ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

腰すえて椿の小道歩きました

2012-04-09 05:43:56 | 里山を歩く
 ヤブツバキさんが満開の屋敷林に伺いました。
肝心の気温が、なかなか上がりません。
そんな春、ツバキさんの木陰の赤が有難い。



満開とはいっても、青葉の間に、ぽつりぽつりが自然の姿。
自生のものは、葉も割りにまばらで、白い滑らかな幹がのぞきます。
その景色が、ヤブさんの魅力です。
ツバキはヤブに限るとは、明治生まれの親方さんの口癖でした。



風とともに生きるツバキさんが、風土の中で大木になりました。
樫の木さんのように、おおらかでたくましい。
そして、幹や枝は、粘り強さがあります。
常緑樹では、特に強いと感じます。



シュロさんたちをしのいで、屋敷林の天下を統一されました。



天下を統一した後でも、地上のこぼれツバキさんの色は、初心を忘れず。
杉の大木さんたちも一目置く、椿一族ヤブ家の太郎さん。



会えてうれしい花いちもんめ。
愛娘の花子さんにご挨拶。

おや、花びらに、黄色い花粉が、こぼれています。
メジロさんの足跡でしょうか。
花粉症マスク姿の屋敷林のご主人さんとともに、花粉ショーを堪能いたしました。



椿、椿、また椿。
腰をすえて、椿さんを拝見し、注目しました。
しっかりと拝見しますと、集中します。

花に集中することによって、小さな感動が大きくなります。
その結果、しばし、我を忘れます。
忘れる折に、何か内側に固まっているもの、たとえば無意味な緊張なども、忘れます。

腰が据わって、無意味な緊張は抜けていく。
だから仕事も元気にできる。
生き方がどうのと理屈こねる前に、今咲く花に感動することの方が先決かも知れません。



お陰さまで、とても落ち着きました。
低温で、サクラ前線とともに北上するムシムシ前線さんも、茨城の手前で一休み。
やぶ蚊さんの出る前でよかったですが、低温が気になるこのごろ。
花さんとともに、天地の声を拝聴して、腰をすえて働かせて頂きます。
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2 コメント

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”赤ちゃん”椿 (舞台)
2012-04-09 08:29:51
お陰様で、「舞台」の椿もほぼ満開ですが、
自生の大木に比べれば、
よちよちの赤ちゃんですね。
長かった寒さ・春の嵐に、
よく耐えてくれました。
窓越しに、”赤ちゃん”の笑顔を堪能しているこの頃です。
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ありがとうございます。 (青葉)
2012-04-10 04:46:09
舞台さん

コメントありがとうございます。
赤ちゃんでも、花は立派に咲きますね。
果実も立派です。
寒い中でも、いつの間にかつぼみが脹らんでくる。
樹の花は、美しく力強く、春の息吹を体現しております。
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