るように立っていた。

下準備と当日と、担当スタッフ各位には、感謝あるのみ。
作業者だけで行えはすぐに仕上がる仕事も、イベントで行うのには手間暇かかる。
地元田野畑の方々が半世紀にわたり、黙々とサポートされてこられた深さも、ふと感じた。



寮に戻ると、アカマツの薪があった。
笠間と県境を越えた陶芸の街・益子在住の草創期先輩のプロジェクトだ。
登り窯用に数をまとめて、陶芸家へ届ける事業が始まっている。



事業がより円滑に進むための工夫は、まだまだ必要とのお話だったが。
パイプの広がりとともに、田野畑の松風のエキスは、陶の炎と燃え盛るのだろう。
近く益子の先輩夫婦をご訪問して、松風作品を、是非拝見できればと願った。(続く)
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