目を見張るトンボさんの動き

　昨日の画像の、一時間後ですが。



お天道様が昇り、日差しに反応して四分の一回転。
びしょ濡れの羽を、少しでも早く乾かすべく。
合理的な位置取りへと、移動しておりました。



日の出前は、こんな感じでしたが。



日が出た今は、蒲の穂さんのてっぺんまでよじのぼり。
多分、低温でしびれる足で、そろそろと這い上がったのでしょう。
それにしても、エライ。



夜露を避ける位置取りがベスト、というようなツッコミは脇において。
この時期になってもなお、生き抜くための絶え間ない努力に驚かされました。
左の奥では、お仲間もまた同じ向きで、羽を日差しの正面に向けており。



さすがにこの時期になると、各所とも相当に傷んでおりますが。
最後の力を振り絞る姿には、毎年心を打たれるものです。



お陰様で、この朝もまた、学ばせて頂きました。



それにしても、この小さな頭ながら。
その小さな神経の中枢に仕組まれた、生きぬく力の神秘は深い。
その深さを最後まで発揮することの大切を、晩秋のトンボさんは伝えつつ。



お天道様に、ただただ背中で感謝を捧げ。
この日も目指す、日本晴れの空でした。
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