ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

イナゴダンスで、お田んぼ囃子

2011-08-03 06:21:12 | 里山の役者たち
 我が家の田んぼも、出穂の兆しがあります。
夕方、車庫にトラックを入れる前に、田んぼを一回り。
このごろの田んぼは、なんと言ってもイナゴさんです。

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 今日の仕事も無事終わり、さてさてイナゴとナゴミましょうか。
ところで、いなごはどこに居なご?
居ました居ました、いくらでも。
そこにもここにもいくらでも。

相当な数のイナゴさんですので、稲の葉も相当かじられています。
でも、これしきのことでは、稲の収量も味も落ちないでしょう。
先日ご報告のバケツ稲で体験したように、稲の再生力は強靭です。
もっとも、無農薬栽培は、昔のハムのCMのように、苗をたくましく育てるからかも知れませんが。

 夕方のイナゴさんは静かです。
今は食休みでしょうか、低温の影響もあるのか、ほとんど動きません。
それでも、撮影しようと接近すれば、隠れるのですね、これが。
葉の裏側、撮影しにくいアングルにくるりと回って、あざ笑うように、こちらを見ています。

こういった、イナゴさんたちのアクションというものは、なかなかにこしゃくなものであります。
あざ笑うはずもないのですが、一匹一匹に、そういう印象を感じます。
ところが、これが集団になりますと一転、皆のパターンが一緒ですので、イナゴ音頭のお田んぼ祭りです。
唄はもちろん、いつも笑顔の三波春夫さんです。

 東京のお方も!
そりゃそりゃそりゃそりゃ!
名古屋のお方も!
そりゃそりゃそりゃそりゃ!
お田んぼ~、お田んぼ~(お田んぼ囃子、以下省略)。

と、ここまで書いたら、カラスがカアカア鳴いてます。
あ、また鳴いてます。
フンとにもう、生き物たちは、人間をナメてますよね。
それは、笠間も濃尾平野もおなじでしょう。
でも、それも仕方がないですね、人間もだいぶ生き物たちをナメてきましたから。

 生き物というものは、それぞれに芸があります。
芸は身を助けますので、今こそ注目と感じます。
注目すると、いろいろなことがわかり、こちらも豊かになり、発想に余裕が生まれたりします。
もちろん、笑いや話題の幅も広がり、最終的には、人と人の関係も豊かになります。

今は、乱世です。
たくましく優しく生き抜く芸を、自然の恵みとともに養っていきたいものです。
イナゴのダンスを横目に、シオカラトンボのオスとメス(胴が黄色い、別名ムギワラトンボ)が休んでいました。
こちらに二枚、添付いたします。



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