黄色さんに注意の草むらです

　黄色いお花畑は、オオキンケイギクさんです。
先日、笠間市の回覧でも回ったそうですが、この花を見たら、ご注意です。



きれいな黄色さんですが、日本の侵略的外来種ワースト100のメンバーなのです。
どんどん増えて、ナデシコさんのような、昔からの野の花さんが蹴散らされます。



じきに、こうなってしまいます。



草刈に耐え、種も何年も生き続けますから、根絶が困難です。
早めの対策、見つけたら惜しがらずに根っこごと抜いて、撤去が急務です。
そうとは知らずに、植えている方もあります。

実は、外来生物法にも、詳しい定めがあります。
どうか、撤去にご協力をお願いしたいものです。
こういう話は、口コミが一番ですので、ご近所さんやフェイスブックなどで、話題にしてください。



芸術の森公園の入り口にも、大群落です。



こんなふうに。
こちらからの見返りが、トップ画像のお花畑です。
ご近所の通りにも、目だっていました。
果たして、キレイでありさえすれば、観光になるのか、芸術にふさわしいのか、どうか。
よく考えたいところです。

　ところで、中村草田男さんの句に、「万緑の中や吾子の歯生え初むる」があります。
百花繚乱の後に訪れる万緑の季節。
幼子の白い歯のように白い花が、とても良く映えます。
折りしも今、里山では、ヤマボウシさんやエゴノキさんや、先日の記事のコバノガマズミさんなど、白の名優が勢ぞろいの頃。

昔ながらの春の黄色さんたちも、この季節には、一段落です。
この公園の傍らでも、たくさんのヤマボウシさんの白い花が、緑の上に咲いています。
この季節ならではの、本来の万緑に映える点景をこそ、笠間を訪れる皆さんに楽しんで頂きたいものです。



　さて、夕方になりました。
昔も今も、花としては、あまり人気のないドクダミさんに会いました。
日の長くなったほの暗い夕べに、なぜかは存じませんが、思いがけない気高い白の印象でした。
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